サッポロファクトリーへの道をあるいていると、偶然、北門信用金庫(滝川)の札幌支店に
「ほくもん美術サロン」
なるものがあるという看板を発見した。
南1条通りは、市民ギャラリーへの行き帰りに、何度も歩いているはずなのに、これまでぜんぜん気がつかなかった。
客のいない支店内に入り、エレベーターで5階に上がると、秋山沙走武(すすむ)氏(1930-2001年)の乾漆彫刻約30点がならんでいた。
正確には、手前の部屋に、乾漆とはなにかを解説したパネルや、ブロンズ像があり、奥の部屋に30点が展示されているのである。
このうち、レリーフが2点、首が1点あるほかは、すべて裸婦像の小品。トルソすら1点もない。
この光景を冷静に見ることができるのはこれらが彫刻であることを承知しているがためであって、茶色の肌をした裸の女性のこびとがずらーっとならんで湯浴みをしたり髪をくしけずったりすわったりしているのは、なんだか奇妙な感じすら漂う。
芳名帳から推測すると、もう10年以上もあるらしい。
秋山さんがまだ全道展や国展でお元気に活躍していたころだ。
道内具象彫刻の大御所として知られ、函館の道教大教授として後進も育てた。
しかし、芳名帳を10年以上置いてあり、しかもまだ2冊目になって間もない、というのはすごい。
たぶんだれも来ない日のほうが多いのではないか。
この部屋では、パネルでもリーフレットでも、まだ秋山さんは亡くなっていないことになっている。
秋山さんは埼玉県の出身で、道内ではずっと函館に住んでいたと思う。
一方、北門信金は滝川の金融機関で、函館からはかなり遠い。いったいどういうつながりがあったのか、これもちょっと不思議だ。
信用金庫なので、月-金曜の午前9時から午後3時まで。
入場無料。
「ほくもん美術サロン」
なるものがあるという看板を発見した。
南1条通りは、市民ギャラリーへの行き帰りに、何度も歩いているはずなのに、これまでぜんぜん気がつかなかった。
客のいない支店内に入り、エレベーターで5階に上がると、秋山沙走武(すすむ)氏(1930-2001年)の乾漆彫刻約30点がならんでいた。
正確には、手前の部屋に、乾漆とはなにかを解説したパネルや、ブロンズ像があり、奥の部屋に30点が展示されているのである。
このうち、レリーフが2点、首が1点あるほかは、すべて裸婦像の小品。トルソすら1点もない。
この光景を冷静に見ることができるのはこれらが彫刻であることを承知しているがためであって、茶色の肌をした裸の女性のこびとがずらーっとならんで湯浴みをしたり髪をくしけずったりすわったりしているのは、なんだか奇妙な感じすら漂う。
芳名帳から推測すると、もう10年以上もあるらしい。
秋山さんがまだ全道展や国展でお元気に活躍していたころだ。
道内具象彫刻の大御所として知られ、函館の道教大教授として後進も育てた。
しかし、芳名帳を10年以上置いてあり、しかもまだ2冊目になって間もない、というのはすごい。
たぶんだれも来ない日のほうが多いのではないか。
この部屋では、パネルでもリーフレットでも、まだ秋山さんは亡くなっていないことになっている。
秋山さんは埼玉県の出身で、道内ではずっと函館に住んでいたと思う。
一方、北門信金は滝川の金融機関で、函館からはかなり遠い。いったいどういうつながりがあったのか、これもちょっと不思議だ。
信用金庫なので、月-金曜の午前9時から午後3時まで。
入場無料。
たまたま通りがかり、入ってみました。
何かフロアの時間が止まったような印象でした。
地域貢献という意味で、大丈夫なのかな?
街なかのさっしんぎゃらりーもそうですが、
僕の場合、中に入るのに一瞬躊躇してしまいます。
なんとなくですが・・・。
ほんとに、時間が止まったみたいな空間でした。
takuさんにいわれて、はじめて気がついたのですが、ほくもん美術さろんの奇妙さは、そこに誰もいなかったというのが大きな理由だったと思います。
さっしんギャラリーは、毎週違う展覧会をしているし、中に人もいるので、北門信金とはだいぶ異なるのではないでしょうか。
サッと入るようにしています(笑)
ほくもん美術サロンの紹介、ありがとうございます。
実は私が仕事で通りかかる所にありまして、非常に気になっておりました。いつか行ってみたいと。
いつか平日に休んだ時に行って見ることにします。
え!?
1階の人につかまるんですか?
わたしは1度もないです。
きっと、お金持ってなさそうに見えるんだろうなあ。
>SHさん
あんなに都心にあるのに、存在が地味ですよね。
しかも、あの時間帯では、ほとんどの社会人が入れない…。