
今年も昨年に続き、新型コロナウイルスの感染拡大に振り回された1年でした。
おしまい。
…としてもいいくらいなのですが。
というのは、筆者の状況は2020年となんら変わっていないからです。
昨年1年間の道内アートシーンについては、最新号の「美術ペン」164号で吉崎元章さん(本郷新記念札幌彫刻美術館館長)が簡潔にまとめており、筆者がそれにつけ加えることはほとんどありません。
2021年中にまわった美術館・ギャラリーの数は計89カ所でした。
これは前年を5カ所上回っているものの、札幌在住時にはひと月でこれより多い展示を見ることもよくありました。
そういうていたらくなので、おまえに「2021年のベスト5」なんぞを選ぶ資格があるかと問われれば、「ない」とこたえるしかないのですが、それでも選ぶとすれば次のとおりです(順不同)。
・佐藤武展(札幌芸術の森美術館)
・高橋喜代史展―ことばは橋をかける(本郷新記念札幌彫刻美術館)
・三原順の世界展(SCARTS)
・SIAF TV(ウェブ上)
・池田緑展(道立帯広美術館)
上の二つは今も開催中なので、ぜひどうぞ。
このほか、印象に残った展示をいくつか挙げておきます。
■澁谷俊彦 Snow Pallet 13 「アントロポセンに積もる雪 Snow on Anthropocene」 (20年12月~21年、札幌パークホテル)
■フィギュールの森 Work in Progress 北翔大学北方圏学術情報センタープロジェクト研究 美術グループ成果報告作品展 (3月、北翔大学札幌円山キャンパス)
■藤沢レオ 柱の研究 (7~8月、モエレ沼公園)
■白濱雅也「スターとゴールド」 (7~8月、ト・オン・カフェ)
■江口寿史イラストレーション展 彼女 ー世界の誰にも描けない君の絵を描いているー (7~9月、道立旭川美術館)
■羽生輝展 (釧路芸術館)
■上野憲男展 (釧路市立美術館)
■緑色の実験 Yoko Tamura Solo Exhibition (11月、ギャラリー創など)
■谷口顕一郎 彫刻スタジオ個展 凹みスタディ #44 (12月、テンポラリースペース)
■鈴木果澄個展 おおかみたちの遊ぶ庭 (12月、グランビスタギャラリーサッポロ)
今年も読者の方に、コメント欄で気軽に参加していただくよう、お願いします。
おしまい。
…としてもいいくらいなのですが。
というのは、筆者の状況は2020年となんら変わっていないからです。
昨年1年間の道内アートシーンについては、最新号の「美術ペン」164号で吉崎元章さん(本郷新記念札幌彫刻美術館館長)が簡潔にまとめており、筆者がそれにつけ加えることはほとんどありません。
2021年中にまわった美術館・ギャラリーの数は計89カ所でした。
これは前年を5カ所上回っているものの、札幌在住時にはひと月でこれより多い展示を見ることもよくありました。
そういうていたらくなので、おまえに「2021年のベスト5」なんぞを選ぶ資格があるかと問われれば、「ない」とこたえるしかないのですが、それでも選ぶとすれば次のとおりです(順不同)。
・佐藤武展(札幌芸術の森美術館)
・高橋喜代史展―ことばは橋をかける(本郷新記念札幌彫刻美術館)
・三原順の世界展(SCARTS)
・SIAF TV(ウェブ上)
・池田緑展(道立帯広美術館)
上の二つは今も開催中なので、ぜひどうぞ。
このほか、印象に残った展示をいくつか挙げておきます。
■澁谷俊彦 Snow Pallet 13 「アントロポセンに積もる雪 Snow on Anthropocene」 (20年12月~21年、札幌パークホテル)
■フィギュールの森 Work in Progress 北翔大学北方圏学術情報センタープロジェクト研究 美術グループ成果報告作品展 (3月、北翔大学札幌円山キャンパス)
■藤沢レオ 柱の研究 (7~8月、モエレ沼公園)
■白濱雅也「スターとゴールド」 (7~8月、ト・オン・カフェ)
■江口寿史イラストレーション展 彼女 ー世界の誰にも描けない君の絵を描いているー (7~9月、道立旭川美術館)
■羽生輝展 (釧路芸術館)
■上野憲男展 (釧路市立美術館)
■緑色の実験 Yoko Tamura Solo Exhibition (11月、ギャラリー創など)
■谷口顕一郎 彫刻スタジオ個展 凹みスタディ #44 (12月、テンポラリースペース)
■鈴木果澄個展 おおかみたちの遊ぶ庭 (12月、グランビスタギャラリーサッポロ)
今年も読者の方に、コメント欄で気軽に参加していただくよう、お願いします。
今年もパッとしない1年になりましたね(私も)。
ベスト5はできれば年内に佐藤武展を見てから考えたいと思います。
佐藤武展は、冬の静かな美術館で見ると、良さが2割増しになると思うので、おすすめです。もちろん、いつ見ても良いんですけど。
SCARTSで開催できたのはヤナイさんのおかげなので感無量です。
やっと2021年の展覧会、作品ベスト5がまとまりました。
展覧会部門ですが、旅先で見たものには非日常ポイントが加算されて有利になりますね。
■札幌芸術の森美術館「佐藤武」
■サントリー美術館「聖徳太子 日出づるところの天子」
■東京ステーションギャラリー「小早川秋聲-旅する画家の鎮魂歌」
■北海道立近代美術館「へそまがり日本美術」
■北海道大学水産学部水産科学館分館「常設展」
作品部門は札幌で見たものが3点あります。美術的には大したことがないですが、「七星剣」は何となくインパクトが強かったです。
■大橋英児「Roadside Lights」
■伝・聖徳太子所有「七星剣」
■小早川秋聲「御旗」
■伊藤若冲「鯉図」
■藤原千成「太陽のふね」
ごだまさんたちの長年の積み重ねのたまものです。
こちらは雪が降って、「つれて行って」の最終コマみたいな風景が広がっています。
どうぞ、良いお年を!
小早川秋声は私も見たかったです。
それをいえば、水戸のピピロッティ・リストとか、いろいろありますが…。
個人的にはあと2年ちょっと辛抱すればもっと自由に見て回れる日々が来ると思うので、いまから楽しみですw