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Michelangelo 作《Davide》in
Victoria & Albert Museum
(オリジナルは伊フィレンツェのアカデミア美術館にあります)
出発前の週間天気予報ではあいにく総じて雨模様だったロンドン。杖で両手を取られ、傘をさせない私には困った予報。
しかし、「1日の中に四季がある」とも言われる英国では、この時期、曇天をベースに1日のうちに天気が目まぐるしく変わる。
雨と言っても最近の日本のバケツをひっくり返したような土砂降りが日がな1日続くわけではなく、降ったと思ったら程なくして止む小雨が多いせいか、フード付きレインコートを着ている人が多く、多少雨が降っても傘をさす人は殆どいない。もしかしたら観光客なのかもしれないけれど。
幸い、観光初日のロンドンは朝から雨の予報が外れて曇り。この日は宿泊先のホテルから比較的近いSouth KensingtonにあるVictoria & Albert Museum(以下V&A)に行きました。ここは日時予約は必要ないらしい。
アクセスを調べたら最寄りのSouth Kensington駅は階段しかなく、ホテル近くのバス停からバス#9で移動してRoyal Albert Hall前で下車して美術館まで10分ほど歩きました。途中で小雨が降り出したけれど、ものの5分もしないうちに止みました。
Royal Albert Hallをバックに。
「The Beatlesの“A day in the Life”に登場するthe Albert Hallはここなのか!」と言いながら嬉しそうに写真に収まる夫。
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V&Aはヴィクトリア女王(1819-1901)と夫アルバート公(1819-1861)がその基礎を築いたとされる国立博物館で、各国の古美術や工芸、デザイン、ファッション、そして現代美術の400万点に及ぶコレクションを有し、その内の6万点を常設展示しています。
9月上旬は日本以外の国々では新年度前の長期休暇中だからなのか、館内は家族連れが多く、しかも8月にロンドンでツアーを開催した米人気歌手テイラー・スィフトのステージ衣装の特別展示もあったのが混雑に拍車をかけていたようでした😲。テイラーの衣装と共に自撮りしている若い娘が多数。
世界中の複製芸術(雛型や原板があり複製可能な芸術品)を集めたCast Courtsにある《トラヤヌス帝の列柱》その巨大さと刻まれた文様の細かさに圧倒されます。
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古代中国美術
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中国清朝の小品、各々10cmもない
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1階で《ダビデ》をバックに
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《ダビデ》を2階から見下ろす。本家本元のアカデミア美術館では出来ないこと。
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ゴージャスな雰囲気のカフェ。天井が高いなあ…
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今回は20年前に、当時中学生だった息子と共に訪れて以来の訪問だったのですが、来館者の多さと展示品の多様さに、いつの間にか「大英博物館」化が進んでいるなあと言う印象を覚えました。
以前は工芸とファッションに特化した博物館の印象が強かったんですよね。3月に訪れたけれど、ここまで混んではいなかった。展示品も落ち着いた雰囲気の中で見た記憶があります。
とまれ、世界的に人の動きが止まった「コロナ禍」の反動からの一大海外旅行ブームを肌で感じた博物館の混雑でした😲。
でも、カフェでは席にありつける不思議😲。たぶん、席の回転率が良いのでしょう。皆さん、あまり長居しないし、スタッフが空いたカップと皿をどんどん片付けます。
(了)
《ダビデ》像って、下から見上げることを想定して、見る人から最も遠くにある頭部を身体バランスを敢えて無視して大きめに作ったんだそうです。
ミケランジェロもまさか上から見下ろされるとは思っていなかっただろうから、頭でっかちに見えるダビデは心外でしょうね(笑)。
チッチャイって思っちゃった
ゴメンナサイ
本物を見てみたいわ
本物はきっと大きいに違いない(笑)