今回の「車で行く屋久島への旅」は、9日間に渡り、その間、トラブルも多数発生。今回はそのトラブル編。
まず車で出発したと単に発生したトラブル
車のシガーライターの故障
車の走行には支障ないのだが、アウトドア冷蔵庫と携帯の充電のための電源をシガーライターから取っていたので、かなり痛い。特に携帯は充電用のコードを持って行かなかったので、高速のSAの充電サービスを利用。屋久島最終日には電池切れになったが、フェリーで充電サービス(1回100円)があり、フル充電させてもらえた。
さて、屋久島に着き、山に入ってからはもう、トラブル続き。
コンロの不調
1日目の山小屋で、さて、夕飯を作ろうと思って、コンロに火をつけるがうまくつかない。ついてもすぐ消えてしまったりして、まったく安定しない。とてもじゃないが、調理などできない。このままでは、明日Uターンかも・・・ということが浮かぶ。1時間ほどダンナが調整し、手でボンベとコンロの接続部分をうまく固定して、何とか調理でるようになる。この方法で何とか2回の夕食、2回の朝食を作った。残念ながらお茶を飲むような余裕はなかった・・・
ダンナは、帰ってきてすぐに、新しいコンロを注文していた(爆)
花之江河で上の子、はまる
さて、淀川小屋から宮之浦岳に上る途中には、小花之江河、花之江河という湿地帯がある。木道を歩くようになっていて、とても景色の良いところで、一休みしている人もたくさんいる。
そんな花之江河で、上の子が足を滑らせ転び、木道から落ちた。上の子はすぐに木道の上に上がってきたが、なんと片方の靴だけが土の中に埋まったまま。ちょうど田植えの時にはまったような状態になっている。引っ張ってとろうにも、中に入れば上の子の二の舞。木道から手を伸ばして、何とか引っ張るが、なかなか取れない!!
何とか引き抜いた靴は、中まで泥だらけ。近くの泉で綺麗にすすいだが、当然中までぐっしょり。でも、履かせておいたのはトレッキング用の速乾靴下。1足1600円というもので、高くてどうしようと思ったが、この靴下がどんどん靴の水分も吸い取り、乾かしてくれたおかげで、それほど不快ではなかったようだ。
下の子、ころびまくる
新高塚小屋に泊まって、縄文杉を見ながら下っていく、縦走3日目。下の子の疲れもピーク。足元がふらふらするのか、よくころぶようになる。それでなくても段差が大きく、大人でも歩きづらいので下の子にはきつかっただろう。大王杉を過ぎたころ、下の子は足を滑らせ岩の続く道を転倒。頭から落ちて、頭を打つ!!と思ったら下の子のすぐ後ろを歩いていた上の子が何とか止めて、頭を打たずにすんだ。右の頬に大きなすり傷を作ったとはいえ、それだけですんだのは、本当に幸いだった・・・・。
最終バスに間に合うのか?
ウィルソン株のあたりから、登ってくる登山者が多くなり、道ではすれ違うのが難しくなってくる。上り優先なので、下りの私たちが待っているのだが、なかなか進めない。その日は白谷雲水峡へ抜けて、バスで変える予定なのだが、最終のバスは4時10分。これに間に合わないと、タクシーを呼ばなくてはならないが、バス停付近はおろか、かなり上のほうでないと携帯は繋がらない。時間は、まだまだ余裕があると思って、歩いていたが、ペースはまったく上がらないどころか、遅くなっていく。
もののけの森を抜けたあたりで、上の子が痺れを切らし「先に行く!」と走るように下りだす。私も、万が一バスに間に合わなかったら、私だけがバスで携帯が繋がる所まで移動して、タクシーを呼ぼうかなどと考え、一緒に下る。もう、ゆっくり景色を見る余裕はなし。
白谷雲水峡の入り口に着いたのが3時50分。上の子はザックを置くと、「迎えに行ってくる!」と走り出した。私はぐったり・・・。恐るべし、5年生男子の体力。4時5分になっても姿が見えず、私だけ先に行くことになるのか?と思いながら50Mほど離れたバス停へ移動して行く途中で、上の子の「ついたよ!!」の声。ダンナも下の子(泣きながらおりてきたらしい)も何とかバスに乗ることができた。何日間か一緒に山を歩いてきた方たちが、「良かったね!」と声をかけてくれるのがうれしい。
バスに乗って、一緒に時間を心配してくれた白谷雲水峡の受付のおじさんに「乗れました~~!!」と手を振って、一安心。
そしてバスに乗り、携帯が繋がるようになったので、メールをチェックすると母から「台風が来てるよ」とのメールが・・・
台風10号
白谷雲水峡の受付のおじさんも「明日のフェリーは危ないかもね。」といわれてはいたが、その時はバスのことで頭がいっぱいで、あまり深くは考えなかったが、バスに乗って、ほっとすると、台風のことが気にかかる。携帯で天気をチェックすると、ずばり台風が九州に向かっている。山での3日間はまったく雨が降らずものすごくいいお天気続きだったのがラッキーすぎて、一気につけが回ってきたのか。
宿に着いて、きいてみると、やっぱりフェリーは欠航の確立が高いとのこと。でもくたくたでほとんど考えることができず、とりあえずお風呂へ入って、ごはんとビールだ!ということになり、おなかいっぱい食べ、飲んであっという間に寝てしまった。
次の日起きると、やっぱりフェリーの欠航をニュースが伝えている。船はあきらめて、バスで空港へ向かうと、そこには同じことを考えた人たちがたくさん!!キャンセル待ちの番号も124~127。1日6便、それも小さな飛行機なので、キャンセルなんて1便につき5人分あるかないか。
増便要請をしたとアナウンスが一縷の望みだったが、機材の調整がつかず、増便はないというので、その日はもう1泊、泊まることに腹を決める。天気はほとんど晴れていたのだから、遊びに行っていたほうがよかったかも(爆)
最後で大ポカ、財布がなぁい!!
