老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

少し花にも一服

2016-04-05 11:52:21 | 俳句
花めぐりも少し横に置いておいて、家の片づけもやらなくては。
ドライブの途中に車から見た夕桜。
    

しりとり俳句も悪くないな~と思いだした。結社にしがみついて、師の教えを守って、句作りをするのも大切であるけれど、現在を一番楽しく一日を充実させてくれているのは、しりとり俳句だと、気が付いた。それはそれ、これはこれ、ぼんやりとした、境界線を引いたら良いのだ。結社は結社、それで又、しりとりも楽しむ。こんな単純なことに、何だか難癖をつけていた自分が可笑しくなった。割り切ってゆこう。


選句を試みた。私の主観だから、選んだ句は好きな句ばかり。良い句と思っている。

そんなところでおよそ一か月の投句から。

   🐧  水温む石碑の角の丸み帯び   ラスカル
       
   🐧  廬舎那仏囀りに耳かたむけて   よひら

   🐧  水仙や軍艦島の見ゆる丘    てまり

   🐧  しらじらと花冷の夜の夫の嘘   麻里

   🐧  鎮魂の海青ければ春哀し   むめこ

   🐧  草餅の蓬の筋を噛みあてし   猫髭

   🐧  木洩日を揺らし花鳥翔ちにけり   ミーコ

   🐧  棒杭に水巻きついて里桜   かげお

   🐧  百畳の座敷おぼろの格天井   霜月 

   🐧  トルソーは胸をそらして春競ふ   魁仙

   🐧  裏窓にさす光あり復活祭   ぴのこ

   🐧  耕すや日の斑のおどる宮の下   みどり

   🐧  陶芸の工房ありて花の山   善照


こんな選です。悪しからず。
午后からは近所へ夕桜を見に行く。この二三日で花ともお別れ。



コメント
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