Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

林外相、拙速な訪中は控えられよ

2021-11-25 22:52:03 | 国際・政治

岸田総理が、当初予定の 臨時国会前訪米を見合わせる方向らしい。主に米合衆国内の複雑で困難な政情に、バイデン現政権の対応が大変な事からの様だが、我国側も 中国大陸他由来の新型コロナ・ウィルス感染症関連の対策などが大変な折、訪米延期はやむなしと心得る。その一方で 新閣僚・林外相に対し、中国大陸・中共政府より訪問の招請があった様だが、当然ながら安易な対応は禁物だろう。以下 昨日の産経新聞ネット記事を引用して、みて参りたい。

「外相訪中『間違ったメッセージに』自民外交部長」

自民党外交部長の 佐藤正久・元外務副大臣は 11/24、外交部会や領土特別委員会などの合同会議で、林 芳正外相が 中国(大陸) の王毅(わん・いー) 国務委員兼外相から訪中の招待を受けたことについて「この時期の外相の訪中は、慎重の上にも慎重を期していただきたい」と述べた。「北京五輪開会式の外交的ボイコットが議論されている中で、日本の外相訪中は 完璧に間違ったメッセージを海外に出すことに他ならない」とも強調した。

会合では、韓国の金 昌龍(きむ・ちゃんりょん) 警察庁長官が 11/16 に 韓国が不法占拠する竹島(島根県隠岐の島町) に上陸したことについても協議。外務省の担当者は、事前に外交ルートを通じて韓国側に自制を求めていたと説明した。会合では 韓国側への対抗策を検討するチームを設置することも申し泡わせた。いわゆる徴用工訴訟や慰安婦問題対抗策も含め、国際司法裁判所(ICJ) への提訴や経済制裁になどについて検討する。(引用ここまで)

林外相は、つい先頃まで超党派の「日中友好議員連盟」の会長だった人物だ。岸田政権は、発足当初は余りなかった様な媚中的姿勢を ここへ来て見せる様になったとも聞く。林外相も表向きは「対中面は 毅然と主張し、対話を続ける」方針ではある様だが、それならば尚の事 訪中時期には慎重を期して頂きたいもの。この事についての 佐藤自民外交部長の大いなる懸念は、拙者も理解するものだ。

そこでやはり懸念されるのが、中国大陸国内の人権諸問題だろう。以前の我国歴代政権の頃からあった、少数民族チベット・ウィグル他に対する人権抑圧策の問題。それに対する対中非難決議や人権侵害法案(日本版マグ二ツキ―法案)辺りは、進行中の野党・立憲民主党代表選でも複数の候補が取り上げた様だが、岸田政権でも正面から取り上げる意思が見えてこない。決して弱腰であってはならない。安倍元政権以来の「自由で開かれたインド・太平洋構想」を堅持の方向なら、岸田政権は前述法案を 強い姿勢で誠実に成立させるべきだ。

更にこうした人権問題を踏まえ、来年初の北京五輪にては 欧米諸国が政府関係者を贈らない「外交面ボイコット」を検討しているとされる。我国も その共同発出がある場合を見据えて、法整備などの対応策を今から考えておくべきだろう。この辺りの対応も、何か鈍さとスピード感のなさを感じるのは 拙者だけではあるまいて。その一端が、最近になって媚中的なそぶりを見せるとされる 岸田政権の姿勢にあるのかも知れないが。

とに角今は 相手国政府関係から招かれたとはいえ、訪中を急ぐ場面ではない。林外相は 拙速な訪問を控え、我国内や政府与党内などを見回して状況を掴み、招待を受けた側とはいえ その辺りは時期の大幅延期を含め、我国の国益を踏まえた上で慎重に日程面を含む対応をすべきだろう。勿論 今日明日はその様な時期ではない。難しいかもだが、林外相の賢明な対処を一応は期待しようと思う。これは勿論、外交面の難しさが続く 大韓民国に対しても同様だろう。今回画像も昨年ので恐縮。初冬の静岡・湖西市付近の 浜名湖畔の様子を。通る線路は、天竜浜名湖鉄道線。以下に 関連記事を 2件リンク致します。➀(デイリー新潮 11/25付) 「林外相」に落ち着くまでの「岸田」「安倍」「麻生」「茂木」の水面下の暗闘 | デイリー新潮 (dailyshincho.jp) ➁(私的憂国の書様) 米、民主主義サミットに台湾を招待 ~ 岸田内閣はいつまで対中外交姿勢を曖昧なままにしておくつもりか - 外交 (fc2.com)

コメント (2)
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