休日の朝、午前6時半。
何となく目が覚める、時計を見る。
「ふーん、6時半か」
布団から手を出す。
寒い。
手をひっこめる。
暖かい。
暖かいにこしたことはないな、と籠城を決め込む。
布団の中はヌクヌク。
このヌクヌクがこたえられないんですね、特に冬は。
で、またついついウトウト。
夜明けだ
そしてまた目が覚める。
「ふーん、7時半か」
このとき「7時半だから起きるか」と思ってもいいし、「7時半だからまだ寝ていよう」のどっちでもいい。
暖かい布団の中で背中を丸めてグズグズしている。
これは至福のグズグズではないか。
至福のグズグズのあとは爽快なノビノビがやってくる。
「ヨシッ」とか言って起きることに決め、思いっきりノビノビをする。
丸まっていた全身を力いっぱいノビノビをすると、自己管理能力の責任でもって布団から出るか出ないかが決まるのでした。