はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

帰って来た我らがSTAR WARSか?もう別物の新版STAR WARSなのか?

2015年12月18日 | 映画(今年公開の映画を中心に)
 ここのところ、それこそ朝な夕なにしつこい位、さまざまな企業の便乗商法も併せて「STAR WARS」の、あのお馴染みのファンファーレが流れて来て、正直ウンザリしています。

 映画「STAR WARS」自体は高校生の頃から見ていて、思い出深いシリーズなのですが、今回の企業連合によるCMの大合唱には辟易しています。

 それでなくとも現実の世界は紛争やテロが暗い影を落しているのに、陽気に宇宙戦争を謳っている場合か、と言う複雑な思いもあります。

 そもそも「STAR WARS」は既に生みの親であるジョージ・ルーカス監督の手を離れて、稀代の映像クリエーターJJ.エイブラムス版となり、制作にはあのディズニーが関わっています。

 最初の頃のルーカス監督らしい実験精神は薄れて、エンターティンメント性が前面に出た大作となり、何だかなあと言う感じ。ルーカス監督が作品を手放した理由も、成功したあまり失敗が許されず、制作する側として「遊びの部分がなくなった」からだと言われています。

 さらに鑑賞意欲に冷や水を浴びせたのが、TOHOシネマズの特別料金。どうして海外に比べたら充分高い通常料金に、さらに200円上乗せして2,000円なの?TOHOシネマズが掲げているその理由には、まるで説得力がない。それでも見に行くであろうファンの足元を見たあこぎさが感じられて、TOHOシネマズの経営姿勢には幻滅です(まだ新宿や六本木と言った都心の映画館限定だから、殆どの人には関係のない話かもしれないけれど。その特別感が良くて、敢えて足を運ぶ人も多いのでしょうね。所謂"お祭り"だから…)

 何だかいろいろな意味で、今回の「STAR WARS」には萎えます。

 でも、映画フリークとしては、見に行くんだろうなあ…少し周囲の熱も冷めた頃に。 
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