
2022年12月、札幌市豊平区平岸4の13に「onちゃん」の石像がお目見えしたという情報を聞き、さっそく行ってきました。
この一帯には2020年まで、HTB(北海道テレビ)の社屋が、開局以来建っていました。
「onちゃん」はHTBのマスコットキャラクターで、実物は黄色いです。
旧社屋の屋上にはonちゃんの黄色い巨大な像が設置してあり、札幌市営地下鉄南北線の南平岸駅からもよく見えましたが、社屋の解体とともに撤去されました。
HTBは、中央区北1西1の「さっぽろ創世スクエア」(札幌芸術文化交流プラザ=SCARTS=や札幌文化芸術劇場 hitaru などが入っている高層ビル)に移転しており、このビルの外壁にはonちゃんの像が挟まっていることで知られています。

HTB社屋の建っていたあたりは、「ピースフル高台公園 onちゃんヒルズ」 という分譲住宅地や高層住宅として生まれ変わりつつあります。
その一角、「白石藻岩通」沿いの交叉点に、セイコーマートがオープンするとともに、店舗の南側にonちゃんの像ができました。
ベンチなども備え付けられています。
店内には「onちゃんコーナー」もあって、ぬいぐるみなどが販売されています。
(どうでもいい情報ですが、これまでHTBの名物バラエティー番組「水曜どうでしょう」ファン=「藩士」といいます=にとっては、南平岸駅前のローソンが「聖地」として知られており、熱心な藩士は、水曜どうでしょうのDVD発売日になると、わざわざこのローソンに来てゲットするのだそうです。全国のローソンで取り扱っているんですが…。これは「聖地」をめぐるコンビニ戦争になるのでは? ←考えすぎw)
HTBニュースによると、1.5トンの花崗岩製。
台座正面の銘板には次のように書かれており、その右下にHTBのロゴマークが貼られています。
HTB開局の地 since1966
あしたへ。ユメミル、チカラ
onちゃんはHTBのマスコットキャラクターです。
onちゃんの登場自体は1997年で、開局よりかなり後です。
ただし、側面や背面にはなにも刻まれておらず、作者なども不詳です。

この石像、意外と小さいんですよ。
本体は20センチぐらいでしょうか。
なお、キャラクター系の像は、宮城県石巻市の石ノ森章太郎、熊本県の「ONE PIECE」、鳥取県境港市の水木しげるなど全国的に増えていますが、北海道は少なく、筆者は、函館の月光仮面像と、新幹線「新函館北斗駅」の「ずーしーほっきー」とケンシロウの計3体しかいまのところ把握していません。
函館圏以外の道内では、HTB(さっぽろ創世スクエア)の外壁に挟まっているonちゃんを除けば、野外彫刻としてはこれが初めてではないでしょうか。
南平岸駅から約420メートル、徒歩6分です。
上り坂ですが、頑張って歩きましょう。
□onちゃんワールド https://www.htb.co.jp/onchan/history/
HTBの旧跡地に重さ1.5トンの「onちゃん」モニュメント セコマもオープン 札幌市豊平区

(社屋解体前の地図のスクショも貼っておきました)