静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

水産技術研究所にお出かけ授業

2019年06月28日 09時59分47秒 | 授業・講演

研究所の職員に授業をお願いしています。
今回は生徒が研究所に出かけての授業です。


今回は加工品の中でもカツオ節の話し。
なぜ研究所でやったかと言えば、カツオ節を作る装置があるからです。
これが手火山。
カツオ肉に煙をあてて、カツオ節にするのものです。

最近では見ることも珍しい削る前のカツオ節を用意しくれました。
生徒が削って、香りや味を楽しみました。


学園の見学、お待ちしてます。
詳しくはホームページをご覧ください。
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
6月の見学会は29,30日です。
8/17、18はオープンキャンパスもありますよ!

 園長のつぶやき
今回の講師をしてくれた山崎さん。
中学時代は強豪サッカーチームにいました。
その時のチームメイトには有名なプロ選手になった人もいます。
山崎さんにもサッカーの有名高校からお誘いがあったようです。

しかし、彼はプロ選手を目指すことなく、進学校に通常受験。
釣りが好きで、県の水産技師になりました。

彼がサッカーの有名校に行ったとして、プロ選手になれたかは分かりません。
しかし、彼の場合は
 プロ選手になれなかったから
ではなく、始めから自分の意志で別の道に進みました。

これが価値のあることだと思います。
人の適性や可能性は自分では判断しにくいもの。
それでも、自分の進む道は自分で決めなくてはいけません。
きっと、選んだ道に正解、不正解はないはずです。
決めたからには突き進む。それだけです。

目的もなく高校、大学に進学するのは
自分の将来決定を先延(さきの)ばししているだけかも知れませんよ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

体育の授業

2019年06月27日 09時59分12秒 | 授業・講演

生徒数が増えて、体育の授業も変化があります。
今までの約20人というのはサッカーや、ソフトボールをするには都合が良い人数でした。
この日の前半は、バスケットボール。
生徒を分ける組が増えたことで待ち時間が増えました。
休憩が入るほうが良いのかな?


後半はグラウンドでサッカー。
サッカーは何人でもできます。
でも、学園のグラウンドはフルサイズのピッチではないので
混み合っている感じですね...


今年は定員を増やしたばかりなので、小さな課題が発生しています。
でも、些細(ささい)なことです。
知恵と工夫で解決していきます。

学園の見学、お待ちしてます。
詳しくはホームページをご覧ください。
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
6月の見学会は29,30日です。
8/17、18はオープンキャンパスもありますよ!

 園長のつぶやき
家でミニトマトを作っています。
どのくらい収穫できるかは、根を張る量で決まるそうです。
小さい植木鉢で根が育ってなければ、
いくら肥料をやってもたくさん出来ない・・・と言うことですね。
一本の苗でも、植木鉢でなく畑に植えれば、根が発達してたくさん実ります。

学園は生徒を育てる環境です。
小さい鉢で、生徒の成長を制限することがあってはいけません。
しかし、どれだけ育つかは生徒の気持ちしだい。
そこはトマトと違います。
生徒本人の大きく育つ意志と努力が必要です。
学園は大きくなろうとする生徒には、必要な土(指導)を惜しみません。

生徒が全員、意欲満々なら良いんですが、現実はそうは行きません。
根を長く伸ばしていない生徒に、ムリヤリ肥料を与えても大きく育ちません。

そこは少人数であることを活用して、生徒によって対応を変えることになります。
同時に、学校として生徒を平等に扱うことも必要です。
その匙加減(さじかげん)が難しいです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マグロはえ縄(絡みをとる)練習

2019年06月26日 10時19分17秒 | 実習

水泳訓練から戻った、わずか時間を利用してマグロはえ縄の練習です。
はえ縄には長い幹縄(みきなわ)に数千本もの枝縄(えだなわ、ブラン)がついています。
このため幹縄に枝縄が絡(から)んでしまうこともあります。
マグロ漁師は「ビリ巻き」と呼ぶそうです。

今回は、幹縄から絡んだ枝縄を取る練習です。

まずは先生のお手本。
いろいろな状況を想定して、対策をやってみせます。

次に先生が「ほどよく絡ませておいた」教材を生徒がほぐします。
状況により、やり方が異なるので頭を使う作業です。


もちろん、マグロはえ縄でなくてもロープは絡みます。
すべての漁業で使う技術です。

学園の見学、お待ちしてます。
詳しくはホームページをご覧ください。
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
6月の見学会は29,30日です。
8/17、18はオープンキャンパスもありますよ!

 園長のつぶやき
49期卒業生のご家族が学園にくださいました。
初出航を見送るために、焼津にいらっしゃったんですね。
このブログで初出航の様子を紹介したかったんですけど、
あいにく私や職員が見送りに行けず残念です。
なお、49期生のご家族は、学園に来ていただくと「ちょっと良いこと」がありますよ!

