中国では、春節、旧正月の休みが始まりました。
あと2週間ほどで、旧暦の新年、壬辰の年がやって来くるわけですが、
そもそも中国生まれの占いの多くは、旧暦にならい、2月4日(立春)を1年のスタートの時としています。
と同時に、この日から新たに辰巳天中殺グループの人の我慢の2年間が始まるわけです。
この2年間の天中殺期間中は、結婚、就職、転職、転居、新築、開業、開店などなど、
これまでの状況を変え、新しく“始める”ことは避けなければなりません。
“終わる”ことはかまわないのですが、“始まる”ことはダメ・・・
つまり、終わったら終わったままで、じっと時の経過を待つしかないのです。
この期間は、無理せず、肩の力を抜いて、受身で生きるに限ります。
さて、このところ僕のところには、この2年間、じっくり春の到来を待って、
雌伏の時を過ごしていた寅卯天中殺グループのリピーターさんたちが、
「ようやく天中殺が明けます」と言ってやってくるようになりました。
皆さん、ご苦労さま!いい勉強になりましたか?といったところですが・・・
そんな中、リピーターのSさんが、
「昨年末、彼が名古屋に転勤になったので、遠恋が嫌だったので、
私も会社に支店への異動願いを出して、2月から名古屋に行くことにしたんです。
そして、向こうで彼と同棲を始めて、いずれは結婚することになると思うのですが、
彼が辰巳天中殺であることを思い出して、大丈夫かなって思って来てみました」
と言って、訪ねて来ました。
いわゆる「天中殺結婚」の心配で来たのです。
この「天中殺結婚」についての解釈にはいろいろあります。
いえ、《天中殺中は結婚してはならない》という原理原則に違いはないのですが、
実は、《結婚のスタートをいつとするか》という認定の仕方に諸説があるのです。
というのは、一般的には《結婚の時期》には3つの解釈があるといえます。
(1)「同居した時」(同棲を含め一緒に住み始めた時)
(2)「結婚式を挙げた時」
(3)「入籍した時」
・・・の3つです。
では、いったいどれが《結婚の時期》なんでしょう?
僕が算命学を学んだ「算命学総本校・高尾学館」では、
このうち(1)の「同居した時」を、結婚生活のスタートとしています。
つまり、同棲をして、その後、そのまま入籍をした場合、
実質的な結婚のスタートは、「入籍した時」ではなく、
同棲、すなわち「同居を始めた時」とするわけです。
ゆえに、入籍はもちろん、結婚式をいつ挙げたかも、それほど重要な問題ではないのです。
しかし、高尾学館以外の流派では、結婚の時期の認定を、
「入籍の時」としているところもあります。
だから、占いは難しいのです(笑)いろいろな解釈があるから・・・
なぜなら、「いくら天中殺が明けるのを待って入籍したからといっても、
天中殺の時に同棲を始めたのだから、
それは天中殺結婚となる」と言う高尾流の解釈もあれば、
「いや、天中殺中に同棲を始めたけど、天中殺が明けてから入籍したのであれば、
天中殺結婚とはならない」
という真逆の解釈もあるわけで、
どっちの解釈を採用したにせよ、これって気分的にはどうもすっきりしないじゃないですか!
そこで、こずるい僕は、まずこう考えるわけです。
要は、上記の(1)(2)(3)の三つの時期のすべてが、
年運、月運の天中殺にからんでなければよいのだと・・・(笑)
でも、なかなか現実はそううまくはいかないのが世の常なのです(笑)
ちなみに、前出のSさんの場合ですが、勤務先の都合もあり、
名古屋への異動、引越しはどうしても2月の中旬にならざるをえません。
これが現実なのです。
ということは、同居のスタートは、彼の天中殺中になってしまいます。
すなわち、もし彼らがこのまま(時期はいつにせよ)入籍~結婚という形になったら、
高尾流の解釈ならば、「天中殺結婚」ということになってしまうわけです。
しかしながら、前述のように、他流派では、天中殺中に同棲を始めても、
2年後の天中殺明けに入籍するならば、
それは「天中殺結婚」とはならないとしているところもあるわけです。
では、Sさんの場合、どうしたらいいのでしょう?
