線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

地蔵町獅子舞探訪~帰宅

2008年06月22日 08時43分11秒 | おまつり
地蔵町の「獅子殺し」が終わって、道の駅の駐車場で車中泊し、目覚めたのは午前7:00ころだった。明るくはなっていたが、やや曇天。

さて夕べは楽しかったが、雨に降られたまま。自分の好きな温泉潮の香亭へ行った。ここは朝7:00から営業しているので、朝風呂~!っとご機嫌でむかった。海沿いの道を七尾方向へ行くと、海岸に面した大きなホテルがあって、その裏手にある。日曜とはいえ、こんな時間に客はいるのかな?とも思ったが、3~4人はいた。ここのお湯は塩辛い塩化物泉で、よく温まる。夕べは少し肌寒かったのでよかった!

さて再び道の駅に戻って、せっかく氷見に来たので、魚系のもの、氷見うどん、地酒「曙」などを買った。また、食堂が午前8:30ころから始まったので、「きときと定食」を食べてみた。食後、駐車場へ戻るともう観光客の車が入ってきている。それにしても「長野ナンバー」の多いこと(笑)

午前9:00をまわったところで、ひみ獅子舞ミュージアムを再訪。

ここでは実演会が行われ、その模様のDVDが販売されている。今回は…4月に行った伏木一宮青年団のが目に入り、買ってみた(1,000円)。

さて、帰り道は昨日小矢部廻りで失敗したので、高速はやめて再び市街地へちなみに中央町あたりで火事があったみたいで、黒こげの現場をかすめて通る。お見舞い申し上げる。
やがて、海岸沿いの道へ出てから、高岡方面へ進む伏木まで来ると、2ヶ月ほど前に来た風景が目に入る。そうだここの勝興寺という寺に、イチョウの大木があることを思い出し、急遽寺探し!あった!高台にあって、すぐ分かった。真宗らしい大きな本堂が印象的。まず本堂右側に「実ならずのイチョウ」があった。また左側にも大きなイチョウがあった。「実ならず」は、寺の七不思議なのだそうだが、樹勢としては左側の無名のイチョウの方が元気があるような感じだ。

さてここでお詣りをすませ、さらに帰り道。どうも高岡から新湊方面へ行く国道8号線は道が広くて運転が疲れる。そこで、伏木から庄川渡って、新湊市街地を通り、お決まりのように立町信号から江柱公民館をかすめて通った。ここは1ヶ月ほど前に来たばかり

さて帰りこそ、小杉I.C.から乗る しかし…すぐ眠くなり、入ってすぐのパーキングで速攻で仮眠30分ほど休んで、富山I.C.へそして!またまたお決まりの<ます寿司>買って、これで夕飯はO.K.
再び北アルプスを越えて、松本へたどり着く。午後3:30くらいになってしまった。

富山の獅子舞探訪は今シーズン3度目。しかーしおもしろいな!また出かけたいものだ。
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地蔵町獅子舞探訪

2008年06月21日 23時15分56秒 | おまつり
昨日まで忙しかった。あまりに忙しくて、ストレスだ~ これは絶対まつりでも行かないとストレス解消にならんっというわけで、富山県氷見市地蔵町で獅子舞があるという情報を得て、今シーズン3度目となる富山獅子舞探訪を決行する。午前中どうしてもやっつけなければならない仕事を済ませ、午後1:15ころ松本を出る。

天気予報では曇り。梅雨空のはっきりしないところを、今回は北アルプス越えで安房トンネル経由で行くことにした。やはり山の天候は変わりやすい。曇り空だった松本市内だが、トンネル前後は雨だった。まあ順調に岐阜入りし、平湯温泉街を抜け、旧神岡町から国道41号線を北上。順調に富山入り。途中、自分の好きな旧細入村の「道の駅」で休憩。そして一気に富山I.C.へ!

