静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

わかたか下架

2020年03月02日 09時07分04秒 | 26年度乗船実習

わかたかのペンドック(小規模の修繕のこと)が終わりました。
ドック入りしている「わかたか」は生徒の手伝いもあって船底塗装も終了。
スクリュープロペラもピカピカになりました。

海面に降りた「わかたか」は51期生の実習を待ちます。


静岡県立漁業学園
電話 054-627-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ gyogaku.com

学園の見学は随時(ずいじ)、受け付けています。
新しいホームページから申し込みできますよ!
https://gyogaku.com/recruitment/
3月12日に実施する後期入学試験の願書は本日から受付開始です。
間に合うか心配の方は、事前に学園にご相談ください。

 園長のつぶやき
日本中の中学、高校が休校となるなか、学園は通常どおり開校しています。
とは言え、ここでコロナウイルス肺炎になると来週の海技士試験は受験できなくなります。
生徒には気の緩みがないように生活し、勉強してもらいます。

さて、生徒の3割くらいは19トン以下の船を使う、沿岸漁業に就職します。
19トン以下ですから海技士免許は必要ありません。

でも、ブログで何度も書いているように、試験に向けてがんばる経験が大事です。
就職すれば、仕事をことをたくさん覚え、自分で考えることが求めらるからです。
イヤな勉強も、がんばってトライすることが将来につながります。

「自分はがんばることができる」と自信を持つこと。
資格より、この方が大事です。

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「カツオ一本釣り」(乗船実習感想)

2014年12月18日 08時15分03秒 | 26年度乗船実習
生徒たちは実習から戻り、【航海を振り返って】という題で、作文を書きました。
乗船実習で、生徒達が楽しみにしていた「カツオ一本釣り」についての感想を紹介します。

【A君】
カツオ釣りは学園で練習していたが、やっぱり重りと実際の魚の重さとは違い、それが第一印象でした。急にくる引きの感じはすごくおもしろく、実際にやらないとわからない感じです。
魚の大きさ・種類によっても引きは違い、マグロが釣れたときは大きく力強く自分では上がらなかったのが残念です。でも、小さめのマグロは釣り上げられたので良かったです。
【B君】
今回乗船させてもらった実習船やいづでは、一航海の中で色々な体験をしました。そして、その中で一番印象に残っていることは、カツオの一本釣りの実習です。
一本釣り実習では、最初の時からほとんど特大のサイズのカツオで二人でやらなければ上がらないサイズでした。でも、二人のタイミングがあわなく上がらない時もありましたが、カツオを釣っていくにつれて少しずつでしたがタイミングがあってきたので簡単に上がるようになった時の楽しさは、今でも忘れられません。
【C君】
 操業で一番大変だったのは、カッパ(合羽)のはやぎ(早着)はやぬぎ(早脱)でした。一日に何回も着たり脱いだり大変で、カツオを釣るのも、ナブラ(魚群)があるのに釣れなかったり、逆に次々に釣れたりと色々ありました。
カツオを釣るにも学園でやっていた鉛の塊よりも重く、しかも相手は生物なので暴れまわったり、釣り上げるのにも苦労しました。学園は、基本二丁で釣るので最初は、うまく息が合わなくて全然ダメでした。でも、五本六本と釣り上げる内にだんだんとタイミングが自然と合ってきて、最初の時よりも楽に釣り上げられるようになりました。
【D君】
 カツオの一本釣り実習は今までもっとも楽しみにしていたものであり、初めてナブラを見た時の興奮、釣りも始めるまでの緊張は今でもしっかり心に焼き付いており、とても良い経験できたと思います。
 人生で初めて釣り上げたカツオは8kgくらいのサイズで、とても大きなカツオでした。初めてのカツオ釣りは一本釣りではなく、二丁バネで釣り上げました。パートナーは○君でした。とも(船尾)左舷側の角の近くで釣りをしていたのですが、カツオを釣り上げるときの息が合わず、右隣にいた○さんの顔面にカツオを当ててしまいました。その後、○さんの方からカツオが飛んできて、○君の肩にカツオが当たりました。実際の生きたカツオを釣ることは初心者にとって、とても危険であるということがわかりました。来年から民間船に乗るので、この教訓を活かしていきたいと思いました。

【小さめ?のカツオは一人で釣ります】
      

【特大サイズは二人で!!!】
      


生徒たちも「寒い」・・・
  
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乗船実習下船式

2014年12月12日 14時26分52秒 | 26年度乗船実習
12日午前中、実習船「やいづ」において、平成26年の乗船実習の下船式を行いました。

朝から、釣り上げたカツオを保蔵してきた魚艙を清掃するといった「「片付け作業」に取り組みました。
片付け作業が終わってから、引き続き「下船式」を行いました。

「下船式」では、生徒代表が「お礼の言葉」を述べ、乗船実習が終了しました。


【お礼の言葉】を紹介します。
 今回、「やいづ」の第5次航海に漁業高等学園第45期生12名の生徒を乗船させていただき、大変ありがとうございました。
 この航海は、学園の生徒にとって初めての長期航海となりました。
船の上での生活、当直、操業時の仕事など、始めは分からないこと、慣れないことばかりで大変でしたが、船長をはじめとする船員の方々、先生方、専攻科の皆さんの温かいご指導、そして、まかないの方々が毎日作ってくださったおいしい食事のおかげで、この1ヶ月間、無事に楽しく船上生活を送ることができました。
 カツオの一本釣り実習はとても楽しく、カツオを釣りあげる感触はもちろん、初めてナブラを見つけ、カツオが釣れ始めたときの興奮は今でも忘れられません。また、航海の途中で立ち寄った沖縄では、世界遺産である今帰仁城跡、美ら海水族館などの陸上研修を充実させることができ、とても楽しく良い思い出となりました。神戸での海員組合の講話では、戦時中の漁船に関する痛ましい歴史について知ることができました。今後は、これらの貴重な体験を糧に静岡県漁業の担い手となるべく、心を引き締め、学園生活を充実させていきたいと思います。
 鈴木船長をはじめとする船員の方々、専攻科の先生方そして専攻科の皆さん、1ヶ月間大変お世話になりました。本当にありがとうございました。 
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帰港しました!

2014年12月10日 13時08分10秒 | 26年度乗船実習
10日、午前中に、生徒たちが焼津に戻ってきました。
今日は、焼津新港の魚市場岸壁に接岸し、明日、水揚げを行う予定になっています。
  

生徒たちは、入港後、荷物の片付けを行ったり、機関整備の作業に従事することになります。
今夜は、引率の職員と一緒に、実習船「やいづ」に船内泊となり、明日の早朝から始まる水揚げ作業に備えることになります。

漁労実習の間も天候に恵まれ、充実した実習となったようです。


【元気に戻ってきました!】
    
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乗船実習 27日目(12月8日)

2014年12月09日 08時41分29秒 | 26年度乗船実習
生徒たちは、焼津水産高校専攻科の生徒さんと一緒に、全日本海員組合神戸支部を訪問し、内航船の組織や就労の形態等について学んできたようです。

今日、神戸港を出港し、明日(10日)の午前中に焼津に戻ってくる予定になっています。


【全日本海員組合神戸支部訪問】

コメント (2)
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