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老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

  今日の花と花言葉    (NHK)

2015-12-09 10:22:39 | 俳句


 ラジオ深夜便を聞いていると、(今日の花と花言葉)は水仙だと言っていた。
花の中では、最も水仙の花が好きだ。
勿論花言葉「うぬぼれ」「自己愛」「エゴイスト」「ナルシスト」などなどは承知している。

ナルシストの語源となった、ギリシャ神話の美少年ナルキッソの話も。
水鏡に映った自分の姿に恋をして、池の傍らに咲いていた水仙になってしまったお話も。



      ☆   瞽女かなし水仙ほども顔あげず    西本一都

水仙の句をあげるなら、この一都さんの句を真っ先に。
「自分が好きと思う作家がいたら、せめて五句はすらすら、即座に言えなくては」と先輩に言われたことがあった。
瞽女(ごぜ)さんは盲目の女の旅芸人のこと。
何年か前に、瞽女を生業としていた女性は、いなくなったそうである。

      ☆   わが俳句足もて作るいぬふぐり   西本一都

 この西本一都さんの二句は好き、嫌いは別にして、頭の中にインプットされている。
特に吟行の時は  足もて作る、、、足もて作る、、、  とおまじないのように思いながら歩いている。(ちょっとオーバー)



      ☆   水仙に狐遊ぶや宵月夜    蕪村

      ☆   一茎の水仙の花相背く    大橋越央子

      ☆   水仙を剣のごとく活けし庵    山口青邨

      ☆   水仙のリリと真白し身のほとり    橋本多佳子

      ☆   水仙や古鏡の如く花をかぐ    松本たかし



☆彡    熊笹や昼も立ちある霜柱

留守電の声聞き取れぬ霜夜かな 、、、、 の(霜)を繋いだ。





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