うおうおう神を迎える声なりき 葉
一頭にあらぬ嘶神渡し 葉
昨年の金毘羅秋祭りで詠んだ。
夜中の一時まで見物。神々しい、神迎えの神事であった。
ヨーロッパからの旅人が多く、私は近くに住んでいても、なかなか見物に来る機会がなかったのである。
句はおかげさまで何句かつくれた。
飲み会に誘われて、琴平まで行く。
バスの窓から、象頭山が見える。何回も来ているのに、象頭山をじっくりと、よく見たのは初めての気がする。
唄に歌われているように、遠くからみると、象さんが寝っころがって、鼻を伸ばしているように、見える。
飲み会の会場は、琴平で一番大きなホテル。
玄関を入ると、入り口に、陶器の壺に貸し杖を入れている。
金毘羅さんにお参りするのには、高い石段を登らなければならない。
参道のお土産屋には、必ずこの杖を置き貸ししている。帰りには借りた杖を戻すときに、お土産を買ってもらう算段である。どこのお土産屋にも、こんなふうに、杖を用意してある。
春には、毎年、金毘羅歌舞伎大芝居の興行がある。毎年、歌舞伎の演目が替わり、役者さんも違った人が出演する。
毎年、見物をしていたのだが、この二、三年は身体の調子ガ悪かったからご無沙汰している。
この、ホテルの玄関のデザインは何だか、歌舞伎を連想する。
常に観光客があるとはいえ、琴平町の経済は、春の歌舞伎公演に支えられているのではないかしら。
飲み会はほんとうに久ぶり。
いつも、お誘いをされていたのだけれど、断っていた。
今回もパスしようと思っていたのだけれど、ハガキをいただくし、電話をかけてきて、誘ってくださる。
誘われているうちが花か?
思い立って来てよかった。皆、芸が達者で、食べる暇がないほど、ステージに上がって、謳うは踊るは、腹を抱えて笑った。楽しいこと、楽しいこと。
皆、日頃、カラオケにも熱心らしく、歌は玄人はだしの人も。上手い。
私は、最近の歌は知らないから、亡くなった、原節子さん をしのんで、青い山脈を歌った。
良い年忘れの集まりであった。
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☆彡 人波の向ふに父が三の酉