静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

実習最終日

2020年02月28日 08時47分03秒 | 実習

29日に開催予定だった「漁業就業支援フェア2020」が開催延期となりました。
https://www.ryoushi.jp/info/2020_229.html
ご都合がつくようでしたら、直接学園に起こしください。

・・・・さて、いよいよ、実習の最終日となりました。
袋網を完成させます。

早くできた人は、就職先の漁船用の練習をしました。
彼は遠洋のカツオ一本釣り漁船に行くので、ハネづくりの復習です。

最後に実習の先生から
 「一人前になるまでに叱られることはありがたいことと思え。
   叱られなくなったら見放されたということ。
    注意されたことは素直に聞くこと」
など、就職後の注意点について助言がありました。

来週の実習時間は、3月の海技士試験対策の特別補講です。

静岡県立漁業学園
電話 054-627-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ gyogaku.com

学園の見学は随時(ずいじ)、受け付けています。
新しいホームページから申し込みできますよ!
https://gyogaku.com/recruitment/
3月12日に実施する後期入学試験もご案内しています。

 園長のつぶやき
新型コロナウイルスの影響が広がっています。
焼津水産高校の卒業式は規模を縮小し、在校生は不参加で行うようです。
卒業生にとっては、ちょっと寂しい式になりますね。

そして、「漁業就業支援フェア2020」も開催延期となりました。
冬の開催は珍しいんですが、過去の例だと夏と同じくらいの来場があったようです。
来年度の入学希望者と会うのを楽しみにしていたのに残念です。

・・・・などと考えていたら、今度は小中高の全校休校要請が昨夕ありました!
学園は要請の対象外で、予定どおり授業を行う予定です。
とは言っても、これからどうなるのか?
水産高校の卒業式も中止かなぁ?

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網実習8 袋網づくり

2020年02月27日 09時00分54秒 | 実習

最初にお知らせ。
新型肺炎の拡散防止ためイベントの自粛が行われています。
このため、29日に開催予定だった「漁業就業支援フェア」が開催延期となりました。
https://www.ryoushi.jp/info/2020_229.html
うーん、残念。
学園の後期入学試験の前に、このイベントで面談を希望していた方!ごめんなさい。
ご都合がつくようでしたら、ぜひ学園に起こしください。
来園日はご相談に応じますよ。

さて、網実習では卒業記念の袋網を作っています。
ちょっと前に作ったタモ網も卒業記念だったのですが、これは卒業記念になりませんでした。
それは、タモ網の柄の部分を生徒が購入する事になっていたのですが、希望者がゼロ。
まあ、このサイズのタモ網は仕事でも使うことは少ないですからね・・・

今回のものは見栄えを良くするためにツートンのストライプ柄で作製です。
これが設計図。

きれいに作るために「けた」で網目をそろえます。

みんな、黙々とやっています。


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 園長のつぶやき
やりたいことがたくさんあっても、一生でできることは限られます。
だから、なにを優先させるかを選ばなくてはなりません。
一流のスポーツ選手は幼少期から一つの種目を取り組んでいます。
高校生から初めて、プロスポーツ選手になる、あるいはオリンピックに出場するのはまずムリ。

でも、漁師はそんなことはありません。
中学、高校を卒業してからでも一流を目指せます。

最近のトップアスリートはJOCエリートアカデミーのような英才教育を行う場所で鍛えます。
これは、漁師にはない・・・
いえいえ、学園がありますよ。
漁師育成のプロが待っています!

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わかたか上架

2020年02月26日 08時53分10秒 | 実習

今年度もはえ縄実習で、船を使った実習が終了となりました。
そこで1年間使った実習船「わかたか」をペンドックのために上架しました。
満潮の早朝に、船を移動し上架するレールにのせて引き上げます。

船底には付着生物がぎっしり。

ジェットウォッシャーとデッキブラシで取り除きます。
後は、業者さんにメンテをお願いです。

ちなみに白いブツブツはイワフジツボと言って、小さいフジツボです。
満潮時の海面下ギリギリに生息します。
海岸でイワフジツボを見たら、その場所が満潮時の水面です。

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 園長のつぶやき
入学希望で学園見学に来る方に必ずお話しすること。
「漁師になりたいか」
あたりまえのことですが、大事なことです。

私の生まれた漁村では、人口の8割くらいが漁師でした。
昔の漁村では、漁師になるのは当たり前で、選択の余地はありませんでした。

今や、学園生の9割は漁村の出身ではないし、親が漁師でもありません。
それなのに、たくさんある仕事の中から自分の意志で「漁師」を選びました。

進路を決める際に、一番大事なのは自分の気持ちです。
周りがどう言おうと、自分がやりたいかどうかです。
「漁師になりたい」と本当に思っている人は、学園が応援しますよ。

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はえ縄漁の実習

2020年02月25日 09時27分51秒 | 実習

「わかたか」を出動して、はえ縄漁の実習をしました。
天候もよく、ベタ凪。

最初に「元マグロはえ縄漁船の機関長」をしていた実習の先生から説明がありました。

実際のマグロはえ縄は200kmもある幹縄に何千本もの枝縄がつけられます。
特に、仕掛けを回収するときに枝縄を巻き取る「ブランたぐり」は時間との勝負。
これがうまくできないと、マグロはえ縄漁船では失格になります。

今年の50期生はマグロはえ縄に就職する生徒が5人います。
昼休みにブランたぐりの自主練習をしている人もいます。
果たして、その成果はあったでしょうか?

ところで、機関員は漁労(魚を捕る作業)をしないと思っている方がいます。
そんなことはありませんよ。
ほとんどの漁船で、漁労は全員で行います。
ただし、甲板員が機関員より漁労作業がヘタだと、かっこ悪いですよね。

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 園長のつぶやき
大型漁船で、ヒラの甲板員から船長などになるには海技士資格が必要です。
でも、海技士資格のメリットは、漁船で出世するためだけはありません。

漁師は体を使う仕事ですが、年々体力は衰えます。
50歳になれば、20歳の若者漁師のような作業はきつくなります。

でも、漁労長、船長などの役職になると、若い人を指揮する仕事になります。
そして体を使う仕事が減っていきます。

ベテラン漁師になると、なるべく体力を使わないコツを身につけます。
しかし限界はあります。

かといって、肉体の衰えを自覚した頃に海技士資格をとろうとしても・・・
学園でやっている海技士講習で私より高齢の方がいますが、うーん、大変でしょうね。

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網実習7 四角網

2020年02月21日 09時03分41秒 | 実習

タイトルのとおり、四角い網を作ります。
これです。

網を作るときは、角のところから作っていきます。
マス目の一つ一つは四角いですが、普通に作っても網全体が四角にはなりません。
三角が大きくなっていく感じです。
そこで、三角網を二つ作り、底辺をつなぎ合わせて四角にすることをやりました。

そして、この日で外部講師の先生が終了となりました。
学園職員も、この先生、あるいは先生のお父さんから網づくりを習っています。

さすがの先生も、今回は生徒の人数が増えて大変だったそうです。
ありがとうございました。

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 園長のつぶやき

学園の受験者で、高校との併願でなく、大学との併願もおきています。
併願はもちろんOKですが、そもそも大学と学園はぜんぜん違います。
学園を受験するのは漁師になりたい気持ちがあると言うことですよね?
でも水産系大学(あるいは水産学部)の漁業コースでも、漁師になるための講義や実習はありません。
となると、大学をでてから学園に来ることになるかもしれません。

大学で学ぶことは人生では大きな意味を持つと思いますが、漁師の技術を得ることにおいては、あまり役に立つとは考えられません。
技術を習得するのには若いほどよいので、高卒で学園に来た人に比べてハンデとなります。

大学進学者が増えましたが、大学は万能ではありません。
水産系とは言え、大学は漁師の技術を学ぶところではないのです。
詳しく知りたい方は、私にお問い合わせください。

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