Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

「ポッポッポ新政権」は尊敬されるか

2009-09-17 00:04:00 | インポート
「ポッポッポ~ 鳩ポッポ~♪
 票が欲しいか? そらやらぬ~♪
 欲しけりゃ 自分で獲りに来い~♪笑」

コナサン、ミンバンワ! 今夜は、冒頭にくだらない替え唄を載せてしまい、済みませんでした。まあ冗談ではありますが、熱烈な民主党応援団員の方がいらしたら、どうかお赦しを。

さて昨日、第93代内閣総理大臣、鳩山由紀夫さんを長とする民主・社会民主・国民新の各党による連立新政権が発足しました。鳩山閣下には、一言祝辞を申します。ただ、その後に「YES BUT」の一言を付け加えさせるを得ないのが、些か残念な所ではありますが。

先日の、全国紙S新聞の記事によると、連立政権の政策合意に関するポイントを載せていましたので、それを引用しながら、この連立政権の印象を記してみたく思います。

「連立合意書案ポイント」

一、調整が必要な政策は、3党の党首級による基本政策閣僚委員会で議論し、その結果を閣議に諮り決める。

一、速やかに、緊急雇用対策を検討。

一、今回の政策担当期間は、消費税率を5/100=5%に据え置く。

一、郵政改革見直し法案は、速やかに作成し成立を図る。

一、年金記録問題の解決に、集中的に取り組む。

一、国と地方の協議を法制化し、地方に権限を大幅に移譲する。

一、緊密で対等な日米同盟関係をつくる。

一、沖縄県民の感情を踏まえ、基地の在り方を初めとする、日米間の課題の解決を図る。

一、日本国憲法順守を確認。憲法が保障する諸権利の実現を第一とする。

この文言を、皆様はどうお感じになりますか?
恐れながら申せば、この9項目は、悉く国民の人気取りを図った、金太郎飴的な印象を受けますね。表してはみたが、到底実現不可能な項目もある。

私が強く指摘しておきたいのは、やはり最後の「日本国憲法が保障する諸権利の実現」についてでしょう。
この項目は、護憲原理志向に拘泥する、社会民主党の児戯に近い無理な主張が通ってしまった印象を強く受ける。
主な定めだけで15以上ある、所謂基本的人権の同時実現など絶対不可能と申して良い。特に第25条「生存権」などはあくまで努力規定であり、法的権利とするには無理がある、との最高裁判所判例もある。又例えば第23条「学問の自由」については、我国の近現代史研究などにおいて、社会民主党や日本教職員組合に近い勢力などの妨害が生じているのは既知の事であり、「諸権利の保障」の姿勢など本当にあるのか、と疑いたくもなる。正直な所「良くもまあ、ぬけぬけとこんな事が書けるものだ!」と呆れ果てている次第。
事実とすれば、正に「恥を知れ!」の一言であります。予め実現できない事共は、初めから問題にすべきではありません。

それ以外にも、国際社会へ向けたメッセージが、この9項目だけでは明らかに不足だと強く思います。
米合衆国は、民主党がインド洋にての海自補給活動を来年初にて終了する意向である事を懸念し、それに続く貢献のあり方を問うている由。民主党は、社会民主党の反対を押し切ってでも、この事の具体的段取りを合衆国に対し、誠実に示すべき。
そうでなければ、欧米はもとより、アジア、アフリカやイスラム圏の諸国よりも、我国は信頼を得られない事になってしまう恐れがあります。

社会民主、国民新の両党はあくまでも内向きの言わば「井の中の蛙」。
国際社会と向き合った実績は殆どなく、それでいて五月蠅い出方だけは一人前。前者は特にそうで、鳩山閣下は、どうか社会民主党の出過ぎた所は徹底的に叩いて頂きたい。そうでなければ、祖国日本及び国民の真の利益とはなり得ないでしょう。
朝鮮民主主義人民共和国による日本人拉致事件と核疑惑に対しても然りで、こうした面は強い姿勢にて、連立をリードして行かなければなりません。これは、これまで我国の実権を握り占めて来た官僚勢力の、天下りなどの不良姿勢に対しても同様です。

医療危機、年金不祥事、希望の持てない状況より来る少子化への対応も大切だが、「世界の中の日本」と言う視点も併せて必要。できもしない「高速道路無料化」などは後日検討でも良いではありませんか。
全体のトータル・バランスに顧慮しながら限界性能にて頑張る「シュッポッポ政権」位は目指さないと、長期に亘る国民的支持は叶わない、と私は見ています。

せめて、後で「ざまぁ カンカン 鳩ポッポ!」などと揶揄されない様、各方面に強い取組みをお願いしたいものであります。*(日本)*
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空の話。二題

2009-09-14 07:38:00 | インポート
各位お早うございます。今朝の当地名古屋晴れ。もう「秋晴れ」の風情ですね。

今朝は、空に因む話に少し触れてみたく思います。
先日より話の進んでいる、我国最大の航空運輸企業、日本航空の国際資本提携の事。
提携相手は、米合衆国最大のD航空と欧州大手で公営色の濃いF航空。更に米国大手のA航空も、提携に手を上げているとか。

