はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

ようやくテレビを買い換えた。

2012年03月16日 | 日々のよしなしごと
 地デジ化から5か月が過ぎた12月末、漸く我が家もテレビを買い換えた。地デジ化を機にテレビ自体とおさらばしようか、しまいか、散々悩んだが、ふたつの理由から買い換えることにした。

 ひとつは、視聴を続けたいテレビ番組が幾つかあること。もうひとつは、完全地デジ化の数ヶ月前からブラウン管テレビに地デジ対応チューナーを取り付けていたのだが、チューナーを取り付けたことで録画操作が煩雑になり、機能も限定的になってしまった。基本的に我が家はニュース番組以外は、1度録画したものを後日CM飛ばしで見る。この方法だと、ダラダラ視聴を防げるし、時間の節約にもなるからだが、だからこそ、録画操作の煩雑化はかなりのストレスになった。

 ネットや友人からの口コミを参考に、東芝のREGZA-Z2 37Vを購入した。液晶テレビは薄さを追求するあまりスピーカー性能を犠牲にしたと言うクチコミも散見されたので、併せて東芝イルトレーディング社製の3.1チャンネル対応のシアターラックも購入した(シアターラックの性能は、期待したほどでもないかな。価格相応なのかもしれないが、テレビ内蔵スピーカーよりはマシだと思う)。

 買って良かったと思う点は、やはり録画操作の簡単さ。テレビに表示される番組表で視聴や録画予約が簡単にできる(しかし、この機能によってテレビガイド誌は売り上げ激減?それとも、もうないのかな?)

 そして映像の美しさ。特に美術番組や紀行番組、映画で、その解像度と色の再現性に感動した。現在のテレビでは、それまでの25型のブラウン管テレビでは見えなかった細部まで、また微妙な色合いの違いまで認識することができる。地デジ移行後、フルハイビジョン大画面テレビ仕様になったせいか、小さなブラウン管テレビでは殆ど読めなくなってしまっていたテレビのテロップも、新しいテレビではちゃんと読めるようになった。

 購入価格もテレビとラックで8万円弱で済んだので、コスパは申し分なし。買い換え需要のピークと言われた一昨年の秋頃の価格と比較すれば、半額以下で済んだのではないか?

 直近のニュースでは世界的にテレビの出荷台数が減少した、とあったが、日本も地デジ完全移行による需要の先食いで、家電メーカーのテレビ部門は青息吐息と言われている。韓国メーカーが2台目、3台目の需要を狙って日本に再進出らしいが、それがトドメとなって採算が取れなくなった日本の家電メーカーはテレビ事業から撤退するのではないか、と言う声もある。そして世界は、次世代と目される、ネットワークと接続したスマートテレビの開発、量産化に向かおうとしているようだが、日本の家電メーカーは大丈夫なのだろうか?

 個人的には高機能の商品を安い価格で入手できたのは嬉しいが、日本の産業界のことを考えると、手放しで喜んではいけないことなのかなと思う。


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