今日は、糸魚川市一の宮・天津神社の祭り=通称・けんか祭りに出かけた。
実に15年ぶり、3度目だ。毎年4月10日と決まっているので、今年は土曜日に重なったので、久しぶりの祭り見学を決行した。
自宅を5:30a.mに出る。いつも通りに麻績I.C.から長野道&北陸道で糸魚川I.C.までとぶ。
目的地の神社には、8:00a.m前には到着できた。とてもいい天気で、桜もほぼ満開。
早く着いたが、いろいろな行事は朝4:00a.mころからあるようだ。
9:00a.m.からは拝殿内で祭典が始まる。それに先だって、お稚児さんが肩車で登場。
10:00a.mになると、鳥居前に押上地区の方々が集まってきた。竹を先頭に、獅子頭、トリジ、白丁等々が入ってくる。境内で参拝して、地区の座席へ移動する。
10:30a.m.には同様に、寺町地区の方々が入ってくる。すでに境内は客でいっぱい、何とも熱気ムンムンである。やはり寺町の座席へ移動。
寺町の桟敷席の辺にいたら、何と新潟のIさんとバッタリ会う。しばらくお話しする。
やがて舞台上の神輿前で修祓。やがて神輿渡御となる。
先頭は寺町の露払いのトリジ、警固、神主、一の神輿、そして押上のトリジ、警固、面箱、そして肩車の稚児、神主、二の神輿、警固となっている。
これがなかなか出発しない(笑)。やがて、1周半して稚児が舞台に上がると、いよいよ神輿が走り出し、「けんか」となる。
桟敷席の前、押上側、寺町側というように神輿がぶつかり合う。ぼんやり見ていたのだが、8回ほどぶつかったかな。よく見ると、神輿の「部品」が壊れたり外れたりしている。結構はげしい「けんか」だ。
それで勝つと豊漁、豊作なのだそうだ。ヨソ者にはどっちが勝ったのかよく分からなかった(笑)。
そして舞台上に両地区の代表の人が上がって、大きく幣を振ると「お走り」となって、太鼓も迫力のある「ドンデンドン」に変わる。
今年はどうも遅れ気味。午後の舞楽は1:00p.m.からの予定だったが、お走りが終わったのが1:20p.m.を過ぎていた。休みなしで、いよいよ稚児舞楽の始まりだ。
【天津神社舞楽】
1 振鉾
2 安摩
3 鶏冠
4 抜頭
5 破魔弓
6 児納蘇利
7 能抜頭
8 華籠
9 大納蘇利
10 太平楽
12 久宝楽
13 陵王
同系統のものには、4月24日の能生白山神社舞楽がある。ともに稚児による舞を中心に、面を着けた大人の舞が含まれる。また音楽は「雅楽」ではなく、篠笛と太鼓を中心にしたものになっている。
舞楽のスタートはどこへ行っても「振鉾」から。
【振鉾】
露払い的な舞で、舞台を清める意味もあるようだ。
大変、装束が華やかである。
【鶏冠】
これは、胡蝶のような舞である。
【抜頭】
1日目は、いわゆるオーソドックスな抜頭面と装束だが、2日目には天津神社伝承のものである。
【能抜頭】
これまた能面風なもので、なかなか味がある舞。体をくねらせる面白い動きだ。
【陵王】
能生もそうであるが、舞楽最後に演じられるもの。独特な面は竜を彷彿とさせる。鮮やかな緋色の装束は、ちょうど夕日が落ちる頃に映える。この日は、午前中はいい天気だったが、午後やや薄曇りになってきた。しかし、この陵王の頃、わずかながら日が差した。能生では、陵王が沈みかけた夕日を招き返すというが、今日は糸魚川でもそんな感じがした。
すべて終わったのは、6:00p.m.前であった。午前中の荒々しい「けんか神輿」、午後は優雅な「稚児舞楽」。よく「静と動」と言われるが、本当にそんな感じだ。
糸魚川では、この祭りが終わると本格的な「春」を迎えるという。
本当にいい一時であった。
実に15年ぶり、3度目だ。毎年4月10日と決まっているので、今年は土曜日に重なったので、久しぶりの祭り見学を決行した。
自宅を5:30a.mに出る。いつも通りに麻績I.C.から長野道&北陸道で糸魚川I.C.までとぶ。
目的地の神社には、8:00a.m前には到着できた。とてもいい天気で、桜もほぼ満開。
