線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

黒森神楽探訪①

2007年02月10日 22時50分40秒 | おまつり
今回の2月の3連休は決めていた。今でも三陸沿岸地域を巡行している「黒森神楽」巡行のとある「神楽宿」を、黒森神楽HPの管理人さまから教えていただいて、上閉伊郡大槌町浪板での「夜神楽」を見学することにした。

岩手は…とにかく遠い。今回はすべて電車なので移動が大変。
朝、8:00過ぎの松本発で長野駅までまず向かう。長野新幹線に乗るためだ。しかし連絡が悪く、長野駅まで各駅停車。
長野からは大宮まで一気に新幹線!速い!速い!
…ところが、である。自分の指定席でご機嫌で乗り込むと、切符拝見~で車掌が「あれ?これは1本後の指定だねー」とのこと。ありゃりゃ…いきなりやってしまった。そこで上田駅で後発に乗ることに。何やってんだー。

さてちょっとしたアクシデントは置いておいて、大宮駅から無事に東北新幹線に乗る。新花巻まで行って、乗り換えだ。

【釜石線新花巻駅】

JR釜石線に乗って、釜石駅まで。これがまた各駅停車で、新花巻から釜石まで約2時間。超ローカル線の旅になった。
釜石まで来ると「遠くへ来たなー」という感じだ。しかしまた乗り換えて、JR山田線に。そして目的地は浪板海岸駅だ。宿泊は、黒森神楽HPの管理人さまに教えていただいた民宿ひらのだ。


民宿からは今晩の神楽宿にも近く、便利な場所だ。

着いたのが5:00p.mをまわっていた。夜神楽は6:30p.m.からということで、すぐ夕飯をいただく。
夕飯は同宿の方々と一緒。「長野からです」と言うと「あー線翔さん!」と。自分のサイトにもカキコしていただいている方だった。
食べながら、神楽の話をさせていただき、いよいよ神楽宿へ向かうことに。

さて神楽宿に着くと、すでに着物の神楽衆が準備に入っていた。まず宿の方にあいさつ。そして神楽衆の方のところにも行ってみる。「花」を渡そうとすると「権現様へ!」と、床の間に飾られる権現様の前に奉納、礼拝してきた。


HP管理人さまともおしゃべりが出来た。

そして今晩の夜神楽の始まりだ。
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①【打ち鳴し(座揃い)】(6:30~6:40)
②【清祓い】(6:42~6:56)
③【榊葉】(6:57~7:19)
④【新岩戸開き】(7:26~7:47)
⑤【御神楽】(7:50~7:59)
⑥【八岐大蛇退治】(8:04~8:30)
⑦【松迎】(8:35~8:57)
⑧【山の神舞】(9:08~9:45)
⑨【恵比寿舞】(10:02~10:23)
⑩【仕組み】<節分>(10:30~10:51)

 今日は「役舞」と呼ばれる式舞的な演目が多かったが、やはり【山の神舞】や【恵比寿舞】などが格好良かった!

【山の神舞】


【恵比寿舞】

【仕組み】では<節分>ということで、豆まきで終わった。
 夜神楽の4時間半は、あっという間だった。
コメント
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