はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

スロバキアの工芸市

2014年09月14日 | 海外旅行(旅の記録と話題)


 スロバキアの首都ブラチスラバを訪れたのは旅行開始から7日目の9月6日。ガイドブックには、「9月の第1土曜日はハンガリー王の戴冠式が行われた時代を記念した時代絵巻のような戴冠式祭りが行われる」とありましたが、実際行ってみると、そのような様子は見られませんでした。

 その代わり、この時期は年に一度、スロバキア全土から工芸職人がブラチスラバに集まるとのことで、広場という広場に市が立ち、特設ステージも設けられ、子ども達向けの民族舞踊の教室や、民族衣装をまとった若い女性らによる民謡のコーラスが行われていました。



 上の写真は、その市で買ったおもちゃ。吊り下げるタイプですが、下の紐を引くと手足が跳ね上がります。もしかしたらスロバキア独特のおもちゃではないのかもしれませんが、かわいいのと、その場の雰囲気でつい買ってしまいました。3ユーロでした。

 豊かな森林資源に恵まれた土地柄からか、木工芸品が数多く見られました。繊細な刺繍も美しかった。民族衣装をまとった男女が、当地の楽器も演奏していました。

 スロバキアの首都と言っても、元々チェコスロバキアが分離独立して出来た国のせいか、チェコのプラハに比べると、驚く程その規模は小さく、地方都市を思わせる素朴な佇まいでした。

 ガイドさんの解説によれば、現大統領は実業家として大成功を収めた後、国の行く末を案じて大統領に転身し、その優れた経営手腕を国政の舞台でも発揮しているそうです。そして、その足を引っ張っているのが、私利私欲にまみれた一部の国会議員だと嘆いていました。

 前NY市長のブルームバーグ氏も、経済界で世界的に名を馳せた人物ですが、世襲議員ばかりが目立つここ日本でも、自らの能力でのし上がった人物が、私利私欲に囚われることなく(←これ、重要なポイントです)、国政の場で力を発揮してくれたら良いのにと思います。






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