
あれこれ不安材料はあったが、朝8時に出発。
札幌駅バスターミナルから都市間高速バス「いわない号」に乗った。
札幌・小樽間のバスにはもう何度も乗ったが、「新光」で降りるのは初めて。
最終日の第3回 朝里川 桜咲く 現代アート展へ行くのだ。
観光客が漠然とイメージする「小樽」は、実は市街地の一部で、電車で遊びに行く人には想像もできない住宅街が、旧市街の札幌寄りに広がっている。
小樽築港から朝里にかけて、高台の上に平地があり、「桜」「新光」「望洋台」といった新興住宅街がある。
「新興」といっても、1970年代には開発が進んでいたから、もう古くなった家も多い。
坂が多くて平らな土地に乏しい小樽であるから、住宅が周辺地区に広がるのは必然だろう。
「新光」停留所から会場まで20分弱。
ホームセンターや大型ディスカウント店が道道1号小樽定山渓線沿いに並ぶ光景は、どうにも小樽らしくない。
会場のながら公園でY館長に会い、先週取材の約束を延期していただいたことをわびた。
帰りは「木工団地」から中央バスの朝里川温泉線に乗った。
客が乗ったり降りたりし、住民に活用されている路線という印象を抱いた。
「小樽築港駅」で降車。バス停から駅舎は100メートル以上離れており、しかも片側2車線の国道を渡らなくてはならない。
駅舎の横に、小林多喜二の住居跡を示す小さな碑が立っていた。
多喜二の実家は、ここから国道に少し寄ったあたりで、パン屋を営んでいたのだ。
(この項続く)
札幌駅バスターミナルから都市間高速バス「いわない号」に乗った。
札幌・小樽間のバスにはもう何度も乗ったが、「新光」で降りるのは初めて。
最終日の第3回 朝里川 桜咲く 現代アート展へ行くのだ。
観光客が漠然とイメージする「小樽」は、実は市街地の一部で、電車で遊びに行く人には想像もできない住宅街が、旧市街の札幌寄りに広がっている。
小樽築港から朝里にかけて、高台の上に平地があり、「桜」「新光」「望洋台」といった新興住宅街がある。
「新興」といっても、1970年代には開発が進んでいたから、もう古くなった家も多い。
坂が多くて平らな土地に乏しい小樽であるから、住宅が周辺地区に広がるのは必然だろう。
「新光」停留所から会場まで20分弱。
ホームセンターや大型ディスカウント店が道道1号小樽定山渓線沿いに並ぶ光景は、どうにも小樽らしくない。
会場のながら公園でY館長に会い、先週取材の約束を延期していただいたことをわびた。
帰りは「木工団地」から中央バスの朝里川温泉線に乗った。
客が乗ったり降りたりし、住民に活用されている路線という印象を抱いた。

「小樽築港駅」で降車。バス停から駅舎は100メートル以上離れており、しかも片側2車線の国道を渡らなくてはならない。
駅舎の横に、小林多喜二の住居跡を示す小さな碑が立っていた。
多喜二の実家は、ここから国道に少し寄ったあたりで、パン屋を営んでいたのだ。
(この項続く)