コナサン、ミンバンワ!暦上は、とっくに秋のはずだが「処暑」とは思えぬ、厳しい暑さが続く。一事程の勢いはなくも、蝉の合唱も相変わらずだし、姿を現し始めた、赤蜻蛉(あかとんぼ)の影も、まだ薄い。初夏の頃に比べ、日照時間は短くなって来ているはずなので、後少しで、朝晩少しは凌ぎ易くなるはずだが、今暫く、熱中症などへの警戒を続ける様にしたいもの。
今夜は、プロ野球 巨人×阪神戦が行われ、後者が勝利を収めたが、夏の全国高校野球大会の為、本拠地の甲子園を留守にせざるを得ない阪神が、ここ数年は、これまで「死のロード」と呼ばれた、夏の遠征で勝ち越しを続けており、昨今の強さの一因かも知れない。厳しく辛い状況を、逆に飛躍へのバネにする阪神の姿勢には、我々も学べる所があるのではと心得る。
さて本題。今月発足の、安倍改造内閣にあって、河野太郎 新外務大臣の頑張りが注目される様だ。同氏の父君は、河野洋平 元外相。拙者も批判する、所謂慰安婦問題に関する「河野談話」を発出し、今日まで、日韓関係を困難にした元凶とも言える訳だが、子息の河野現外相は、岸田前外相がまとめた日韓合意の堅持を表明。当然の事だがこれに加え、慰安婦問題に続いて表面化している、所謂徴用工問題についても、盆前に出席の、東南アジア諸国連合ASEAN関連外相会談の折、韓国側の芳しくない対応に抗議を表された由。現在も改善が見られない為、河野現外相は、今月下旬、同国で催される予定の国際会議出席も留保されている模様。これも当然の対応だが、支持したい所だ。
韓国内では今、戦中の我国内 長崎県下の石炭生産の人口島 軍艦島にて、半島出身者多数の不当とされる扱いを描いた映画が大人気だそうだが、この中には、明らかに事実に反する作話の所があると言う。困難は大いに分るが、河野新外相には、こうした文化面の芳しくない問題とかも把握を願い、状況によっては、強い対応をお願いしたい想いもあるものだ。
前述の、ASEAN関連外相会談の席上、王毅(わん・いー)中国大陸外相とのやり取りで、王外相が「貴方の父上は正直な政治家で、歴史の話をすれば、心の態度を表明した。が、今日の外相会談で、貴方の発言を聞いて正直失望した。米合衆国が貴方に与えた任務の様な感じだ」と所感を表したのに対し「中国には、大国としての振る舞いというものを、身に着けて頂く必要がある」と応じたのは、有名な話だ。折しも中国大陸は、我が尖閣や南シナ海周辺で、強引な海洋政策の挙に出ている折だけに、強い向き合いを要する。
毅然とした姿勢を、長きに亘って守り続けるのは難しい。その事はよく分る。が、一国の閣僚、特に外務大臣は、その姿勢を守り通せなければ、務まらない立場ではないだろうか。まだ序盤は分っているが、河野新外相は、少なくとも一応は、そこの所を理解された上で活動に臨まれているのだろうと推察する。勿論、長続きしなければ意味はないのだが、拙者は、ここは暫く、河野新外相の強い姿勢が続いて行く事を望みつつ、様子見をしたく思う所である。河野新外相の、ご健闘を祈る。今回画像は、当地名古屋の東方 岐阜県下 恵那山の夏姿と、麓を行くJR中央西線の様子。春などは、冠雪した山と、桜のコラボも拝める所です。