老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

選句のような?、、、

2016-04-25 15:22:42 | 俳句
めったに逢わぬ人に散歩の途中で出会い立ち話。
犬が生きていた時は、犬の名前で挨拶をしたものだ。
「殿ちゃん こんにちは。」
「ラブちゃん、お久しぶり。」なんて具合に。
どこの、どなたかも知らずに、、、。

今日逢った方々は、その時の顔見知り。一方はパピーちゃんと飼い主。
もう一方は殿と前後して亡くなった飼い主。
お互いに亡くなった犬の想い出話になる。
熊本の地震のことに、話が及ぶ。
ペットを飼っている人のことに。
大変だろう。諸々のことが。

             

しりとり俳句を選らばせてもらう。
様々の結社で、皆さん色々な作り方をしている。
私の独断で選句を楽しませてもらうから、良い句を落とすかも、悪しからず。まあ好きな句を選句することになる。

   🍀   リヒテルの指から春が走り出る   魁仙

   🍀   仔猫だき地震つづく夜の握ぎり飯   涼

   🍀   大阿蘇の想い出に春惜しみけり   ケイ

   🍀   地震の地へこころを繋ぐおぼろ月   らっこ

   🍀   花は葉にじき取れそうな乳歯かな   しぐれ

   🍀   食い足りて透通りたる春蚕かな   かげお

   🍀   公園に不登校の子花は葉に   ラスカル

   🍀   更けて夜の霧笛鳴りづめ鳴りつづけ   アネモネ

   🍀   春愁やマトリョーシカの卵型    菊子

   🍀   ゆく春を駆けてスホーの白い馬   ぴのこ

   🍀   襟立てて仰ぎみてゐる花かんば   むめこ

   🍀   島の子の集ふ港や吹き流し    陶子

   🍀   教室の窓にカーテン春暑し   紫苑

   🍀   なんじゃもんじゃ風にけぶってをりにけり   霜月 

   🍀   分水嶺より集落の遠霞   登美子

   🍀   昭和の日馬券蹴飛ばすハイヒール   灌木

   🍀   笹の葉のにほひゆかしき草だんご   猫髭


落とした句がたくさんあると思うが、あくまでお遊び。
今は解ってても、一年先、二年先で何を詠んだかと、思うのは外した。みんな独立をしている句。楽しかった。ちょと苦労も。こんなもんでしょ。

      

    


コメント
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