線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

新潟県糸魚川市 木浦の太夫舞

2009年09月17日 23時07分17秒 | 日々雑感
今日は新潟県糸魚川市、旧能生町の木浦地区新戸の秋祭りだった。ここでは太夫舞とか十二の舞と呼ばれる舞が演じられる。
実は学生時代に一度出かけたことがある。毎年9/17と決まっているので、今日は…休みをとって、実に10数年ぶりに出かけた。

ここの舞はいわゆる「採物神楽」。かつては、こうした芸を伝えていた神職による舞であったようだが、これが民俗芸能化したもののようだ。

この神楽と出会ったのは、新潟でちょっと調べ物をしているときに知り合ったIさんが参加されていることからだ。Iさんとは、その後やりとりさせてもらっている。自分自身も、信州の太々神楽や修験道系芸能の理解について、いろいろ考えさせられていたので、この神楽には関心があるのだ。

祭りに来たのは本当に久しぶり。神社の場所さえ忘れていた。過疎化の山里ではあるが、それでも30~40代の人たちが4~5人が舞をしている。Iさんは今回は笛を吹いていた。この神楽の楽人の皆さんも、今日は休みをとっての祭りへの参加だ。しかし、祭りのために神社へ来ているのは地区の方々オンリーで、拝殿内で見学。舞が演じられる舞台の前で、舞の画像やビデオを撮っていたのは自分だけだ。ビデオカメラを構えていると、保育園児とおぼしき少年に「オジサン、だれ?」などと声をかけられた。よっぽど珍しい「客人」だったようだ(笑)

これらの舞を絶やすことなく一生懸命伝承されている。なかなかできることではない。ちなみに、その知り合いとは同い年。自分も応援したいと思う。

<獅子>

<三番叟>

<海幸>

コメント
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