浜田屋遼太

世の中のために何の役にも立たないブログ  お暇なお方は是非どうぞ(^^♪

カップ焼きそば

2021-11-04 | B級グルメ

秋の夜のカップ焼きそばは、ことのほか趣が深い          

むろん、カップ焼きそばは一年を通じて食べられるが、カップ焼きそばの旬は秋だ。

秋も深まった深夜、ひとり台所でゴソゴソとカップ焼きそばに熱湯をそそいでいると、しみじみと寂しく、しみじみと情けない。

カップラーメンに熱湯をそそいでいるときも、けっこう情けないが、カップ焼きそばのそれはラーメンの上をいく。

湯切りで流しに熱湯を捨てるとき、流しがペコッと音を立てるのがみじめさに拍車をかける。

湯切りの後、小袋のソースや青のりなどを振りかけるが、ソースで手が汚れたり小袋のビニールゴミが残る。

この一連の作業はカップラーメンにはなく、手間のかかるわりにはみじめさに一層拍車をかけることになるのである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天かすの悲劇

2021-11-04 | 日々是好日

揚げ玉は天かすとも呼ばれるように、本をただせば天ぷらのコロモである。

海老の天ぷらで考えてみると、まず一匹の海老を溶いたコロモの液に浸す。

そうすると海老にコロモがまとわりつく。

それを熱した油の中に投入する。

このとき海老からたくさんのコロモが、ジュッという音とともに散っていく。

散った瞬間、それまでの天ぷらのコロモという名前の変更を余儀なくされる。

天ぷらのコロモという身分から、天かすという身分になる。

まさに一瞬の差なのだ。

海老と同等の身分のコロモに対し、散ったほうは一瞬の差で天かすという身分になる。

「あのときナントカしがみついていれば」、と天かすは残念でならない。

天かすは一袋30円で店頭で売られる。

いや丸亀製麺では、ネギやショウガと同様タダで取り放題の扱いを受ける。

天かすは残念でならない。

世間はもう少し天かすを温かい目で見てもいいのではないか。

と思うのであった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする