国道36号と創成川と豊平川に囲まれた三角地帯はふしぎなところである。マンション群の谷間に、いったい誰が泊まるのかわからない小さな旅館や派手なラブホテル、飲食店、骨董品店、古びた民家などが混在している。南▲条東▲丁目という住居表示の、▲に入る数字は小さいから、都心からの距離は小さいし、創成川を超えれば大歓楽街ススキノはすぐそこなのだが、地下鉄駅からはあまり近くないし、住民ででもなければなかなか足を向けない一帯だと思う。「micro」はそんな一角にこのほどオープンした期間限定のスペースである。
この夏までは、民家を改造したカフェ「実くろ」だった。写真展などもひらかれていたらしいが、筆者は一度も足を踏み入れたことはない。それが、近く取り壊されてマンションが建つ予定となり、カフェは営業をやめた。
その話を聞いた北星学園大写真部の足立成亮君たちが、期間限定のスペースとして再生することにした。
カフェ時代のカウンターを取り外し、床は土足でも上がれるようにするなど改造をほどこした。名前は、シンプルに「micro」とした。
12月上旬までの短い期間。写真展などがひらかれるほか、毎週金曜日はパーティをひらいて、さまざまな発表も行うという。
いまは、microのすぐ裏手に住んでいるという足立くんの個展がひらかれている。1階に9点、階段に2点、2階に6点。すべてモノクロで、古い家の、2階と屋根の部分が、下から見上げた角度でとらえられている。
建築の資料写真であれば、正面から、なるべく全体がフレームにおさまるように撮るのが正しいんだろうけど、日常の視線ということであれば、こういう角度がふさわしいのかな、という気がした。
ただし、どの写真も、センチメンタルなところはなくて、淡々としている。それが、かえってせつなさを感じさせているようにも思う。
9月1日(金)-15日(金) 17:00-23:00(土・日曜10:00-)
micro(中央区南5東3)
□ブログ「sam's photo」
この夏までは、民家を改造したカフェ「実くろ」だった。写真展などもひらかれていたらしいが、筆者は一度も足を踏み入れたことはない。それが、近く取り壊されてマンションが建つ予定となり、カフェは営業をやめた。
その話を聞いた北星学園大写真部の足立成亮君たちが、期間限定のスペースとして再生することにした。
カフェ時代のカウンターを取り外し、床は土足でも上がれるようにするなど改造をほどこした。名前は、シンプルに「micro」とした。
12月上旬までの短い期間。写真展などがひらかれるほか、毎週金曜日はパーティをひらいて、さまざまな発表も行うという。
いまは、microのすぐ裏手に住んでいるという足立くんの個展がひらかれている。1階に9点、階段に2点、2階に6点。すべてモノクロで、古い家の、2階と屋根の部分が、下から見上げた角度でとらえられている。
建築の資料写真であれば、正面から、なるべく全体がフレームにおさまるように撮るのが正しいんだろうけど、日常の視線ということであれば、こういう角度がふさわしいのかな、という気がした。
ただし、どの写真も、センチメンタルなところはなくて、淡々としている。それが、かえってせつなさを感じさせているようにも思う。
9月1日(金)-15日(金) 17:00-23:00(土・日曜10:00-)
micro(中央区南5東3)
□ブログ「sam's photo」
確か怪しい?(笑)餃子屋さんだったと思う。
焼肉屋だったら、あったはずです。