その対処法ですが・・・
このケースはもはや「天中殺結婚」となると断ずる高尾流ならば、
このまま同棲をしたとして、天中殺明けにいったん別々に住む期間を作り、再び同居する・・・
なんていういささかややこしい解決法を提示したりします(笑)
でも、僕は、現実的な鑑定の場においては、こういうややこしいアドバイスはしません。
すべてはめぐり合わせ、運命は流れの中にあるのです。
こういう時期に、こういう状況になったのも、
すべて自然の流れの中にあるのだということで納得した上で、とりあえず、
《2月4日以前の二人の運気を見た上で、日運天中殺にあたらず、
西方が合の時に住民票を大阪へ移し、荷物のいくつかを運び入れ、
ペアの歯ブラシやらスリッパやら揃え、2,3日泊まって同居の実績を作る》
《彼の天中殺中の2年間はSさんのペースで過ごし、今までのやり方、過ごし方を
あまり変えない》
《出来れば、入籍は天中殺明けまで待つべきだが、それは自然の流れの中で決めればよい》
今回もこんなアドバイスをしました。
かつて、初代・和泉宗章氏が『天中殺入門』を著し、算命学が初めてブームになった時、
和泉氏は、本の中で、「天中殺結婚をしたカップルの90%は離婚する」という
恐るべきデータを紹介していました。
当時これは本当なのだろうか?と、僕も大いに肝を冷やした思いがありますが、
はっきり言って、これは大げさです(笑)
というよりは、どうやらデータの解釈が違っていたようです。
これは、「天中殺結婚をしたカップルの90%は離婚する」ではなく、
「離婚したカップルは天中殺結婚が多かった」という言い方がふさわしいかと思います。
畢竟、天中殺とは、干支を作る「空間(精神)」と「時間(現実)」のうち、
「空間」、すなわち「精神」が欠けている状態をいいます。
ということは、「天中殺結婚」をしてしまった場合の最大の対処法とは、
お互いの精神的なつながりを大切にすることだと考えればいいのです。
お互いを思いやり、お互いを理解する・・・
自分に素直になり、相手にあって自分にないものは素直に受け入れ、相手を認める・・・
こういう意識を持っていれば、
たとえ(どんな流派の解釈で)「天中殺結婚」をしたとしても仲良くやっていけるはずです。
なにしろ、うちなんて、「天中殺結婚」をした「天剋地冲」のカップルですが、
いまだに別れずになんとかやってますから・・・
だいぶ何かが欠けてるカップルですけど(笑)
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渋谷の父 ハリー田西 “渋谷占い”
あと2週間ほどで、旧暦の新年、壬辰の年がやって来くるわけですが、
そもそも中国生まれの占いの多くは、旧暦にならい、2月4日(立春)を1年のスタートの時としています。
と同時に、この日から新たに辰巳天中殺グループの人の我慢の2年間が始まるわけです。
この2年間の天中殺期間中は、結婚、就職、転職、転居、新築、開業、開店などなど、
これまでの状況を変え、新しく“始める”ことは避けなければなりません。
“終わる”ことはかまわないのですが、“始まる”ことはダメ・・・
つまり、終わったら終わったままで、じっと時の経過を待つしかないのです。
この期間は、無理せず、肩の力を抜いて、受身で生きるに限ります。
さて、このところ僕のところには、この2年間、じっくり春の到来を待って、
雌伏の時を過ごしていた寅卯天中殺グループのリピーターさんたちが、
「ようやく天中殺が明けます」と言ってやってくるようになりました。
皆さん、ご苦労さま!いい勉強になりましたか?といったところですが・・・
そんな中、リピーターのSさんが、
「昨年末、彼が名古屋に転勤になったので、遠恋が嫌だったので、
私も会社に支店への異動願いを出して、2月から名古屋に行くことにしたんです。
そして、向こうで彼と同棲を始めて、いずれは結婚することになると思うのですが、
彼が辰巳天中殺であることを思い出して、大丈夫かなって思って来てみました」
と言って、訪ねて来ました。
いわゆる「天中殺結婚」の心配で来たのです。
この「天中殺結婚」についての解釈にはいろいろあります。
いえ、《天中殺中は結婚してはならない》という原理原則に違いはないのですが、
実は、《結婚のスタートをいつとするか》という認定の仕方に諸説があるのです。
というのは、一般的には《結婚の時期》には3つの解釈があるといえます。
(1)「同居した時」(同棲を含め一緒に住み始めた時)
(2)「結婚式を挙げた時」
(3)「入籍した時」
・・・の3つです。
では、いったいどれが《結婚の時期》なんでしょう?
