静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

刺し網実習

2018年02月28日 14時32分26秒 | 実習

こんにちは、園長の青木です。
漁業学園に来て、漁師になりませんか?
漁師になりたい人を募集中!
ホームページはこちら。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/

おとといのブログで刺し網の収納練習を紹介しました。
この刺し網を積んで、「わかたか」で出動です。

実際に刺し網を海にいれ、回収する実習です。
航海専攻の生徒が行いました。


海もべた凪、船酔いの人もなく実習ができました。
最後に網を洗うところまでやりましたよ。


実際に魚が捕れれば、もっと楽しかったでしょうけどね。
そこは残念!

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
3月17日と18日は春休み期間中の見学会を行います。
詳しくはホームページでお知らせ中です。
近日中に、漁師.jp(トップページの「地域からのお知らせ」)でもお知らせします。

 園長のつぶやき
学園では、いろいろな漁業のことを学びます。
実は今年の生徒で、刺し網漁に就職する人はいません。
「じゃあ、なんでやるの?」
と思いますか?

中学や高校で、国語、数学、理科、社会、英語と言った主要科目に加え
体育、音楽、美術、などの授業があります。
たとえば、美術の知識がなくても生きていけます。
実生活で困ることは少ないでしょう。
美術を仕事にする人以外は必要と言えないかもしれませんね。

遠洋漁業の漁師が、沿岸漁業のことを知らなくても良いのかもしれません。
実際に沿岸漁業の現場を知らない、遠洋漁業の漁師は多いでしょう。
自分のやっている漁業以外を知っている人は少ないです。

でも、だからこそ学園にいるときに漁業のことを広く知ってほしいと思います。
学園の授業では、多くの外部講師を呼んで、漁業のことを多角的に学びます。
就職したら、こんな機会はなくなります。

学園は大型漁船の幹部を育てます。
彼らは、これからの漁業を背負う人材です。
自分の漁業だけ知っていれば良いでしょうか?
船の責任者を超えて、漁業全体をけん引する人に育ってほしいと思っています。
そのために、広く漁業を学ぶのは決して無駄なことではありません。

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わかたか下架

2018年02月27日 10時48分21秒 | 実習

こんにちは、園長の青木です。
漁業学園は漁師になるための専門校です!
「漁師になりたい人だけ」来てください!
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ドック入りしていた「わかたか」のメンテナンスが終了。
すっかりキレイになりました。
48期生も、これで「わかたか乗船終了」...


と思っていましたが、実は刺し網の実習が行われます。
航海専攻と機関専攻に分かれて行うことになりました。
船長がんばるなぁ。
今年度のわかたかは大活躍です。


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3月17日と18日は春休み期間中の見学会を行います。
詳しくはホームページでお知らせ中です。
近日中に、漁師.jp(トップページの「地域からのお知らせ」)でもお知らせします。

 園長のつぶやき
何人もの生徒が3月の海技士試験に向けて夜遅くまで試験勉強をしています。
寮は消灯が10時30分です。
あんまり、遅くまでやると翌日の授業に支障が出るので12時には寝てもらうことにしました。
また、朝早く起きて勉強する生徒もいます。
...たぶん、彼らが中学、高校のときに、ここまで勉強することはなかったと思います。

ところで、学園では海技士試験を受験しますが、これは筆記試験だけ。
筆記試験に合格しても、面接による口述試験に受からなければ海技士免許はもらえません。
でも口述試験を受けるには3年の乗船経験が必要なのです。
3年後に口述試験を受けるときには、学園で勉強したことを忘れているかも知れません。
就職して3年後に勉強して、筆記試験と口述試験に合格すれば良いという考えもあるかも知れません。
がんばって勉強しても意味ないよ...って。

でもね...勉強なんて簡単にできませんよ。
なぜ生徒たちが、がんばって勉強しているか?

寮生活で、同期生のがんばっている姿を見るからです。
ここが、今までの中学、高校の生活とは違います。
たとえ、筆記試験に合格できなくても、がんばることができたことを体験できます。
3年後に筆記試験から受けることになっても、必ず自信を持って臨(のぞ)めます。

そして筆記試験に合格した場合。
これは、達成感と自信を得ることができます。
しかし、就職してすぐに海技士資格の必要な役職には就けません。
でも、
「こいつは勉強してきた」
「将来は船長や機関長になるんだ」
と周りの見るんですよ。
3年後に口述試験を受けるときに、また勉強が必要だと思いますが
それでも一から勉強のとは全然違うはずです。


「勉強が嫌いだから、漁師になろう」
って思っている人もいるでしょう。
いやいや。
現在の自分が勉強しないからと言って、将来の自分を決めつけないでください。
学園では多くの人が自分を変えていますよ!

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刺し網の収納練習

2018年02月26日 13時20分05秒 | 実習

こんにちは、園長の青木です。
漁業学園は「漁師になるための専門校」です!
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48期生が学園で実習できる時間も残り少なくなりました。
今回ご紹介するのは「刺し網の収納」です。
刺し網というのは、細い糸で作られた網に、魚などを絡ませて捕獲する漁業です。
静岡県ではヒラメやイセエビ漁が行われます。
とくにイセエビは漁期(漁業をする時期)が限られるので、イセエビ専門という人はいません。
沿岸漁業の人が、「秋以降はイセエビもやる」って感じです。


キレイに収納しないと、絡んでしまって出すときが大変です。
二人一組になって、素早く、キレイにしまう動作を練習しました。


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 園長のつぶやき
もう来年の入学試験に向けて、見学申し込みが来ています。
早くから進路を決めて準備をするのは、もちろん良いことです。
でも、入学試験に間が空くことで、気が変わって受験しない人も少なくありません。
その、気が変わった人は、どうなるか?
私も気になるところです。

このところ耳にするのは漁師以外の仕事に就職することです。
この2年ほどで、高卒者の求人がすごく良くなりました。
特にガテン系というか、体を使う仕事は求人がたくさんあります。
しかも、若い人をかわいがってくれます。
最初は夏休みだけのアルバイトということで初めて、そのまま継続となるようです。

このとき、アルバイトが継続なのか、正規社員として雇用なのかはちょっと分かりません。
でも、これが大問題。

正規社員としての就職なら給料も良くなります。
長く働けば、だんだんと高度な仕事になり、さらに給料も上がるでしょう。
その代わり、その給料に見合う仕事ぶりも求めれます。
上司の指導も厳しくなります。

一方で、アルバイトの場合。
これは、正規社員より安い給料で働いてくれるので、会社には貴重な存在です
手放したくないので、大事にしてくれます
給料や待遇以外は、居心地の良い状況が続くでしょう。
でも「このままで良いのか?」という思いが出てくるはず...

漁師以外の道を選択することは、その人の自由です。
もっと適した職業があるかも知れません。
でも、「目の前のおいしいもの」に釣られるのは、どうなんでしょう?
たとえ、たいへんでも自分がやりたいものを選択するならOKです
大変なことを避けるため、楽なことを選ぶのは辞めてください。

高校を中退して、学園に来ることも同じです。
高校での勉強が面倒だから...と言う理由で学園に来れば
きっと、同じ理由で学園を辞めることになりますよ。

前向きな理由で、自分の道を決めてください。

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卒業生の来園(遠洋マグロはえ縄漁船)

2018年02月23日 09時45分06秒 | 卒業生の活躍

こんにちは、園長の青木です。
漁業学園で漁師になる人生をスタートさせませんか?
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同じ遠洋マグロはえ縄漁船で活躍する二人の卒業生が来てくれました。

右が47期生のOくんです、左が43期生のNくん。
二人ともちょっと変わった経歴です。


Oくんは、介護関連の仕事をしていましたが、30歳で学園に来ました。
衛生管理者の講習会で、学園出身のマグロはえ縄漁船に乗る漁師との出会いがありました。
そこで、世界の海で働く仕事に魅力を感じ、一念発起で漁師の道を選びました。
周りのへの思いやりがあり、人が見ていないところで皆のために仕事ができる人です。
でも、この年齢もあって仕事は肉体的に大変だと言っていました。

もう一人のNくんは現在26歳。
学園でも船でもOくんの先輩ですが、実は年下です。
彼は実家が建設業。
その関係の某有名大学に進学しました。
でも決められたレールの上を走ることに疑問を感じ、漁師になるために学園に来ました。
機関員5年目です。
そして、次の航海から機関長になります!
本人は責任の重さで、ぜんぜん浮かれていませんでした。
すごいなぁ。おめでとうございます。


機関長になるには、船のエンジンや冷凍機などの機器類を任せられると認められたと言うことです。
もちろん、四級海技士免許は必要です。
でも、資格だけでは機関長には成れません。
船で機関長と言えば船長と同格ですからね!

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詳しくは近くホームページ、漁師.jpでお知らせします。

 園長のつぶやき
さて、来園してくれたOくん。
まじめな性格もあって、いろいろ悩むこともあるようです。
先日も、先輩であるNくんがアドバイスをしていました。
もちろん、私たち学園職員も励ましの言葉を伝えました。
きっと、47期の同期生たちも応援する言葉を投げかけていると思います。

気仙沼船主協会の吉田鶴男さんは、斡旋した漁船に乗った後も
つながりを持って、サポートしているそうです。
吉田さんは、すごい人だと思います。
私には吉田さんほどのことはできません。
でも、学園は職員や、同級生、卒業生が漁師として巣立った生徒を支えてくれています。

近年の学園卒業生ですが、仕事の定着率は8~9割です。すごい数字なんですよ!
ふつうの仕事でも、高卒5割、中卒3割の定着率と言われているのです。


きびしい漁業現場。
しかも海のことは何も知らない。
そんな人が、漁師として生き残り、幹部になっています。

学園で得ることができるのは、技術や資格だけではありませんよ。
ここでしか手に入れることができない宝物があるのです。

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三学期身体測定

2018年02月22日 13時38分16秒 | 学園紹介

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
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48期生の最後となる身体測定を行いました。
身体測定は各学期に行っています。
が、私は電話番に残るので見たことがありません。
そんな訳で、ブログではほとんど紹介していませんでした。
今回は電話番をサボって、写真を撮ってきましたよ。

意外にも、生徒は真剣そのもの。
「気が散るので写真撮らないでください!」
って言われてしまいました。


身体測定の結果は自分の成長の証(あか)し。
最後の身体測定ですから、気合いが入るのも分かります。
ジャマにならないように、こそこそ写真を撮りました。

私も握力を測ってみましたが、力を入れたら脇腹が痛くなりました!

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3月17日と18日は春休み期間中の見学会を行います。
詳しくは近くホームページ、漁師.jpでお知らせします。

 園長のつぶやき
生徒も高卒者以上が増えてきたことで、この一年で身長が伸びることはそんなにありません。
それでも、胸囲であったり、握力、背筋力などは増えていきます。
それぞれ、たくましくなって卒業していきます。
心技体の成長を見るのはうれしいですね

さて、今日は入学試験の合格発表。
玄関前の掲示板を見に来られた方もいらっしゃいました。


県外の方が多いので、ほとんどの方は電話でお問い合わせされます。
担当は次々にかかってくる電話に対応していました。
電話の外線は一本しかないので、「お話し中」でお待ちになった方もあったかも。
すいませんでした。
次に会うのは3月20日の入学オリエンテーションです。
元気な顔を見るのを楽しみにしています。

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