さて氷見市方面へはいつもなら小杉I.C.から射水市、高岡市の海岸線を経由して行くのだが、午後から出てきたので早く着きたいな…と、確か高速が氷見まで開通したことを思い出し、小杉を過ぎて高速で行くことにした。ところが…である。氷見へ行くには、能越道へ入って高岡I.C.等を経由して行かねばならないところを、実は入り損ねてしまった…。そしてしょうがないので小矢部I.C.で下りて、下道ででも行こうかなと思っていた。料金所でおじさんに「氷見はどっちですか?」とたずねると、「左折して国道8号を行くといいですよ。でも本当に下で行きますか?高速もあるけど…」との返事。少し進んで地図を見ると、小矢部から氷見は近くない。そしてかなり迂回してしまったことに気付き、やはり下道止めて、再び小矢部I.C.から能越道で行くことにした。そしてかなりロスしながら、氷見まで到着。お決まりの氷見の道の駅あたりで、大体午後5:30くらいになってしまった

さて、地蔵町を探すことに。場所は氷見駅周辺なので、取りあえず氷見駅に停め、周辺を歩いてみた。鎮守の愛宕社はすぐ分かり、掲示板で獅子舞巡行図を確認しながら、町内を歩く。しかし静かだ。時間も時間だし、休憩のようだ。ウロウロしていると、金沢からピカイチさん到着。一緒に移動した。

獅子方さんらしい人が歩いていたので、一緒に着いていくと、地蔵町公民館から出るところだった。そして午後7:00過ぎから「嫁花」があるということで、そのお宅での舞を見ることになった。地蔵町の獅子は典型的な氷見獅子。それにしても獅子頭はかなり大きいなという印象だった。歯打ちをすると「カツカツ」といより「ガツガツ」といった迫力のある重低音だ。

さて1軒目のお宅へ。まだ明るい。地蔵町は氷見の大火でも唯一焼け残った地区と言うことで古い家並みが残っている。そして路地裏を含めて道は広くはない。そんななかでたくさんの人々が集まって、盛り上がっていた。天狗役もたくさんいて、交代しながら元気に舞っていた。「嫁花」のお宅では、「樽トリ」という演目が演じられる。天狗と獅子のやりとりがあって、獅子は角樽の酒を飲む。そこに天狗が飛び掛かっていくような所作が面白かった。

こうして何軒かの「嫁花」を追い掛けて行った。途中、この4月18日に出かけた、高岡市伏木一宮青年団の「獅子舞研究会」の方々も見えていた。お話しすることができた。自分も遠くから来てはいるので、こんな会話も楽しいものだ。

さて午後9:00を過ぎ、「嫁花」が一通り終わりになると、一端休憩となった。一軒一軒獅子を舞わしていくことは大変なことだ。それにしても夜になり、いくらか風もあり、6月とはいえ肌寒い。

さて、休憩のあとは町廻りの続きだ。1軒ずつ廻っていく。そして時刻は午後11:30をまわったころ、ついに雨が落ちてきた。う~ん、あともう少しなのに…というところ。しょうがなし、車から雨具を着込んで、再び獅子に着いていく。恐るべし!雨男!

そして愛宕社へ移動する。神社境内の鳥居から拝殿前までのところの両脇で火が焚かれる。雨は降ってはいたが、いくらか小降りになっていた。ここでヨソブリとなる。天狗が拝殿前と鳥居の間を動きながら舞う。相対して、獅子は鳥居のあたりにいる。それほど明るくない境内で、火の明かりと煙であたりは幻想的な雰囲気になっていた。

しかーし!雨が止まない。そしてついに、わたくしのビデオカメラも雨のため、テープが濡れてしまって、結局動かなくなってしまった
写真も煙でろくに写っていない…まあしょうがないな。

そしてこのヨソブリが終わったところで、最後の舞である「獅子殺し」が、団長宅前で行われる。時間は深夜1:00をまわったころだ。

まず一通りの舞が演じられたあと、「獅子殺し」となる。最初は天狗が素手で、パンチするような所作から始まった。そしていろいろな採り物を替えて、獅子に迫っていくのである。最後、息の根をとめたあたりで、喜んで?手拍子をしながら、天狗が獅子にまたがり、担がれて団長宅内へ入っていった。時刻は午前2:00過ぎだ。