もうかなり以前、遅くとも昭和の末期より業績が不安視されて来た日本航空。国内外にての過剰な拡大路線と、販売管理費用の不適切が今日の不振を招いたとされ、その後のコスト改善はあったものの、今年度にしても4~6月の四半期だけで\1000億近い損失。これは、大手と言えど、他の企業なら到底立ち行かなくなる数字ではと思います。

最早、並みの手段では再建が叶わない事は分りますが、欧米航空勢の狙いは、アジアにての航空需要の確保、言わば「空の覇権」の獲得にあるとの強い見方があるのも事実。
又、提携が実現すれば、欧米勢よりの役員派遣も行われ、悪くすれば日本航空乗っ取りなどと言う好ましくない事態もあり得る。
営業面を守りながら、あくまでも主体性を持って、この提携話に応じる様願って止みません。

もう一題、今度は良い話。
先週末、鹿児島の種子島宇宙センターより打ち上げられたH2Bロケットと宇宙輸送船の各第1機が発射成功、輸送船は今、国際宇宙ステーションを目指している様です。新しい機材の打ち上げ成功は心より奉祝申すと共に、これからも信頼性を向上させ、次回もその次も、安定した実績を積んで頂きたい。
宇宙技術は、ともすれば軍事色が取り沙汰され、その為にやみくもに反対する勢力もある様だが、的外れも良い所。そうした雑音に左右される事なく、確かな歩みをお願いしたいものであります。*(日本)*
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健康及び自己管理

2009-09-14 00:30:21 | 日記・エッセイ・コラム

コナサン、ミンバンワ!今回拙記事は、余り難しくない所で、健康の話題を一くされ。

実は一昨日、その事で拙居所よりそう遠くない、JR名古屋駅の内科医の所を訪ねた。数年前、胃腸の不調で診察を仰いだ折、偶然胆嚢に小さいポリープが発見され、以後年一回、検査を受ける事になっているのだ。幸い良性の様で、今回検査にても悪しき変化は認められなかった。

実は、今回の受診にはもう一つ目的があった。今夏の盆前、市内の別の総合病院にてこれも年一度の定期検診を受けたのだが、その際心電図に若干の異常を指摘され、再受診を指示されていたのだ。これは必ずしも同じ医療機関でなくても良く、今回検査で訪ねた同じ医院に対応が可能か尋ねてみたかったと言う事。結果は対応可の由。再度の心電図の外、万全を期して胸部写真も撮影と相成った。かかりつけの先生の診断では、正常の範囲内。これも定期検診を必ず受け、毎年様子を見るべしとのご見解であった。

今回の収穫は、「無理に思われても、とに角対応の可否を訊いて確かめる事」であろう。勿論どうしても不可能なら仕方がないのだが、訊くだけタダ、と言う言葉もある。今回は幸運にも医療関係の方々が対応して下さり、コスト的にも有利だったはずだ。今後は、初めから諦めず、僅かでも可能性のある事は、必ず照会すべき、と言う教訓を得た俺である。勿論「自らの健康は、自らで守り、確かめる」との自己責任的姿勢も大事だろう。

011

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「9.11」再考

2009-09-12 18:37:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

9月の今頃は「秋の長雨」と申して、平年なら南岸に停滞し易い秋雨前線の影響にて、雨がちの気候となり易い時期ですが、今年の当地は昨日まで長らく晴天が続き、今日に至ってようやく秋雨らしい1日となりました。明日は早くも天候回復の予想。久しくできなかった洗車でもと思っている所です。

さて本題に入ります。今世紀に入って間もない2001=平成13年9月に、合衆国N.Yの中心部が国際イスラム軍事組織による、乗っ取り旅客飛行機を使った大規模テロ行動より、昨日で8年となりました。この事件による犠牲者は80か国を超え3000人に近いと言われ、その多くが何の非もない無辜の方々であった事を想う時、一言哀悼の意を表するものであります。

ただ、犠牲者多数を生じたテロ行動を弁護する意思はありませんが、事件に関わった国際イスラム軍事組織にも、僅かではあるが言い分があるのは事実ではないかとも思うのです。
欧州もそうですが、米合衆国は「世界の警察官」を自認しており、その為に同国軍を世界中に展開している。これはとりも直さず、合衆国の地球上における勢力保持の為でもある。我国にしても同じで、1945=昭和20年夏の連合国進駐軍GHQを皮切りに、今日に至るまで相当の勢力が各地に駐屯しています。その「警察官」であるはずの合衆国軍関係者が、しばしば窃盗や婦女暴行などで刑事責任を繰り返し問われているのは大いに遺憾な所ですが。