台風は小型で勢力も小さいため、フェリーが早く動き出しそうとのことで、次の日は飛行場には行かず、フェリー乗り場へバスで移動する。
バスの中から、「もうこの旅も終わりだなぁ。」なんて感傷に浸って、外を眺めていたのだが、バスから降りて、フェリー乗り場に行き、さて、フェリーの乗車券を買うために並ぼうとして、私の財布がないことに気がついた!!
どうも、バスに置き忘れてきたらしい。幸い、中に入っている現金は1000円札が1枚と小銭。カード類もなし。ただ、免許が入っているので、それが心配。
あわててバス会社に電話すると、そのバスはあと30分は連絡がつかないらしい。
乗る予定のフェリーは早くても午後発だし、まだまだ時間があるし、現金の多くは別にもっていたのでフェリーの乗船券もかえるので、のんびり待つことにし、30分後に電話してみると、「見つかりましたよ。」とのこと。おまけに同じバスがもう30分後には港にまた来るというので、待っていれば、お財布は受け取れるという。良かった!!
こう書いてみると、本当に最初から最後までトラブル続き。
高速では何度も事故に遭遇し、まだパトカーも来ていない現場の脇をそろそろと走ったこともあった。
そんな中、トラブルがあったとはいえ、大きな怪我や事故、病気もなく無事に家へ帰ってきたのが、一番良かったのかもしれない。
まず車で出発したと単に発生したトラブル
車のシガーライターの故障
車の走行には支障ないのだが、アウトドア冷蔵庫と携帯の充電のための電源をシガーライターから取っていたので、かなり痛い。特に携帯は充電用のコードを持って行かなかったので、高速のSAの充電サービスを利用。屋久島最終日には電池切れになったが、フェリーで充電サービス(1回100円)があり、フル充電させてもらえた。
さて、屋久島に着き、山に入ってからはもう、トラブル続き。
コンロの不調
1日目の山小屋で、さて、夕飯を作ろうと思って、コンロに火をつけるがうまくつかない。ついてもすぐ消えてしまったりして、まったく安定しない。とてもじゃないが、調理などできない。このままでは、明日Uターンかも・・・ということが浮かぶ。1時間ほどダンナが調整し、手でボンベとコンロの接続部分をうまく固定して、何とか調理でるようになる。この方法で何とか2回の夕食、2回の朝食を作った。残念ながらお茶を飲むような余裕はなかった・・・
ダンナは、帰ってきてすぐに、新しいコンロを注文していた(爆)
花之江河で上の子、はまる
さて、淀川小屋から宮之浦岳に上る途中には、小花之江河、花之江河という湿地帯がある。木道を歩くようになっていて、とても景色の良いところで、一休みしている人もたくさんいる。
そんな花之江河で、上の子が足を滑らせ転び、木道から落ちた。上の子はすぐに木道の上に上がってきたが、なんと片方の靴だけが土の中に埋まったまま。ちょうど田植えの時にはまったような状態になっている。引っ張ってとろうにも、中に入れば上の子の二の舞。木道から手を伸ばして、何とか引っ張るが、なかなか取れない!!
何とか引き抜いた靴は、中まで泥だらけ。近くの泉で綺麗にすすいだが、当然中までぐっしょり。でも、履かせておいたのはトレッキング用の速乾靴下。1足1600円というもので、高くてどうしようと思ったが、この靴下がどんどん靴の水分も吸い取り、乾かしてくれたおかげで、それほど不快ではなかったようだ。
下の子、ころびまくる
新高塚小屋に泊まって、縄文杉を見ながら下っていく、縦走3日目。下の子の疲れもピーク。足元がふらふらするのか、よくころぶようになる。それでなくても段差が大きく、大人でも歩きづらいので下の子にはきつかっただろう。大王杉を過ぎたころ、下の子は足を滑らせ岩の続く道を転倒。頭から落ちて、頭を打つ!!と思ったら下の子のすぐ後ろを歩いていた上の子が何とか止めて、頭を打たずにすんだ。右の頬に大きなすり傷を作ったとはいえ、それだけですんだのは、本当に幸いだった・・・・。
最終バスに間に合うのか?
