5月29日
今日は、南駿河湾漁協の市場、原子力館、温水利用研究センターを見学しました。
御前崎の市場では、小型定置と小型船の水揚がありました。かつおが水揚げされる時期ですが、群れが近くにいなかったのか、天候が良くなかったのか、残念ながらありませんでした。
海上保安庁の巡視船。御前崎港には、海上保安庁の庁舎があり、巡視船が停泊しています。安全な航行、適切な漁業をするには、海のルールを守ることが重要です。海上保安庁の方々は、海のルールが守られるよう、日夜お仕事を遂行されています。お疲れ様です。
市場での仕事が一段落するまで、御前崎灯台周辺を散策。楽しそうです。
市場での仕事が落ち着いたところで、南駿河湾漁協の川口さん、池田さんから、御前崎周辺の漁業などについて教えていただきました。生徒からの質問にも丁寧に答えていただきました。
原子力館前で記念撮影。
生徒の皆さん、見学した内容を私に教えてください。
私も知らないジャンルなので興味があります。
昼食は、刺身定食。おいしそうですね!
温水利用研究センター。
鈴木所長に施設や栽培漁業についてのお話をしていただきました。
ちょうどマダイの沖だしをしていました。
施設の規模などの制約により、陸上施設では3cm程度まで育てて、海に浮かべた生け簀に魚を移動させます。この海に魚を動かす行為を沖だしと呼んでいます。トラックに積まれた水槽には、マダイの稚魚がいます。水槽1つに数万尾が積まれています。
ボールにはトラックに積んだマダイと同じ大きさのものが入っています。このサイズのマダイ稚魚を見る機会はまずありません。しっかりと観察したでしょうか?
魚の飼育水槽への給水パイプ。奥にある濾過槽で小さなごみまで物理的に除去します。
大型の屋外水槽。親魚など大型の魚を飼育しています。
栽培漁業について、概念を理解できたでしょうか?
そのうち私が授業で皆さんの理解度を確認しますね。楽しみにしていてください。
生徒諸君に何が面白かったかを尋ねたところ、温水利用研究センターが2名から面白かったと評価でしていました。放流用などの稚魚を作る業務は、漁業から少し遠いジャンルになります。自分の目指す漁業だけでなく、周辺にも興味を持つ。とても重要なことです。
南駿河湾漁協の川口さん、池田さん、業務の合間を縫って対応していただきありがとうございました。生徒は、カツオ船での仕事の楽しさ、実際の業務など実践的なお話に刺激を受けていました。
温水利用研究センター鈴木所長、普段は目にすることのない小型のマダイ、トラフグやヒラメを見学でき、貴重な体験をできました。ありがとうございました。