富山県魚津市がお気に入りで、喜んで出かけているのだが、この埋没林博物館へは行ったことがなかった。今回、初めて行ってみた。
場所は魚津漁港にほど近い、海岸沿いにある。
それもそのはず。昭和5年に、魚津漁港の工事中に大量の樹根が発見されたことに始まるのだ。これは昭和11年に「魚津の埋没林」として国の特別天然記念物の指定を受けることになる。
その後、保存舎建設、埋没林発掘を行い、昭和29年に「埋没林自然保存館」建設、昭和30年には魚津市立博物館として開館したのだそうだ。
施設は、常設展示通路、テーマ館、水中展示館、乾燥展示館、ドーム館に分かれている。中でも、水中展示館はリアルで、すごかった。
ここは湧水が出ている場所でもあるそうだ。何とも迫力がある。
また、乾燥展示館もよかった。
また、ドーム館には、実際に出土した発掘現場を再現している。
魚津といえば、片貝川上流の「洞杉」が有名だが、浜辺近くにこんな大木の林が埋没林として残されていたことがスゴイなーと思わされる。
館内には蜃気楼の写真もあった。いつか、魚津の海岸で見てみたいな~などと思いながら、博物館を後にした。