老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

松の花

2016-04-13 12:34:34 | 俳句
栗林公園の松は素晴らしい。
昨日も何十人という庭師が松の手入れをしていた。
中には、女性も混じっている。
 
   ☆    高砂の松にならひし手入れ松   鷹羽狩行  

  
低い松は、幹は太く枝は四方に張り、盆栽がそのまま大きくなったようだ。素人の私が見ても立派だと拍手をおくる松の数々。
目の高さにあった、松の花を見付けて 写した。

      

少し離れた薄暗い木陰に 著莪の花の群生が。

ここは松平さまの、大名庭苑であった場所である。
日本の木や、花 ばかり。
公園には、横文字の花はひとつも無い。それが、ここに来る楽しみでもある。

小さな小さな菫草が咲いていた。たんぽぽ野もある。この たんぽぽだけは、古来の日本のたんぽぽではないようだ。
花見のシーズンであった。
夜間のライトアップをして、公園を解放をしていた。
たんぽぽも菫も踏みしだかれている。写真を撮ろうにも、皆 茎が折れたり横に寝ている。

     🍒   ひじまくら人待ち顔の花蓆  
     
      🍒   すみれ草嬰の興じる笑ひ声

     🍒   かげろうや殿の駆けたる花の馬場
コメント
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