少し、もっと、物忘れがひどくなっている。
結社の一月号が送られてきた。
本を開くとき、いつも胸がどきどきするから、期待と不安がまいなぜになっていて、心臓に悪いといつも思う。
二か月ほど前、同人に推挙します。 新春の句を一句、送って下さいと便りがあった。
同人になったからって、何も変わらない。
お断りしようかと、考えていた。
同人て何?。
今まで所属していた結社では、直ぐに同人になった。
偉くも、実力が優れていたのでもない。
掲載される欄が単に、前のほうのページか、後ろのほうであるかの違いであった。
今振りかえると、どの結社の先生からも、大事にされた。
すぐ傍に先生はいらしゃった。
車に乗せてもらって、吟行に連れて行ってもらったり、特別に数人を集められて、
定期句会を開いてくださった。
天邪鬼の私は、大切にしてくださることに疑問がわく。
重荷になってくる。変なの ( ;_; )/~~~
今回は、はるかに遠い雲の上の先生。
ある期間、頑張って勉強したから、そろそろ同人にと、事務局の方で決めたのだろう。
先生は、頭脳明晰だから、私の名前は、投句用紙を見れば、憶えておられるだろうけれど、
全く知らないであろう。
一度も句会には、出席をしたことがない。
田舎から、細々と投句をしているだけである。
何の貢献もしていない。が、、、誰よりも結社を拠り所に、俳句生活をおくっている。
有難いことだけれど、同人て何?と思ってしまうのだ。
夫に、同人になりたいと思ったときに同人にして下さいと頼んでも駄目。
せっかく、同人にしてくれるのだから、同人にしてもらいな、と諭された。
全国的に一番著名な先生だし、実力もある先生だと、ミーハーに選んだ結社であった。
忘れていた。
厳しい教えに、特に全没になった時の、気持ちが萎えてしまうのは、自分が一番良く解っている。
まこと天邪鬼だな~。
俳句のモデルになる 姫 は寝てばかり。
椅子の上には、電気毛布の一番緩いスイッチを入れて敷いてあげている。
「オカンニャー」「オニャーン」
「お母さん、素直になりニャアーン」と語りかけてくる。
そうだね 姫。
一月号には、諸先輩に並んで、私の一句が載っていた。
享けたるは猫に破魔矢よ恙なし 葉
心機一転、来年からも勉強します。
先生、よろしくお導きくださいませ。