ウィルソン株のあたりから、登ってくる登山者が多くなり、道ではすれ違うのが難しくなってくる。上り優先なので、下りの私たちが待っているのだが、なかなか進めない。その日は白谷雲水峡へ抜けて、バスで変える予定なのだが、最終のバスは4時10分。これに間に合わないと、タクシーを呼ばなくてはならないが、バス停付近はおろか、かなり上のほうでないと携帯は繋がらない。時間は、まだまだ余裕があると思って、歩いていたが、ペースはまったく上がらないどころか、遅くなっていく。
もののけの森を抜けたあたりで、上の子が痺れを切らし「先に行く!」と走るように下りだす。私も、万が一バスに間に合わなかったら、私だけがバスで携帯が繋がる所まで移動して、タクシーを呼ぼうかなどと考え、一緒に下る。もう、ゆっくり景色を見る余裕はなし。
白谷雲水峡の入り口に着いたのが3時50分。上の子はザックを置くと、「迎えに行ってくる!」と走り出した。私はぐったり・・・。恐るべし、5年生男子の体力。4時5分になっても姿が見えず、私だけ先に行くことになるのか?と思いながら50Mほど離れたバス停へ移動して行く途中で、上の子の「ついたよ!!」の声。ダンナも下の子(泣きながらおりてきたらしい)も何とかバスに乗ることができた。何日間か一緒に山を歩いてきた方たちが、「良かったね!」と声をかけてくれるのがうれしい。
バスに乗って、一緒に時間を心配してくれた白谷雲水峡の受付のおじさんに「乗れました~~!!」と手を振って、一安心。
そしてバスに乗り、携帯が繋がるようになったので、メールをチェックすると母から「台風が来てるよ」とのメールが・・・
台風10号
白谷雲水峡の受付のおじさんも「明日のフェリーは危ないかもね。」といわれてはいたが、その時はバスのことで頭がいっぱいで、あまり深くは考えなかったが、バスに乗って、ほっとすると、台風のことが気にかかる。携帯で天気をチェックすると、ずばり台風が九州に向かっている。山での3日間はまったく雨が降らずものすごくいいお天気続きだったのがラッキーすぎて、一気につけが回ってきたのか。
宿に着いて、きいてみると、やっぱりフェリーは欠航の確立が高いとのこと。でもくたくたでほとんど考えることができず、とりあえずお風呂へ入って、ごはんとビールだ!ということになり、おなかいっぱい食べ、飲んであっという間に寝てしまった。
次の日起きると、やっぱりフェリーの欠航をニュースが伝えている。船はあきらめて、バスで空港へ向かうと、そこには同じことを考えた人たちがたくさん!!キャンセル待ちの番号も124~127。1日6便、それも小さな飛行機なので、キャンセルなんて1便につき5人分あるかないか。
増便要請をしたとアナウンスが一縷の望みだったが、機材の調整がつかず、増便はないというので、その日はもう1泊、泊まることに腹を決める。天気はほとんど晴れていたのだから、遊びに行っていたほうがよかったかも(爆)
最後で大ポカ、財布がなぁい!!
台風は小型で勢力も小さいため、フェリーが早く動き出しそうとのことで、次の日は飛行場には行かず、フェリー乗り場へバスで移動する。
バスの中から、「もうこの旅も終わりだなぁ。」なんて感傷に浸って、外を眺めていたのだが、バスから降りて、フェリー乗り場に行き、さて、フェリーの乗車券を買うために並ぼうとして、私の財布がないことに気がついた!!
どうも、バスに置き忘れてきたらしい。幸い、中に入っている現金は1000円札が1枚と小銭。カード類もなし。ただ、免許が入っているので、それが心配。
あわててバス会社に電話すると、そのバスはあと30分は連絡がつかないらしい。
乗る予定のフェリーは早くても午後発だし、まだまだ時間があるし、現金の多くは別にもっていたのでフェリーの乗船券もかえるので、のんびり待つことにし、30分後に電話してみると、「見つかりましたよ。」とのこと。おまけに同じバスがもう30分後には港にまた来るというので、待っていれば、お財布は受け取れるという。良かった!!
こう書いてみると、本当に最初から最後までトラブル続き。
高速では何度も事故に遭遇し、まだパトカーも来ていない現場の脇をそろそろと走ったこともあった。
そんな中、トラブルがあったとはいえ、大きな怪我や事故、病気もなく無事に家へ帰ってきたのが、一番良かったのかもしれない。