それにしてもまた雨の獅子舞探訪になってしまった。また「獅子殺し」の時間は、やはり眠い時間で、最初の舞は団長宅前の玄関の塀にもたれて、ウトウトとしてしまった。しかし「獅子殺し」とは不思議な演目だ。今回も、雨は残念だが、いい獅子舞を見ることができた。


ここでピカイチさんとも分かれ、自分は道の駅の駐車場で寝ることにした。雨の中、ちょっとドキドキだったが、とにかく眠かったので、すぐに爆睡「
コメント (4)
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ライオンキング

2008年06月20日 08時52分27秒 | 音楽
劇団四季のロングラン公演で知られるミュージカル≪ライオンキング≫。ディズニーのアニメがミュージカル化されたものだが、結構お気に入りだ。

ストーリーは、こんな感じ。

…動物たちの王国、プライド・ランドの王・ライオンのムファサは、息子であるシンバに、自然界を支配する「サークル オブ ライフ」や、王としての心構えについて教える。しかし、ところやんちゃ盛りのヤング・シンバはおさななじみのナラと遊んでばかり。一方、シンバが王になる事を望まないムファサの弟スカーは、ムファサ親子を何とか亡き者にしようとする。禁断の地・象の墓場へおびき出したり、言葉巧みに誘い出したりする。そして兄であるムファサは殺され、シンバはその死の責任を負わされて王国から追放された。

父親を失い、故郷を追われ、絶望に支配されていたシンバは、ミーアキャットとイボイノシシのコンビ、ティモンとプンバァの2匹と出会う。シンバは2匹と一緒にくよくよするな!という意味の「ハクナ・マタータ」をモットーとした暮らしを続け、成長していく。

一方プライド・ランドは、暴君となったスカーによって荒廃していた。肉もない、水もない生活に、動物たちの不満が積もる。シンバは、助けを求めて故郷を出てきたナラと偶然にも再会し、王国の現状を知らされる。過去と向き合うことに躊躇し、葛藤するシンバだったが、ついに王国へ戻ってスカーと対決することを決意する…

自分は4回も観てしまった。
何回か観るうちに、ストーリーはもちろんだが、メロディのお気に入りの曲も増えていく。また四季劇場へ通ううちに、ライオンキンググッズも買い集めてしまった。これでは「ライオンキングマニア」のようだ。

そんななかで、楽譜集が販売されていたのに気付き、思わず購入。作曲はエルトン=ジョンらである。やはり、親しみやすい旋律、印象的なフレーズなど多彩で、各シーンと共に心に残る。

個人的に好きなのが、1幕でシンバを助け出した父親・ムファサが歌う「お前のなかに生きている」と、2幕で呪術者・ラフィキが回想して歌う同曲。舞台上では、大きく映し出されるムファサの亡霊が「よみがえらせてくれ!お前はわしの息子で、唯一の王であることを!」と、シンバの葛藤に対し、王国へ戻ることを促すシーンの歌がいいなーと思う。

ハマり始めるとハマる!また観に行きたいものだ。




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山の神

2008年06月18日 14時40分49秒 | 日々雑感
6月14日(土)の朝、東北地方に激震が走った。「岩手・宮城内陸地震」だ。死者も出た上に、いまだ行方不明の方もおられるという。余震も続く震源地周辺の皆さんの生活はいかばかりであろうか。遠くにあっては、お見舞いの言葉すら見つからない。

さて、ヘリコプター等からの映像を見ると、青々とした森林の山々がパックリとえぐり取られるように、陥没したり、土砂崩れが起こったりしているところが印象的だ。駒の湯温泉旅館は何10mか移動してしまったとそうだ。自然の驚異を感じる。

こんな光景を見ると同時に、岩手県あたりの神楽に出てくる<山の神舞>がどうしても思い浮かんでしまう。

【黒森神楽:山の神舞】
本来、<山の神舞>は、秋から春を守る祭神として農民の生活には欠かせない重要な存在の神である。神楽人は五穀豊穣を自然界と神々に感謝する気持ちをあらわす。観客もそうだ。荒々しい動きの舞は、異形の怪しい感じに映る。

