Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

中部電力・浜岡発電所停止に思う事

2011-05-15 16:27:49 | 社会・経済

この所、晴天が続くのは良いが、朝晩の温度差が大きい当地名古屋であります。これ丁度、山の上にいる様な感覚なのだろうか。岐阜の飛騨高山にては、朝方更に低温なるも、日中は当地と大して変わらない位気温が上がるらしい。とに角、大きな温度差は、風邪を初め体調を崩す原因ともなり易い。お互い、引き続き健康安全留意にて参りたい所であります。

さて、先の東日本大震災にては、原子力発電所の安全問題が大いに問題とされた。渦中の福島第一発電所事故の影響は長期化する可能性が高く、周辺地域の住民各位の避難も順次実施されそうだ。対策が進んでいるとされた1号機はあろう事か、原子炉々心の溶融、メルト・ダウンが確認され、又大量の放射線含みの水の存在もあって、鎮静化には当初工程を上回る日数を要すると見られる。又、これから対策に入る2号機以降も、原子炉周りは相当の損壊が想像され、これらへの対応を含めると、やはり対策の完遂には年単位の期間が費やされるのであろうか。費用面、周囲への補償面をも併せ、我々は引き続いて注視を怠らない様心がけるべきではないだろうか。

その福島第一発電所事故との関連もあってか、当地の中部電力(株)は、菅民主党連立政権の要請を受け、唯一の原子力発電設備たる静岡の浜岡発電所の稼働停止を決定。昨日までに、稼働していた4&5号機がほぼ停止。検査中だった3号機も、今夏の稼働再開が見送られる事と相成った。両原子炉にて賄われて来た電力はほぼ360万kw/Hで、中部電力(株)全供給量の約12%に当たるとされ、仮に火力発電所など代替電源によるカバーがあったとしても、今夏は、例年よりほぼ1割の電力供給力が下回る事になると言われる。

政府は今夏、全国的な節電要請を民生、産業の両面に対して行ったが、目標度合いは例年-15%。浜岡発電所のストップで、東日本では現実化していた節電への動きが、遂に当地にても他人事ではなくなったと言う事だろう。産業界レベルにては、昼夜を通して稼働するメーカー関係などでは、電力供給に余裕があり、価格も安い夜間稼働へのシフトを進めたり、やはり余裕の見込める土休日に稼働し、平日一部を休止する事などを検討する動きも目立って来ている様だ。民生面に関わる我々も、できる所より余分な電力を消費しない様心がける必要はあるだろう。具体的には・・・

①照明。 使用は、本当に必要な所だけに絞り込み、使わない個所はこまめに消灯を。それと共に、電力消費の大きい白熱灯の使用をできる所からやめ、電力消費の小さいLED電球や蛍光電球に置き換えて行く。白熱球はいずれ生産終了する予定なので、こうした次世代型の灯火を普及させるには、むしろ良い機会かも知れない。

②冷蔵庫や冷房の温度設定は如何だろうか。前者は、温度設定を強めにして、庫内一杯に必要以上の食材が詰まっていて・・などと言う事のない様、設定弱めでこまめに買い物を行って、冷蔵庫内の冷気が常に適度に流れる様にしたいものだ。同時に、冷房温度も例年よりは1~2℃緩めに設定し、扇風機との併用など、電力を減らして快適性を維持する工夫が求められるだろう。因みに、前述の温度設定の変更を行うと、空調消費電力のほぼ1割カットが叶うとか。

③厨房最大の武器、電子レンジの使用も見直す余地がある。昨今は、電子レンジ用食材も充実して来て便利なのは良いが、包装を良く見ると、湯煎など電子レンジ以外による調理が可能な製品も少なくない。その事を良く確認して、なるべくなら多くの電力を食う電子レンジに頼らない食生活にシフトする心がけも必要となろう。

それ以外にも、商業施設や公共施設の冷房緩和や、通勤などの列車、バスなど交通機関の全車両弱冷房化など、取り組むべき分野は多い。これらを精励すれば、政府目標の夏場電力15%カットは、必ずや実現射程に入って来る事だろう。

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