そのご家族ですが初出航を心配されていました。
学園としては自信を持って生徒を送り出します。

最初は誰でも大変です。
でも船で生き抜く知恵は授けてあります
ご家族の方も暖かく見送ってあげてください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新漁業機器の講義

2019年06月25日 11時18分13秒 | 授業・講演

YouTubeの漁業学園チャンネルにカッター遠漕に加え溶接実習をアップしました。
生徒のがんばりをご覧ください!
https://www.youtube.com/channel/UCsItlPZhzc98RK7zhYqUOow

魚群探知機を開発したメーカー、フルノ電気。
その古野さんをお呼びして最新の魚探、レーダーなどの機器を紹介してもらいました。


さて、学園の操船シュミレーター室に魚探などがあります。
しかし、老朽化しています。
だから、こんな講義をやるんですね。

・・・と例年書くんですが、今年はちょっと違います。
予算が付いて、最新機器を導入します!
生徒が使うのは二学期になりそうです。
また、ブログでご紹介します。
お楽しみに!

それと、実習の様子。
船が接岸するときにロープを岸壁に渡します。
ロープを何メートルも投げることはできません。
そこでやるのがこれ。

ロープに細いヒモをつけ、さらにゴムボールなどをつけます。
このボールをグルグル回して遠心力で船から岸壁に投げます。
もちろん、実際にやる作業ですよ。

学園の見学、お待ちしてます。
詳しくはホームページをご覧ください。
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
6月の見学会は29,30日です。
8/17、18はオープンキャンパスもありますよ!

 園長のつぶやき
漁師を希望するようになる「きっかけ」がいくつかあります。
でもキーワードは
 楽しい
 かっこいい
の二つに集約されるようです。

釣りが好きな人が、漁師を考える場合が「楽しい」です。
そして、テレビ番組などに登場した漁師を「かっこいい」と思うなどです。

きっかけは、それで良いと思います。
しかし、職業としての漁師は「楽しい」だけではありません。
そして「かっこいい」漁師になるのも簡単ではありません。

学園の見学では、楽しい以外のことや、かっこよくなるための苦労もお話ししています。
それで、漁師になるのを辞めてしまう人もいるでしょう。
でも、入学してから「思ったのと違った」って人が毎年いるんですよ。
だから、大変なこともなるべくお話ししています。

漁業には苦労の少ないレベルの低い仕事もあります。
でも、学園生は一流の漁師を目指して欲しいと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボートの組立

2019年06月24日 11時43分50秒 | 実習

YouTubeの漁業学園チャンネルにカッター遠漕に加え溶接実習をアップしました。
生徒のがんばりをご覧ください!
https://www.youtube.com/channel/UCsItlPZhzc98RK7zhYqUOow

実習は水泳訓練がスタートしています。
始めはプール、そして海に移ります。
海での訓練に備えてボートの準備を行いました。

いままでやったロープワークを覚えていれば、すんなりボートおろせるはず・・・
が、落第点でした!

話変わって、水産技術研究所の後藤さんが海洋深層水の授業をしてくれました。
後藤さんは生物に関しては「さかなクン」に負けない知識を持つ人。
深海生物について、おもしろい話しをしてくれました。

学園の見学、お待ちしてます。
詳しくはホームページをご覧ください。
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
6月の見学会は29,30日です。
8/17、18はオープンキャンパスもありますよ!

 園長のつぶやき
このところ、学園PRのために各地を回っていましたが、ようやく終了。
ブログも落ち着いて書くことができます。

さて、今年もオープンキャンパスについて、問い合わせをいただくようになりました。
できれば今週にでも、詳しい内容をホームページにアップしたいと思います。
ところで、オープンキャンパスは今年で4年目。
私が学園に来てからスタートしました。
土曜、日曜にやっている説明見学会も同じです。

じゃあ、その前は?
というと、平日の見学だけに対応していたようです。
年間、数名しか見学がありませんでした。
平日に来るのは、保護者の方のお仕事もあるし、学校を休むことになりますものね。

オープンキャンパスは中学、高校の3年生が7月に部活が終了することで、
参加しやすくなる時期に設定しています。
だから一番来やすいのがオープンキャンパス。
次に土日の見学説明会になると思います。

ただし、私のおすすめする順番は違います
 平日の見学
 土日の見学説明会
 オープンキャンパス
の順です。

まず、平日なら実際の授業を見学することができます。
ご希望なら昼食を生徒と一緒に食べていただくことも可能です。
学校の雰囲気が一番分かります。

次に土日の見学説明会。
毎回、一組か二組の参加になります。
参加者が、中学生か、高校生か、あるいは社会人か、によって説明を変えます。
具体的な質問もしやすいと思います。

オープンキャンパスは模擬授業もあります。
それは良いんですが、問題は参加者が多いこと。
終わった後のアンケートに疑問点などが書かれていることがあります。
質問時間はありますが、みんなの前で聞くことができなかったんでしょうね。

・・・以上の点をお考えの上、
オープンキャンパスに参加するか、他の見学にするか決めていただければと思います。
私にご相談いただいても良いですよ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする