線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

民謡の祭典

2007年09月23日 23時58分05秒 | 民謡
松本市100周年記念事業の1つ「民謡の祭典」があった。内容は、民謡と踊りの発表会ということで、「清扶美会」20周年と合わせて、県松本文化会館中ホールで盛大に開かれた。最近、こうした民謡関連のイベントに行くこともなかった…というか、地方ではあまりないのかな? それとも、わたくしが気付かなかったのか…とにかく久しぶりに民謡の会に行ってみた。

今回、会員の演唱と、ゲストの演唱があった。
ゲストでは、木曽の降幡滋民さんの《木曽甚句》《東祖谷の粉挽節》等、地元で活躍されている4人の師匠の演唱がまず続く。
そして東京から、及川清三さん登場。《閖上大漁祝い唄》《秋田草刈り唄》等、東北民謡を聴く。宮城ご出身の及川節も初めてナマで聴いた。やはりCDや放送と同じだ~(笑)

そして民謡界の重鎮・斉藤京子さんの登場。

今回は《伊勢音頭》《信濃追分》《鴨緑江節》《秋田大黒舞》の4曲の演唱だった。古希を越えられておられるそうだが、張りのあるお声は、CDや放送で聴く以上だ。しかし、この頃ご病気もされたとか…。それを感じさせない、素敵なお唄だった。また「私の大切な曲《信濃追分》…」と語って、お歌いになったのは、長野県人的にはうれしかった。また印象的だったのは《鴨緑江節》。韓国併合で韓半島に入植した日本人によって歌い出されたこの唄は、民謡ファンなら知らない者はない名曲。現在国政事情から放送禁止。CDでは本條秀太郎作詩のものがレコーディングされているのだが、今日の1番はわれわれがよく知っている歌詞で歌われた。また2番の、♪~焦がれてなく声よ アリャ…は、泣かされた!(笑)ドキッとした!ジーンとした!

また、最後の「秋田大黒舞」もステキだった。斉藤京子さんは秋田出身。んん~もっと聴きたかったー!というところで終わってしまった。

ところで、今回鳴り物で、美鵬直三朗さんがお見えだった。


ゲストの部では三味線、箏、鳴り物のセッションで演奏されておられたが、会員の部からずっと鳴り物でお出になられていた。よく聴いていると唄の番数によって、太鼓が変わったり、リズムが変わったりして、変化がある。鳴り物は単なる打楽器ではないなーと思った。会員の唄の《津軽あいや節》では、1拍目の1打をクルリと回して打ち込んでおられたのがカッコよかった。
会終了後、線翔庵からもリンク張っていただいているので、楽屋をお訪ねしてみた。HPつながりということで名乗らせていただくと、直三朗さんもすぐ分かっていただいて、ちょっとおしゃべりした。うれしかった。

ここのところ、テレビでは民謡番組は極端に減った。民謡のおさらい会やコンサートなどへもなかなか行く機会も少ない。しかし音楽は生演奏がいいなーと、あらためて感じた。また行きたいな。
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何と!

2007年09月23日 11時01分46秒 | 日々雑感
らーめん缶!思わず買ってしまった…。
自販機で売られていた。醤油味、味噌味、冷やし中華があった。
味は…らーめんだ(笑)。ただ麺はコンニャク?だ。

まあ、話のタネに。300円!
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