北海道美術ネット別館

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【告知】メキシコの美術と民衆の世界 道立釧路芸術館で9月5日まで

2010年07月24日 02時23分23秒 | 展覧会等の予告
 案内状をいただきました。ありがとうございます。
 ちょうど転居のどさくさでご紹介が遅れて申し訳ございません。
 「メキシコの美術と民衆の世界 太陽と大地の子どもたち」が始まっています。

 ちらしの文章を引用します。

 かつてアステカ帝国として高度な文明を誇りながら、16世紀、スペインに征服されたメキシコでは、近代に入って独立をめざす革命戦争に火がつきました。そうしたなかでめざめた民族としての誇りは美術にも反映され、メキシコ壁画運動にはじまる熱い流れとなって民衆に伝わっていきます。また、美術教育においても、自由な指導方針で子どもたちのピュアな感性を引き出す、野外美術学校というユニークな取り組みが行われました。

 この展覧会では、メキシコ壁画運動を代表するリベラ、オロスコ、シケイロスにはじまり、野外美術学校で指導にあたった日本人画家・北川民次、さらにこれまで幻とされてきたその生徒たちの作品、また岡本太郎や藤田嗣治などメキシコに魅せられた日本人画家たちの作品までをとりあげ、この国の太陽と大地がはぐくんだ美術の魅力をひろく紹介します。あわせて、メキシコの民話をテーマとした絵本、仮面や衣装といった工芸品などを通して、風土と生活に密着した民衆の力強い創造のエネルギーを体感していただけることでしょう。


 …というわけで、いわゆる巨匠やプロの作品だけではなく、古代の仮面や工芸品、さらには、一般の人々も含めた、幅の広い展覧会になっているようです。また、日本人の作品も取り上げています。
 ボーダーレスで、既存の美術史を組み替えていこうという、意欲的なキュレーションが感じられます(まだ見てないけど)。

 チラシには、アマドール・ルーゴの絵画、ホセ・グァダルーペ・ポサダの版画、「フリーダ・カーロの衣装(再現)」などの図版も載っています。 

 関連事業は次の通りです。

●アーティスト・トーク
8月7日(土)11:00、2:00
講師は竹田鎮三郎さん(本展出品作家)
要観覧券

●学芸員による鑑賞ツアー
7月18日、8月1日、15日(いずれも日曜)2:00
要観覧券

 話は変わりますが、近くの釧路市立美術館では「北斎の富士展」が7月17日から9月5日まで開かれているそうで、こちらも見たいです。


2010年7月6日(火)~9月5日(日)9:30~5:00(金曜は~8:00pm
道立釧路芸術館 http://www.kushiro-artmu.jp/(釧路市幸町4)

一般600円(団体400円)、高大生300円(同200円)、小中生100円(50円)
※団体(10名以上)、親子(高校生以下の子どもとその親)、リピーター(本展および本年度の観覧半券をお持ちの方)は、団体料金で観覧いただけます。
※身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳の交付を受けた方および付き添いが必要と認められた方は無料。




・JR釧路駅から1.2キロ、徒歩15分
・くしろバス:「十字街」「十字街7丁目」停留所下車徒歩3~5分


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