うなぎの名店でうな重を注文すると、小1時間は待たされるという。
1時間をどうやって待つかというと、お新香をつまみに酒など飲んだりして待つのだという。
ここで1時間というのはどう考えても長すぎる。
酒を飲める人はいいが、飲めない人はどうするのだろう。
足を組み替えたり腕組みなどして天井を睨み、ため息を50ほどもつき、テーブルを100ほども叩いても、まだうな重は来ない。
これも名店だから仕方ない、と諦めて苦悩の1時間待つか…
ということで久々に「大はかや」という名店に入った
宍道湖湖北線沿い、一畑電車イングリッシュガーデン駅のすぐ前。
店内はかなり複雑な構造で、大部屋小部屋多数
増改築を繰り返したのか、まるで迷路のようで玄関らしきところが三か所もある。
帰り道が分からなくなってしまいそうなので、方向音痴のお方はそれなりの覚悟でお出かけください。
ですが当地域では、ウナギのお店では一番人気。
席に着き、1時間くらい待つかと思いきや…
20分ほどでうな重(中)到着
はや
10分もかからず完食。
これまたはや
ご飯とウナギの量のバランスを考えれば、(中)がベストだと思います。
さすが人気店なので、回転も早いし接客もベスト。
酒は飲まなかったが、久しぶりの炭火焼「大はかや」はやっぱり旨かったのでした。
まあしかしウナギは高級品ですね。
特上(丸々一匹)になると軽く4000円を超える。
中(三切れ)で3000円台、並(二切れ)で2000円台が相場でしょうか。
並を注文する人は必ず「並でいい」という言い方をする。
「オレは並だ」と力強く言い切る人はいない。
並の人は「並でいいや」と言ったあと、急に敗北感のようなものに襲われるらしく、力なくうなだれるのである。