静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

12月のご挨拶

2012年12月28日 13時07分36秒 | あいさつ
8月1日にブログを立ち上げて、早いものでもう5ヶ月が経ってしまいました。
毎日、何を書こうか、伝えたいことは何か、暗中模索しながら書いてまいりました。

知人に学園のことを話しても 「どこにあるのか?」 「どんな学校?」 「知らなかった」 という返事が多かったです。
もっと漁業高等学園のことを知ってもらわなければいけないと思いました。

学園では、生徒達が社会に巣立つ前の1年間を日々努力しており、その成長の姿にはドラマがあります。
少しでも学園のこと、生徒達のことを知ってもらえれば有り難いです。

へたくそな記事を多くの方に読んでいただいたことに対し、心より感謝申し上げます。
来年も新たな気持ちで書こうと思っています。
どうぞ、よろしくお願いします。


(写真は、実習船「やいづ」から見たグアム西方約500km、西マリアナ海の日の出です。)

   
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初めての沖縄 生徒作文

2012年12月27日 10時26分54秒 | 24年度 乗船実習
乗船実習で、生徒達は12月11日(火)~13日(木)の3日間、沖縄に上陸研修を行っています。
その時の生徒の感想を紹介したいと思います。


 12月11日に沖縄に入港した。
 僕は沖縄が初めてだったので、かなり楽しみだった。
 着いた時の感想としてイメージとは違った。

 僕のイメージでは、かなり暑くもっと田舎なところだと思っていたので少しおどろいた。
 1日目は、国際通りを回った。
 特に、学生が多く、さすが修学旅行の定番、360度どこを見ても学生と店の人達であふれかえっていた。

 国際通りでは、サータアンダギーを食べた。
 この3日間で結構食べたが、市場2階の「歩」という店が一番良かった。

 他店とは違い、一つの味のしかなかったが、その分美味しさが詰まっていた。
 夕食にソーキそばを食べたが、そこまで美味しくなかった。
 
 2日目には、バスツアーに行った。
 目玉の(美ら海)水族館はすごかった。
 有名なのは、知っていたが、あれは、人気が出るはずだ。

 一番大きな水槽には、ジンベイザメ、マンタ等大きな連中がたくさんいて、見ていてあきない。
 多分、3時間は見ていられる。
 その他もマナティやカメ等、見るところがたくさんあり、良かった。

 イルカショーも良かった。
 イルカは頭もいいし、運動能力も高く、羨ましかった。

 ツアーの最後にパイナップル園に行った。
 好きなので、かなり楽しみだったが、残念だった。
 まさかの一周で終わりだったし、パンフレットにはパイン食べ放題とあったが、あれは食べ放題ではなく、試食です。

 たくさん食べようと思っていたのに、かなりショックだった。
 夕食には、先生に教えてもらったステーキ屋にいった。
 目の前で、調味料が踊り狂う様は圧巻だった。

 最後の背面キャッチはしびれた。
 味も良く、焼きたてがすぐに出てくるのもすごく良かった。

 3日目は、ガリガリ君の当たりが出た以外は、特に何もなかった。
 沖縄も終わり、もう後は帰るだけだった。
 最後まで、気を引き締め、焼津に帰りたい。


    

  






 
 

  

 
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カツオ一本釣り操業 生徒作文 「30分戦争」

2012年12月26日 10時22分57秒 | 24年度 乗船実習
実習船「やいづ」による乗船実習でカツオ一本釣り操業が一番、生徒の心に残る実習と思います。
かつお一本釣り操業の体験を「30分戦争」と題してS君が作文にしてくれました。

(11月1日と5日のブログで実習前の釣り込みの練習を紹介してますので、ご覧ください。)
(10月3日と4日のブログで紹介したジンベイザメが今年も見られました。)

 今回の実習で一番思い出は、何と言ってもカツオの一本釣りだろう。
 7kg級の大群との闘いは今でもはっきりと思い出せる。
 という事で、操業に関して書きたいと思う。

 予定より2日早い(11月)22日に操業を開始した。
 初日は、(釣り)台に立つ事がしばしばあったが、1匹も釣ることができなかった。
 2日目は、小物だが釣ることができた。

 初めの頃は、カツオがバケ(疑似餌)を食ったら勢いよくハネ(釣竿)を上げてしまい、何本もホームランを出してしまった。
 数を重ねていくうちに、バケを食われても焦ることなく、教わった通りやることができた。
 しかし、カツオを上げてもバケをうまくはずすことが出来なかった。

 最初は、散水したらバケを投げずっとバケを見ていたので、先生達が「きたぞ」と言っても全く分からなかったが、
 数日して馴れた時、ふと顔を上げると、魚影や飛び跳ねる姿を見ることができた。
 そこからは、操業中気合を入れるべきところとそこまで構える必要のないところと多少区別ができ、よりよく操業が行えたと思う。

 そして、いよいよ7kg級の話にいきたいと思う。
 この群れに当たったのは操業4日目のことだった。
 この前日は、たくさん釣れた日だった。

 しかし、僕は0-4のワッチ(午前0時~4時の当直)に入っていたため、その日の操業には参加していなかった。
 なんとも悔しい思いをしていたため、燃えていた。
 しかし、そんな思いとは裏腹にナブラ(カツオの群れ)は全くなかった。

 今日はもう終わるのかなと思っていたら大物の群れがきた。
 物(さかな)が大きく最初は2丁羽(2人一組、2本竿)でやった。
 練習とは違う相手と組んだが、それなりに息も合い、釣ることができた。

 その後、1丁(自分一人で一本の竿)にしたが、そこからが最高だった。
 食った時の引きや上げる時の重量感など、なんとも楽しかった。
 特に、カツオを上げてバケがはずれ、バケを入れたと同時にカツオが食うという流れが3回続いた時は、超気持ちがよかった。

 この群れとの闘いは、30分以上にわたり、釣る楽しさと同時に最後の方は疲れが出てきて、厳しさも味わうことができ良かった。
 この30分の闘いは、良い土産話になるし、忘れられない思い出になるだろう。


  

  

  


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学園ホームページに「乗船実習」の詳細レポートを掲載しました!

2012年12月25日 10時22分35秒 | 24年度 乗船実習
実習船「やいづ」による乗船実習は、12月18日に下船式を行って無事に終了しました。
生徒達は、一つひとつの行動が迷いなく素早くできるようになり、この1ヶ月で大きく成長したと感じています。
学園ホームページに、乗船実習の様子を生徒の感想も交えながら写真約50枚でレポートしたので、ぜひご覧ください。


内容 出港・・・そして初めての船酔い
    初めての作業・活餌積み込み
    24時間学んでいます・・・当直
    課業
    待望の操業!
    船の食事
    初めての海外・・・サイパン見聞
    沖縄見聞
    

  乗船実習の詳細レポート (ここをクリックして下さい。)
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新実習船「わかたか」の建造報告(2) 船殻工事、エンジン・計器類の確認検査

2012年12月21日 10時44分50秒 | 新実習船の建造
新実習船「わかたか」については、9月27日のブログで起工式の様子を、10月30日のブログでメス型型枠工事の様子を報告しました。
現在、建造工事が順調に進み、船殻工事では船の内部隔壁が出来上がりつつあり、ブリッジの形も見えてきました。
また、主機関となる450KW出力のエンジンや計器類については、工場での確認検査が終了したところです。

来年2月20日に進水式では、素晴らしい新実習船をお見せしたいと思います。


  

  

  

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