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北海道美術ネット別館

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2015年3月30日は5カ所

2015年03月30日 23時59分59秒 | つれづれ日録
 ひさびさ、会社に行かない日。

 もし早起きできれば、予約してなかったけど、「『関係性の美学』を読む」講義の最終回に出かけようとも思っていたが、疲れがたまった体では無理な相談だった。

 午後からギャラリー回りに出発。
 最終日か、それに近い展覧会を回る。

 Gallery Retara で、前田育子陶展。
 分解したり組み合わせたりできる壁掛け型の作品や、オブジェ的な作品など。牛の立体が、六つの部分に分かれたり、球が上下にぱかっと割れたりする。
 やきものは焼成のときに収縮するので、つじつまを合わせるのが大変ではないかと思うのだが、前田さんにお聞きしたら、焼成よりも均等に乾燥させることのほうが難しいらしい。

 正方形の16個の陶片を壁に並べたものと、小さな十字架を手前に置いたインスタレーションがあった。陶片は、オレンジ色と、炭化した黒とが、ふしぎな文様をつくりだしていた。十字架もいくつかの部分に分解できた。
 「イスラム国」に殺害された後藤健二さんと湯川遥菜さんのことが前田さんの念頭にあったらしい。そういわれると、陶片のオレンジ色は、彼らが着せられていた衣装の色のようでもある。しかし、そういう「種明かし」がなくても、なにか荘厳な思いにいざなわれる作品であった。

 4月2日まで。


 地下鉄円山公園駅の改札口を通ってから、鈴木さんという方の個展が開かれている「TSURU CAFE」が近いことを思い出し、駅員に頼んで改札口を出て、北へ歩き出す。

 しかし、TSURU CAFE は、外から見た限りでは満席だった。
 やむなく西28丁目駅に戻り、大通へ。

 都心部では、HOKUSEN GALLERY ivory → アートスペース201 → MUSEUM

 MUSEUM では、小林俊哉さんの個展。
 モクレンの花をモティーフにした連作が並んでいた。静かな祈りのようなものが込められた絵画だと思った。
 31日まで。

 MUSUEMのすぐ前にあるバス停から「創 75 札幌駅北口行き」のバスに乗る。
 東2丁目通を北上するこの路線は、4月1日のダイヤ改正で、現行の1時間に1本から2時間に1本に減便するらしい。

 北5西1で降車し、プラニスホールに寄って、この日のギャラリーまわりは終了。


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