老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

万葉集に出て来る名前

2016-04-17 10:03:45 | 俳句
    🐢   山菜の宝の山や遍路道


山路を歩いていると、葉が花のように紅い芽吹きに出会う。
先だって、「やまと花萬葉」なる、写真と文章の本を、パラパラとめくっていた。
桔梗が(あさがほ) 鶏頭が(からある) 南蛮きせる(おもひぐさ) などなど、知っているのもあれば、思いもかけぬ名前であったり、面白い。

写真は
ひさぎ (赤芽柏)である。

「ぬばたまの 夜のふけゆけば 久木(ひさぎ)生ふる 清き川原に 千鳥しば鳴く」    山部赤人

万葉人は 「ひさぎ」とこの木をよんでいたのだ。柏の上に赤芽と名付けたのよりずっと、趣がある。
万葉集は,夫が親しんでいるけれど、私は夫から本を借りて、時々パラパラとページをめくるくらい。
一度見て印象に残っていた写真と同じ木の芽吹きを見つけたからシャターを押した。



夏、黄色の小花が多数集まって円錐状に咲く。秋になると実が熟すと、中から黒紫色の丸い種子が飛び出るそうである。
ここは 殿 を連れて、よく散歩に来、昨今も散歩に来るダム湖を巡る路である。
今までは、何度も目にしていながら、気が付かなかった?関心を寄せなかったのだろう。

野良犬に餌を持ってきたが、今日はどこかへ行って見当たらない。

ダム湖の水がキラキラと光って、一番美しい時季であろうか。

   
    ⛵   うす紅の柏の芽吹き湖光る

    🚐   蜥蜴穴出てうかうかと子の前に 
コメント
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