飛行機には年に数回しか乗らないが、何かとてもめんどくさい。
新幹線ならそんなに嫌な気分にならないが、飛行機は手続きの問題がある。
出雲縁結び空港にて…
空港の手荷物検査がそのひとつ
あそこにいるヒトは一人一人に「荷物を横にしていいですか、カバンの中にパソコンははいっていませんか」
「ポケットにケータイ電話や金属のものは入っていませんか」と聞く。
同じことを一人一人に必ず聞いているのは、そういうマニュアルになっているからだろうけど、係のヒトだって大変だろう。
「ポケットの中に何か金属のものが入っていないか」などということは、あの逆U字のレントゲンゲート装置が鳴るか鳴らないかに任せて、いちいち全員に聞かなくてもいいのではないか。
飛行機に乗るときに「お年寄りや小さなお子様連れなどのお客様優先搭乗」をやるようになったのは大変いいことだけれど。
そのあと何たらダイヤモンドカードを持っている人や、何たらサファイアカード会員の人を優先させる、というのはなんか嫌らしい。
あれを聞いていると世の中いろんなカードがあるのは分かるけど、その優先される何とかかんとか系の人が偉そうに入っていく。
たまにはポンタカードを持っている人を優先させたらどうなんだ。
今どきのチケットのすべては二次元バーコード式になって、あの切手サイズの小さな四角の中に全てが書いてあるらしい。
世の中これから老人がどんどん増えていくというのに、何でもかんでもハイテクにしてしまっていったいどうする気だ。
飛行機の席はたいてい指定され、みんな正しく自分の席に座る。
隣の席に誰もいないと、このまま誰もこなけりゃいいなあ、と思う。
みんな座ってまだ自分の隣が空いていると、早くドアを閉めて早く飛び立ってほしい、と思いじっと入り口のところにいるスチュワーデスさんを熱い目でみたりしている。
今はスチュワーデスとは言わずキャビンアテンダントというそうだ。
飛び立つ寸前についに隣の席に客がやってきたりする。
よく搭乗待合室で「どこどこ行きの誰それさんはいませんか」
などと叫んで走り回って探している航空会社の女性がいるが、ああいう人が遅れている奴を見つけて連れてくるのだ。
遅れてしまった奴が悪いのだから、放っておいたらどうなんだろう。
そういう奴はやや荒い息して隣の席に座る。
やがて飛行機が空中に上がると、そいつはテーブルを倒してその上にコーヒーとか書類なんかを置き、リクライニングシートをいっぱいまで倒し、間もなく眠ってしまうのである。
こっちがトイレに行きたくなっても行けないのだ。
話は少し変わるけれど、新幹線が信号機不調かなになで到着が5分遅れたとする。
車内アナウンスが5分遅れたことをしきりに「心より」お詫びするが、5分くらいで新幹線の人は心よりお詫びなどしないと思う。
たぶん2時間遅れてお詫びしても、心からはお詫びしてないと思う。
飛行機も5分遅れぐらいでしばしば「心より」お詫びしてるけど、「心」などを簡単に持ち出さないでほしい。
ココロが減ると思う。
こんなこと書いてるアタクシこそ、ココロがねじ曲がっているからなんです。
そうだった。
ココロよりお詫びします