堺屋太一著
15年前に発刊された近未来小説「平成30年」。
そこには平成30年は消費税が20%、1ドル230円台、ガソリン1リッター1000円、地下鉄初乗り500円、年度予算総額307兆14230億などと予想されているが、実際の数値はこれほど多くはないですね。
ただスバリ当たってることもある。
出生数は、日本政府の切なる願いに反し、100万人を割ってしまった。
「団塊の世代」が生まれた頃は、年間250万人。
「団塊ジュニア」の頃は同200万人だったのに比べると、惨めなばかりの減りよう。
そうなった一因が、若い世代の晩婚化だという。
まさに予想通り。
何もしなかったワケではないでしょうが、失われた20年はとてつもなく痛い。
再読したら何とも面白かった。