線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

丸の内音頭と東京音頭

2013年05月22日 22時45分26秒 | 音楽
先日、中野市にある中山晋平記念館へ行ってみた。

久しぶり!晋平さんの銅像も、どうみても塗り替えられたかな?という感じだ。

さて、中山晋平さんの大きな仕事の1つに新民謡の作曲がある。今となっては、新民謡とはいえ、ほとんどトラディショナルな感じさえしてくる。

今回、「中山晋平の新民謡」というCDを買ってきた。


この中に、盆踊りの定番《東京音頭》があった。

○ハァー踊り踊るなら チョイト東京音頭 ヨイヨイ
 花の都の 花の都の 真ん中で サテ
 ヤートナ ソレ ヨイヨイヨイ ヤートナ ソレ ヨイヨイヨイ


西條八十作詞。唄は勝太郎と三島一声。できたのは昭和8年だそうだ。某球団の応援歌としても知られているが、この曲、実は元唄がある。昭和7年にできた《丸の内音頭》だ。

○ハァー踊り踊るなら 丸くなって踊れ ヨイヨイ
 踊りゃ心も 踊りゃ心も 丸の内 サテ
 ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ


やはり西條八十。唄は藤本二三吉だ。何でも日比谷、丸の内一帯の商店主の依嘱で作られたが大好評で、翌年に丸の内から大東京に飛躍させたものだという。

歌詞が変わり、メロディやリズムが若干変わったようだ。こうして日比谷、丸の内から大東京、そして全国へ広まっていったのだ。これは何とも、懐かしい曲になっている。自分もこれなら踊れる!

晋平メロディの代表作の1つだ。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ごぶさたしてます (夢の浮橋)
2013-05-23 00:42:07
このCD持ってます。
望月小唄や中野小唄などの「芸妓連」の唄声が好きです。もちろん二三吉さんや勝太郎さんも。
東京音頭も丸の内音頭も、本当はレコードの両面に亙って
10番まで吹き込まれてますが、このCDには
A面の分だけしか収録されてません…

というか、鎮西小唄・天龍下れば・大島おけさ・大師音頭以外の収録曲は、
全てレコードの両面に亙って吹き込まれているのですが、
基本的にA面のみの復刻となってます。
(望月・甲州・上州はB面)
上州音頭は、A面は佐藤千夜子さんの吹き込みです。

そういえば東京音頭は、昔は今と少し違う踊り方だった気がします。
今はいきなり片手をかざしながら後ろに下がりますけど、
昔は輪を作りながら?右、左と出てから、流しながら後ろに下がってたような気が…
線翔さんの記憶ではどうですか?

こちらでは地踊りばかりで東京音頭は滅多に踊りませんが
以前、新興住宅地の踊りで東京音頭がかかった際に
今の踊り方と昔の踊り方が同じ輪に入ってて
大混乱してました(゜o゜)

長文失礼しました。
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さすが~! (庵主)
2013-05-23 22:32:39
夢の浮橋さま>
ありがとうございました!何だか変な終わり?とも思ったのですが、そうだったのですねー!?

東京音頭の踊り、いきなり右、左…とかざしたような気が???(文章だけでは伝わりませんね・笑) いや~最近踊ってませんねえ、東京音頭。

しかし晋平さんの新民謡は、もはや新作ではなくトラディショナルだと思います!
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