線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

富山県民謡民舞大会~氷見市①

2010年11月28日 20時05分28秒 | 民謡
富山県民謡民舞大会は2度目。昨年は射水だったが、それに引き続いての2度目の訪問。

日曜日の朝、7:20p.m.頃、上田を出る。今回は日曜日ということもあって、高速で新潟廻りで行くことにした。例によって、麻績I.C.からのる。
上田は快晴。ドライブ日和~♪とご機嫌だった。


が、北へ北へと行くと、何だか雲行きがあやしい。信濃町あたりで曇り、ついに新潟に入ると雨。上越J.T.を過ぎて北陸道になると、結構な降りだった。

まあ、しょうがない。いつも通り、富山に入って、有磯海S.A.で一休み。天気はイマイチだ。

さて、富山I.C.付近は少し雨もおさまった感じ。快適に!でもないが、一気に氷見i.c.まで進んだ。ちなみに氷見北I.C.もできたんだね。さて時間は11:00a.m.をまわったくらい。開場は12:00a.m.とのことで、早昼食をとることにした。

場所は…自分が学生時代、たまたま氷見に立ち寄ったときに偶然入った「小川屋食堂」。「きときとの魚」とかいう看板の意味が分からず、入った記憶がある。なつかしい場所。
ここで氷見うどんと刺身&揚げ物のセットをとってみた。揚げ物はシロエビだった。なかなか!


さて、ちょうど市民会館と食堂はすぐ近く。さっそく会場へ。

しかし、付近には駐車場がない。ちょっと離れたお寺の下の臨時駐車場に停めておく。
初めて入る氷見市民会館。それほど大きいキャパでもない、手頃なホールだ。
二階席に陣取る。

さて、開演に先立って、いろいろ挨拶が続く。何しろ第59回なのだ。なかなか歴史あるイベントだ。

まずは小矢部の「打込み源氏太鼓」。いきなりの太鼓のステージ。ドン!っと腹に響き渡る。

続いて立山の「米道踊り」。「おけま」「追分」「甚句」「松坂」の4曲。素朴ななかにも、なかなか味がある唄と踊りだ。

次は、黒部から「新布施谷節・正調布施谷節」。今年は、新節からの演奏。そして正調と続く。

大好きな曲。農作業を模した、演出的な踊りがつく。
伴奏は、尺八と胡弓。個人的には伴奏だけでいいような気がする…。

それが終わると、高岡の「伏木帆柱起し祝唄」。これも名曲。自分が初めて聴いたのは、初代浜田喜一演唱によるもの。

これを東京で広めたのは初代さんなんだろうな。

続いて、魚津の「せり込み蝶六」。短時間で編集されるCDとはちがって、結構長かったので、「ヤレヤレヤーレ…」で始まる「ちょんがれ」の部分が入る。やはり地元ならではだ。踊りも手踊り、扇子、菅笠、提灯、唐傘…と、なかなか華やかだ。

花笠が出るのは、「八木節」とも同じで「新保広大寺」の流れであることは明らか!

さて、今度は南砺市の越中五箇山民謡保存会。今回は「といちんさ節」から。
続いて「お小夜節」。手を肩に掛けて入場するのが可愛らしく、また珍しい。

「五箇山追分」もいい。追分の本場とされる信州生まれの自分には、「なげ節」の後の三味線入りの部分が、「信濃追分」と似た雰囲気で、結構お気に入り。なお、プロの演奏としては、二代目浜田喜一のレコードがウチにある。なかなかいい曲。

そして、自分のお気に入り!滑川の「新川古代神」。去年は、こんなCDを買った!

これも「新保広大寺」の流れなのだが、やはり菅笠、扇子、手踊り等々、華やかな踊りだ。今回も松明はなく、提灯からスタートだった。


続いて、民俗芸能である黒部市は明日の「稚児舞」。明日は「あけび」と読む。ここも2度ほどお訪ねしたことがある。今回は「万歳楽」と「千秋楽」の2演目。祭礼通り、会場から稚児を肩車で入場する。

前半の最後は、南砺市は福光の「もちつき太鼓」だ。これは初めて見た。唄はないが、太鼓メインで賑やかな三味線が入る。そして、杵を持った人が餅を搗きながら踊る…というか踊りながら搗くというか…。

ここで搗かれた餅は、実際には振る舞われるのだそうだが、今日は終わった後の休憩時間にロビーで配られるとのこと。

ここで、休憩時間だ!

(続く)



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