Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

自衛隊の 関連国艦船等防護活動を理解する

2021-11-12 22:45:15 | 国際・政治

少し遅れかもで恐縮だが、今月はどうも 我々にとり馴染みの著名な方々の訃報が相次いだ感がする所だ。

秋篠宮妃・紀子様の父君、川島辰彦・学習院大名誉教授を初め、TVなどのメディアで高い人気を誇った占術家・細木数子、アニメーション声優の大御所・太田淑子の各位に続き、聖俗を併せ持った感もあった作家・宗教家の瀬戸内寂聴師逝去の報を聞いた。それぞれに賛否はあるかもだが、まずは我国の文化にとり 功の面多かったこの方々に、謹んでの弔意を申したく思う。

本題です。冒頭に触れた 此度亡くなられた各位も、立場こそ違え 我国の平和への貢献の必要はお感じだった事だろう。それは決して言葉だけのスローガンに止まらず、具体的実行を伴ってこそ 効力を持つものではないだろうか。その一つは 安倍政権時代の「積極的平和主義」かもだし、今も取り組みが続く「自由で開かれたインド太平洋構想」かも知れない。その事に関し、自衛隊から一つの答えが出た様だ。以下 今日の産経新聞ネット記事を引用して みて参りたい。

「海自、訓練で豪軍艦を『武器等防護』米軍以外で初」

防衛省は 11/12、海上自衛隊の護衛艦「いなづま」が オーストラリア海軍のフリゲート艦「ワラマンガ」と共同訓練を行った際、安全保障関連法に基づく「武器等防護」を実施したと発表した。米軍以外を対象とした実施は初めて。

共同訓練は 11/10~ 12日に四国南方で実施し、武器を使用する事態は生じなかった。武器等防護は 平時から他国の艦艇や航空機を守る活動で、2016= 平成28年の安保法施行で自衛隊の新たな任務となったが、これまでは同盟国の米国を対象に行ったケースしかなかった。

日豪両政府は 今年 6月の外務・防衛閣僚協議 (2プラス2) で、武器等防護の実施に向けた準備が整ったことを確認していた。今後も 豪軍から要請があれば行うという。防衛省は「部隊間の相互運用性が向上した。日豪防衛協力にとって極めて重要な進展だ」としている。(引用ここまで) 

復習にもなるが、我国の平和と安全の深奥にも関わる「自由で開かれたインド太平洋構想」を確かなものにして参る為にも「積極的平和主義」の姿勢はこれからも不変であるべき。それを踏まえた上で、この地域海域の安全に大きく関わる 所謂「クアッド」4カ国が相互に連携し協力できる態勢が望ましいのは当然だろう。

経済面での往来が小さくない所もみて 過度に中国大陸を敵対視する訳ではない反面、明らかに強引で無理筋の海洋政策姿勢に対しては 必要な牽制を躇うべきでないのも事実。

又最近は、露の艦艇が太平洋側に出没の度を増している様である事とも対峙せざるを得まい。その事への備えの意味でも、米合衆国に続き、豪州とも有意義な防衛協力実践を安全裏に重ね、更には残る英・印両国向けにも こうした防護活動が望ましい形で叶う様、研鑽を深めて頂きたいものだ。

今回画像も以前ので恐縮。静岡・浜名湖畔で目撃したJR東海道線を名古屋方面へ向かう、長さのあるロング・レールの輸送を担う 専用列車の様子を。

コメント (2)
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