合衆国軍は、イスラム世界の中東にも進出しています。イスラム圏は、宗教の関係で国内法規も基督教文化の欧米や、仏教や神道に基づく我国とは思考が大きく異なる。(人口の多くが信者である)東南アジアや中東の各位に対し、日々の礼拝や最低生涯一度の聖地(アラビア半島のメッカ市)巡礼、身近な所では飲酒の厳禁とか、女性に露出の少ない着衣を求めるとかですね。
その一方で、自殺を認めないのは基督教と同一なるも、大義の為に命を捧げる行動は奨励される。もし、イスラムの大義をかけて行動し、為に落命した場合、その者は「殉教者」として讃えられます。
合衆国を初め、欧米の進駐軍は、こうしたイスラム圏の宗教的立場を余り配慮していないとの話を聞いた事がありますね。
当時、N.YやワシントンDCを攻撃する挙に出た面々は、この「大義」の為に動いたのではないかとも言われます。イスラム法にては、自らが不当に攻撃された場合、又その為に家族や朋友に犠牲を生じた場合の報復も許されていると聞き、昭和末期の1980年前後に旧ソビエト連邦とアフガニスタン国が戦火を交えた頃、イスラム側を支援していた合衆国が突然裏切った事が原因とする情報も耳にした事があり、事実とすれば、この惨禍は合衆国が自ら招いた面もなくはないと思います。

それにしても、合衆国の国民各位も同国の政府当局も、この様な形で米本土が攻撃に晒される事は想定外だったと思います。
昨夜は、9.11の事件に因み、犠牲各位を悼む米映画もTV放映され拝見した次第。
大規模テロ行動の標的とされた、旧世界貿易センターの高層2棟が倒壊し、巻き込まれて九死に一生を得た救助活動中の警察官と、安否を気遣う家族達の模様を描いた秀作でした。
その最後に流れた言葉を、良くは覚えていないものの、大体の所を載せておきたいと思います。

「この事件は、人間の持つ邪悪さを世界に見せつけた。
だが同時に、人々が助け合う素晴らしさを世界に見せる事もできた。
皆、深く考えての事ではない。
咄嗟に、それが正しいと思い行動したのだ。」

この言葉には、色んな意味が込められていると思います。
「これからは、報復の為の兵隊も必要かな」と言った台詞もあったこの映画。異なる立場の人の間の対話も必要であろうが、同時に、その他の意味も時間をかけて考えてみたい気もします。*(地球)*
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人気取りの果てに・・・

2009-09-09 23:28:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

第45回衆議院総選挙の結果敗れ、下野する自由民主・公明の連立政権に替る民主・社会民主・国民新各党による新連立政権樹立の目途が、ようやく立った様ですね。それぞれに、政治の各分野にて微妙に立場の異なる各党。難しい局面にては、どの様に協力して対応するのか、是非その姿勢を注意して見極めたい所。
さし当たっては、集団感染の増加が報じられる新型インフルエンザへの対策がどうなるかと言う所でしょうか。

次に、昨日あるcafeの知友の所にて、(多分資金不足の為)整備途中で打ち切られた道路の話題が取り上げられていました。確かに、当地愛知にてもこうした未完成道路を見かけます。
好況がいつまでも続き、交通需要が伸び続ける事を当て込んでの計画だったのでしょうが、今となっては完全に的はずれになっている。
総人口も、それに絡む自動車の総数も頭打ちか微減傾向となり、最早高度成長の頃の様な整備手法は時代遅れになっています。その事を自覚もせず、相変わらず漫然と事業を続ける関係省庁や、地元の人気取りに拘泥する族議員には、庶民の生活実感など見えてはいない。だから先日の総選挙にて敗れたのではないでしょうか。

人気取りの為に、大衆にすり寄って迎合する事を「ポピュリズム」と言うそうです。地元道路の事に狂奔する族議員達は皆、ポピュリズムの実践者だった訳ですね。又、数年前の地域振興券や今年の定額給付金などに見られる「ばらまき志向」も目立ちました。こちらも、ハコ物公共事業と根は同じで、所詮は人気取り、ポピュリズムの所業だった。その事に選挙民は歴史上初めて「No!」の意思表示をはっきりと示したのだと思います。最早、未来へ向けての管理運営の為のろくな理念もない、造るだけ、建てるだけの公共事業と、意味不明のばらまき政策は通じないと強く思います。先日の「借金時計」の記事にても少し触れた我国の累積債務は優に\800兆を超え、個人平均でも\数百万もの借金を背負わされているのです。この現状に何も感じないのは、最早頭のおかしな一部の人間だけではないでしょうか。

方向性の異なる「寄せ集め新政権」に多くを望むのは危険であるのは事実。しかしながら、この「防衛費が子供に見える」大いなる無駄にどう斬り込み、改善への糸口を見つけるのか、姿勢だけでも見せて頂きたいと思うのは、私だけではないと思います。
資金を振り向けるべきは、まず保育危機と医療危機の克服のはず。「生活再建」を標榜するなら、まずこの辺りに本気で取り組んで頂きたいものであります。勿論、選挙区の人気取りに終わらない、巨視的、国家的な視点による施策も必要でしょう。必要な公共事業にしても、そうした視点にて決定を願いたいものであります。
P.S 拙HP「HAKASEの隠し部屋の別室」リンク欄に、経済ジャーナリスト 財部誠一さんのサイトがあり、ここに借金時計も併設されています。必要に応じ、ご参照下さる様。*(日本)*
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