今日、何人かのお子さんと一緒に、小さな旅をしてきた。北風の所へいって、粉を返してもらう、ストーリーテリングのおはなし会で、私が語った「北風に会いに行った少年」の旅だ。
クリスマスイベントが目白押しの図書館でも非常に地味なストーリーテリングのおはなし会。飾りつけもなく、お客さんは少ないかと思っていたのに、予想外に多く、30人以上集まってくださった。
そんな中で私が語ったのは最後。前のお話は歌もあり、否が応でも盛り上がっている。私の緊張も、クライマックス!
だが、いざお話をはじめてみたら、聞いてくれている子供達が、スーッとお話の世界に入ってくれて、私はひたすらナビゲーターとして、彼らと一緒に進むだけだった。
身を乗り出し、私のこと食い入るように見ているようで、でも、見ていない。お話の世界に入り込んでいるのが、よく分かる。
「こうして 男の子は 粉に見合うだけのものを ちゃんと手に入れましたとさ。」
とお話が終わった時、一番前で聞いていた男の子が、小さく「ほう」とため息をついた。
ああ、帰ってきたんだ・・・と思った。
今年は何かと忙しく、新しいお話は3つ覚えるのがやっとだった。手につかなくて、「覚えててられるか~~~!!!」と思ったこともあった。
でも、やっぱり、こうして「おはなしの力」を実感してしまうと、やめられない。
きっと来年も「覚えられない~~~(涙)!!!」「できるか~~~っ」と叫びつつも、それでもおはなしの魔力から逃げ出せないんだろうなぁ。
クリスマスイベントが目白押しの図書館でも非常に地味なストーリーテリングのおはなし会。飾りつけもなく、お客さんは少ないかと思っていたのに、予想外に多く、30人以上集まってくださった。
そんな中で私が語ったのは最後。前のお話は歌もあり、否が応でも盛り上がっている。私の緊張も、クライマックス!
だが、いざお話をはじめてみたら、聞いてくれている子供達が、スーッとお話の世界に入ってくれて、私はひたすらナビゲーターとして、彼らと一緒に進むだけだった。
身を乗り出し、私のこと食い入るように見ているようで、でも、見ていない。お話の世界に入り込んでいるのが、よく分かる。
「こうして 男の子は 粉に見合うだけのものを ちゃんと手に入れましたとさ。」
とお話が終わった時、一番前で聞いていた男の子が、小さく「ほう」とため息をついた。
ああ、帰ってきたんだ・・・と思った。
今年は何かと忙しく、新しいお話は3つ覚えるのがやっとだった。手につかなくて、「覚えててられるか~~~!!!」と思ったこともあった。
でも、やっぱり、こうして「おはなしの力」を実感してしまうと、やめられない。
きっと来年も「覚えられない~~~(涙)!!!」「できるか~~~っ」と叫びつつも、それでもおはなしの魔力から逃げ出せないんだろうなぁ。