早く着いたが、いろいろな行事は朝4:00a.mころからあるようだ。
9:00a.m.からは拝殿内で祭典が始まる。それに先だって、お稚児さんが肩車で登場。
10:00a.mになると、鳥居前に押上地区の方々が集まってきた。竹を先頭に、獅子頭、トリジ、白丁等々が入ってくる。境内で参拝して、地区の座席へ移動する。
10:30a.m.には同様に、寺町地区の方々が入ってくる。すでに境内は客でいっぱい、何とも熱気ムンムンである。やはり寺町の座席へ移動。
寺町の桟敷席の辺にいたら、何と新潟のIさんとバッタリ会う。しばらくお話しする。
やがて舞台上の神輿前で修祓。やがて神輿渡御となる。
先頭は寺町の露払いのトリジ、警固、神主、一の神輿、そして押上のトリジ、警固、面箱、そして肩車の稚児、神主、二の神輿、警固となっている。
これがなかなか出発しない(笑)。やがて、1周半して稚児が舞台に上がると、いよいよ神輿が走り出し、「けんか」となる。
桟敷席の前、押上側、寺町側というように神輿がぶつかり合う。ぼんやり見ていたのだが、8回ほどぶつかったかな。よく見ると、神輿の「部品」が壊れたり外れたりしている。結構はげしい「けんか」だ。
それで勝つと豊漁、豊作なのだそうだ。ヨソ者にはどっちが勝ったのかよく分からなかった(笑)。
そして舞台上に両地区の代表の人が上がって、大きく幣を振ると「お走り」となって、太鼓も迫力のある「ドンデンドン」に変わる。
今年はどうも遅れ気味。午後の舞楽は1:00p.m.からの予定だったが、お走りが終わったのが1:20p.m.を過ぎていた。休みなしで、いよいよ稚児舞楽の始まりだ。
【天津神社舞楽】
1 振鉾
2 安摩
3 鶏冠
4 抜頭
5 破魔弓
6 児納蘇利
7 能抜頭
8 華籠
9 大納蘇利
10 太平楽
12 久宝楽
13 陵王
同系統のものには、4月24日の能生白山神社舞楽がある。ともに稚児による舞を中心に、面を着けた大人の舞が含まれる。また音楽は「雅楽」ではなく、篠笛と太鼓を中心にしたものになっている。
舞楽のスタートはどこへ行っても「振鉾」から。
【振鉾】
露払い的な舞で、舞台を清める意味もあるようだ。
大変、装束が華やかである。
【鶏冠】
これは、胡蝶のような舞である。
【抜頭】
1日目は、いわゆるオーソドックスな抜頭面と装束だが、2日目には天津神社伝承のものである。
【能抜頭】
これまた能面風なもので、なかなか味がある舞。体をくねらせる面白い動きだ。
【陵王】
能生もそうであるが、舞楽最後に演じられるもの。独特な面は竜を彷彿とさせる。鮮やかな緋色の装束は、ちょうど夕日が落ちる頃に映える。この日は、午前中はいい天気だったが、午後やや薄曇りになってきた。しかし、この陵王の頃、わずかながら日が差した。能生では、陵王が沈みかけた夕日を招き返すというが、今日は糸魚川でもそんな感じがした。
すべて終わったのは、6:00p.m.前であった。午前中の荒々しい「けんか神輿」、午後は優雅な「稚児舞楽」。よく「静と動」と言われるが、本当にそんな感じだ。
糸魚川では、この祭りが終わると本格的な「春」を迎えるという。
本当にいい一時であった。
天津神社の祭りのルーツとされている場所です。もし宜しければアドレスを教えて頂ければ糸魚川の祭り・伝統の情報をエクセル・PDF・JPEGでお送りします。
またブログ等で他市他県の情報も教えてください。kazu_otake@tanimura.co.jp
コメントありがとうございました。古い記事へのコメントでしたので、気付かずにおり、返信が遅くなり、申し訳ありません。
すごいデータベースをお作りですね。素晴らしいです。やはり地元の方ならではの成果だと思います。
けんか祭りは4ヶ所あるのですか!?日光寺と根知山寺と天津神社しか知りませんです…。長野におりますので、なかなかうかがうこともできません。また、いろいろお教えください。
なおメアドにつきましては、線翔庵トップページよりお入りください!
ありがとうございました。