しかし今回のような地震と比べられようはずもないが、地震は本当に怖い。そして何か山の神が暴れたのではないかとさえ思うような激しさ。<山の神舞>を奉仕する人々は、こんな自然の恐怖を<山の神>として崇めたのだろうか?などと思う。あるいはこんな自然環境が<山の神>なのかも知れないとさえ思う。

自然への畏怖、人間の小ささ…神楽への信仰を含めて、その怖さをふっと感じた。
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信濃路の叙情

2008年06月15日 23時13分42秒 | 民謡
『信濃路の叙情』というLPレコードとその解説書が、昭和52年に発行された。自分も父親に買ってもらって、子供時代に一生懸命聴いていた
長野県内の民謡が191曲にわたって録音されたもので、今となっては貴重な音源である。

ある時ネットを眺めていたら、このLPがCDとして復刻された。これは大変ビックリ、そして喜んだ

発売元にメールで価格などをおたずねした。本来は「信濃の国」屏風等の購入への贈呈品なのだそうだが、販売可能で32,000円だそうだ 
まあ決して安くはないが、この価値は大変なものだ。…というわけで、本日勢いで購入してしまった 


ちなみに曲目は以下のような感じ(省略あり)。

◆馬子唄と追分
小諸馬子唄/小室節/小谷馬方節/道中雲助長持唄/ざんざ節(入野谷馬追唄)/飯田馬追唄/飯田馬方節/伊那尾根下り馬子唄
◆街道と宿場の唄
古間音頭/古間甚句/坂本甚句/大豆島甚句/番場節/牟礼甚句/柏原あけさ/柏原甚句
◆踊り唄(1)
正調安曇節/安曇節/小谷チョコサイ/小谷夜叉武者/牟礼みつ節/伊折甚句/十万石盆踊/安曇石垣節/奈川茅葺/内田小唄
◆踊り唄(2)
福島木曾節/上松木曾節/開田おおさ/末川甚句/開田おやま/王滝盆踊唄/王滝おせおせ/南木曾高い山/上松高い山
◆踊り唄(3)
正調伊那節/与地伊那節/正統伊那節/入野谷キンニョンニョ/上村絵島/酒飲唄│どっこいしょ/坂部のおさ節/坂部伊勢音頭/榑木踊│相戸の庭
◆新民謡(1)
中野小唄/須坂小唄/飯山小唄/川中島音頭/千曲小唄/田中小唄/丸子小唄/信濃よいとこ/野沢温泉小唄
◆新民謡(2)
松本民謡/浅間節/大町小唄/朝日小唄/塩尻小唄/堀金小唄/豊科小唄/スケート節/下諏訪おどり
◆仕事の唄
天屋節/秋山熊曳唄/上松地搗唄/須原土搗唄/飯田地突唄/秋山石場加地/伊那野良唄/高遠野良唄/木流し唄(外川節)/酒屋唄│ 摺唄/酒屋唄│三ころ
◆祝唄と神楽
開田嫁入唄(コチャエ)/小谷松阪/加賀の菊酒/目出度目出度/戸隠宣澄踊/須原長持唄/入野谷長持唄/御柱祭木遣│曳付け/上松諏訪社木遣唄/霜月祭神楽唄
◆太鼓の響き
御諏訪太鼓│雪おろし/八島太鼓│明神囃子/天龍太鼓│豊年乱れ/流鏑馬太鼓│鏑打ち/御射宮司流鏑馬/岡谷太鼓│勇駒
◆信濃の国の歌
信濃の国/千曲川旅情のうた/岳の幟│ささら踊り(別所)/丸子音頭/八幡盆踊唄(中条)/松本音頭

この元のLPレコードは、いまだ我が家では現役なのだが(笑)、やはりレコードを出してきて聴くことは久しく行っていなかった。しかし、子供のころの耳の中にインプットされたものは不思議なもので、今日ほとんど聴いてみたが、ほぼ記憶にある。ほとんど子供時代にタイムスリップしたような感じ

懐かしさと新鮮さの入り交じった不思議な日曜日だった。


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