老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

恙ない 姫

2015-12-21 22:21:56 | 俳句


 何が一番大切かって。
姫 です。
今日も一日ご機嫌でした。
うんちも健康です。

鼻の先で、ドアを押して、まだ寝ている私の寝室に入ってきました。
「ニヤアーン」小さな声で。
「ニャンニイヤーン」どら猫が鳴くような大きな声で。
「ニャンニイヤヤーン」もう、ひと声大きな声で。
「ニヤアアーアアーン」蚊の鳴くような小さな声で。
朝の挨拶を終えました。

この猫が中心になり、我が家の一日のはじまり。

恙ない一日でした。

雨が降っていたので、一日中、家の中で過ごしました。

     🍒   かじけ猫寝たふりしてるいや寝てる

     🍒   新しき猫の布団を縫いあげる

青い、フリースの生地で 姫 の布団を作る。
今までの布団と替えて、敷いてあげると
しばらく布団の上で四足をふんばっていた。くるくると前、後ろと回ってみて、おもむろに寝ころがった。
匂いをかいでいたが、自分の寝るところと思ったらしい。
ストーブの近くに置いてあるから、雨の日はここが一番と思ったか?思わないか?さてさて。



炬燵ならぬ、私の椅子を占領して、眠ってしまった。
私の匂いがするこの椅子が本当は一番お気にいりの場所である。

      🍒    煮凝や夜は天窓より忍び寄る

      🍒    子守唄猫に聞かせる冬の雨 

      🍒    冬の日の濃し落ちてゐる猫の爪 
        

        



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ノルウェイの森

2015-12-21 00:35:22 | 俳句

 ラジオからから、美しい音楽が流れてきた。
ハープの美しい調べ。
思わず目を閉じた。
まなうらに、東山魁夷の絵が浮かんでくる。
「静映」 「緑響く」 「白馬の森」   あの北欧の湖を書いた絵だ。
目を閉じたまま、聴いた。
魁夷の絵が頭の中を漂っている。
音楽に陶酔したのは初めてかもしれない。

ビートルズの(ノルウェイの森)のハープカバー楽曲とわかった。

🍒ビートルズの(イエスタディー)は100年後も残っている名曲だと信じている。
最も好きな曲でもある。

北海道の湖は何回かおとずれた。
北海道の湖も美しい。
しかし、ノルウエーと、比較するには無理がある。

(ノルウェイの森)の曲に、一度ノルウエーに行ってみたいと思わす、魅了さす、力があったなんて驚きと、私に音楽に対する感性が残っていた嬉しさ。

🍒村上春樹は何冊か読んだけれど、読みこなせていない。



 私の散歩コースにある池。
ため池の県だから、50メートルも歩けば、大小のため池がある。
それらの池の中でこの写真の池が、一番好きだ。
いつも静寂につつまれている。
他の池は、池堤に囲まれていて、単に見ただけでも農業用ですと、主張していて味気がない。
この池は木々に囲まれている。倒木が風情を醸し出している。
風が吹けば、さざなみが立ち、お日さまを反射した池の面がキラキラと光る。
野焼きの煙が流れてくると、幻想さえかんじる。野焼きの煙と承知していても。



 カメラがぼろっちいから、鳥を綺麗に撮ることはできなかった。
鵙か鵯の大きさだ。枝渡りをしていた。
池の向うのほうには、水鳥が4~5羽いたが、写真には遠くすぎて写らなかった。


ノルウエーの森とは大違いだけれど、魁夷の絵と湖の連想から、今日はこの池の周りを散歩した。
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