老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

息子はお見通し

2015-12-14 21:46:45 | 俳句


「君は母さんから電話してゆかなっかたら、そちらから電話はしてこないの」
「だって、母さん元気そうだし。毎日、ブログで確かめてるよ」
「そう」
「仕事が忙しいから、ついつい電話はおろそかになって」
「そうなんだ」
「母さん、誰が読んでるかわからないから、なんでも書いたら駄目だよ」
「うん」

そんな会話をつい最近交わした。

昨日は、私のブログがいつもに増して読まれている。あれ変だ。
中途半端な(俳句)を載せることに躊躇したところ。
シニアの毎日に軸を移そうとした矢先のことである。
書かずにはいられない。今のところブログを止めるつもりはない。

コメントが、書かれていた。
そのコメントに反応した人がいたらしいと思う。どうしてこう反応が早いのだろう?
全く素人の私には想像ができなかった。

息子が言ったように、何でも思ったことは書いたら駄目というのは、このことか。

ブログはお金のかからないひとつの楽しみ方を担ってくれている。
しかし利用の方法如何では、凶器にもなる。
この度は勉強になった。

ちなみに今日は、まずいヘタッピーな俳句ができるは、できるは!
牡蠣小屋に吟行に行く。
いやなことがあっても、俳句っていいな~。

「朝来たほうが面白いよ」と牡蠣小屋のご主人が言ってくれた。







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昔のこと    今どうしてるDちゃん

2015-12-14 00:37:38 | 俳句


「道の駅土成」の入り口に、おみくじが結ばれている。
どうして、こんな場所におみくじが?と不思議だった。
横を見ると、おみくじを売る、機械が設置されている。
可愛い二羽の兎がおみくじの後ろにおり、おみくじを選んでどうにかするのかしら?
おみくじ機の仔細はみなかった。

道の駅に隣接して、温泉施設があった。
今は廃業している。
息子が、小学生だった頃、春休みの子供会の行事で、この温泉施設に遊びに来た。
たまたま、私が子供会の役員だったのか、そのあたりは記憶が定かではないのだが。
皆を、引率するかたちで子供達について行った。

その中の、ご近所の坊ちゃん。
牧師をしていた、お父様が若くして、お亡くなりになった。
そこの家庭事情は、よく知らないのだけれど、お姉ちゃんと、弟、二人の子供を残して、お母さんは、実家に帰ったらしい。

坊やは、一年生になったばかり。
お爺様が、公務員でそれなりの地位の方だったみたいだった。
お付き合いがなかったから、わからないのだが、御婆様は見るからに難しそうな顔をして、孫たちの面倒をみていた。
子供達に小言を言っているのが、時に聞こえた。
はたから見ていると、お姉ちゃんは素直にお婆さんの言うことに従い、素直であれば余計に、可哀そうに見えた。
経済的には不自由では、ないだろうが、子供を残して実家に帰った、お母さんは?母性本能があったなら、どんなに悲しく苦しかっただろうかなどと、思ったものだった。

温泉センターで、子供達が、おみくじ機のような、機械のゲームで、持ってきた、お小遣いで遊び始めた。
お小遣いの額は決められていた。
坊やは、足らなくなったのか、私に、「おばさんお金ちょうだい」と言ってきた。
「もう無くなったの、でも駄目」と私は言って、お金をあげなかった。
寂しそうに、離れて行った。
後から思い出して、私のことをふっと母と思ったのかもしれない。どうして、お婆さんに隠してでも、お金をあげなかったのか、いつもの生活から、解放され、もう一回ゲームをしたかったのかもしれないのに。
この道の駅にくるたび、必ずこの日のことを思い出すのである。

立派に成長して、父になっているかも。



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