老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

葱の花

2016-04-27 14:50:52 | 俳句


散歩の途中で見つけた葱の花。
畑の隅に一坪ほどの囲いをして、葱の種を採るのであろう。六、七センチの大きさの真ん丸の葱の花が咲いている。

   

葱坊主が、葱の花に、そして種になる。
坊主の時は膜状の苞に包まれている。先が尖がっていて、私はこれを見ると、いつもイスラム寺院の尖塔を思い出す。
橋の欄干に付いている擬宝珠に似ているため、葱の擬宝と云い、坊主頭のようにも見えるため葱坊主と愛らしい名前が付いている。
この畑には葱坊主もあるのだけれど、もう鞠状の花になっているのがほとんどである。



近づいて見ていると、何か動いているものが。
蜜蜂が蜜を吸っているらしい。仲良く一匹づつが一つの花に止まっている。
蜜蜂が飛び交うときはぶんぶんと羽音がうるさいが、この蜂たちは羽音もたてず、静かに飛んできては去ってゆく。まことにおとなしい蜜蜂である。
この蜂たちが集めた、蜂蜜のお味はさてどんなかな~。

      

草が綺麗に刈られていたから、久しぶり、本当に久しぶり。海が見える丘に登って行った。
蜜蜂の巣箱が並んでいるではないか。
合点。


    ♡    保育所に隣る畑や葱坊主

    ♡    葱畑黄色い帽の子が通る

    ♡    葱の花媼なにやらひとりごつ
コメント
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