老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

花散らしの雨

2016-04-04 10:11:58 | 俳句
床の中で ラジオを聞いているとアナウンサーが云っていた。
「今日のような雨は、花散らしの雨です。」
     
昨日は降ったりやんだりの雨模様。御所の郷の桜。

この一週間前後は、あちこちの花を巡って遊んだ。
天気予報も頭の中の計画には織り込み済みであった。
昨日は産土の隣の町へ、同じ病気を持つ仲間から花見に誘われていた。
いつも、墓参りの途中にある、温泉施設なので、私にとれば珍しい場所でもないのだけれど、折角のお誘いだから、計画のひとつに組み込んでいた。
花散らしの雨となることも予定どうりであった。
        

実家までは、四国三郎吉野川を渡ると車で二十分の距離である。

かって総理大臣を務めた、三木武夫さんの銅像がある。
故郷の春の山も三木さんの像も、時間をかけてじっくりと見たことはなかった。
実家の墓参りと空き家の管理を終えると、帰路は食事をこの施設でとることはあっても、素通りも同然である。

それなりに楽しい一日であった。

    
    🍒  百畳の座敷おぼろの格天井

    🍒  かげろふや天井に目のやふな節

    🍒  乱籠に落花四五片ありにけり

    🍒  花冷や煎餅を焼く醤油の香

    🍒  春爛漫部屋を器に野山活け

今日は昼からは、今くずれている空も晴れるようである。
落花を見にゆかな!。


コメント
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