僕が算命学を学んだ「算命学総本校・高尾学館」では、
このうち(1)の「同居した時」を、結婚生活のスタートとしています。
つまり、同棲をして、その後、そのまま入籍をした場合、
実質的な結婚のスタートは、「入籍した時」ではなく、
同棲、すなわち「同居を始めた時」とするわけです。
ゆえに、入籍はもちろん、結婚式をいつ挙げたかも、それほど重要な問題ではないのです。
しかし、高尾学館以外の流派では、結婚の時期の認定を、
「入籍の時」としているところもあります。
だから、占いは難しいのです(笑)いろいろな解釈があるから・・・
なぜなら、「いくら天中殺が明けるのを待って入籍したからといっても、
天中殺の時に同棲を始めたのだから、
それは天中殺結婚となる」と言う高尾流の解釈もあれば、
「いや、天中殺中に同棲を始めたけど、天中殺が明けてから入籍したのであれば、
天中殺結婚とはならない」
という真逆の解釈もあるわけで、
どっちの解釈を採用したにせよ、これって気分的にはどうもすっきりしないじゃないですか!
そこで、こずるい僕は、まずこう考えるわけです。
要は、上記の(1)(2)(3)の三つの時期のすべてが、
年運、月運の天中殺にからんでなければよいのだと・・・(笑)
でも、なかなか現実はそううまくはいかないのが世の常なのです(笑)
ちなみに、前出のSさんの場合ですが、勤務先の都合もあり、
名古屋への異動、引越しはどうしても2月の中旬にならざるをえません。
これが現実なのです。
ということは、同居のスタートは、彼の天中殺中になってしまいます。
すなわち、もし彼らがこのまま(時期はいつにせよ)入籍~結婚という形になったら、
高尾流の解釈ならば、「天中殺結婚」ということになってしまうわけです。
しかしながら、前述のように、他流派では、天中殺中に同棲を始めても、
2年後の天中殺明けに入籍するならば、
それは「天中殺結婚」とはならないとしているところもあるわけです。
では、Sさんの場合、どうしたらいいのでしょう?
その対処法ですが・・・
このケースはもはや「天中殺結婚」となると断ずる高尾流ならば、
このまま同棲をしたとして、天中殺明けにいったん別々に住む期間を作り、再び同居する・・・
なんていういささかややこしい解決法を提示したりします(笑)
でも、僕は、現実的な鑑定の場においては、こういうややこしいアドバイスはしません。
すべてはめぐり合わせ、運命は流れの中にあるのです。
こういう時期に、こういう状況になったのも、
すべて自然の流れの中にあるのだということで納得した上で、とりあえず、
《2月4日以前の二人の運気を見た上で、日運天中殺にあたらず、
西方が合の時に住民票を大阪へ移し、荷物のいくつかを運び入れ、
ペアの歯ブラシやらスリッパやら揃え、2,3日泊まって同居の実績を作る》
《彼の天中殺中の2年間はSさんのペースで過ごし、今までのやり方、過ごし方を
あまり変えない》
《出来れば、入籍は天中殺明けまで待つべきだが、それは自然の流れの中で決めればよい》
今回もこんなアドバイスをしました。
かつて、初代・和泉宗章氏が『天中殺入門』を著し、算命学が初めてブームになった時、
和泉氏は、本の中で、「天中殺結婚をしたカップルの90%は離婚する」という
恐るべきデータを紹介していました。
当時これは本当なのだろうか?と、僕も大いに肝を冷やした思いがありますが、
はっきり言って、これは大げさです(笑)
というよりは、どうやらデータの解釈が違っていたようです。
これは、「天中殺結婚をしたカップルの90%は離婚する」ではなく、
「離婚したカップルは天中殺結婚が多かった」という言い方がふさわしいかと思います。
畢竟、天中殺とは、干支を作る「空間(精神)」と「時間(現実)」のうち、
「空間」、すなわち「精神」が欠けている状態をいいます。
ということは、「天中殺結婚」をしてしまった場合の最大の対処法とは、
お互いの精神的なつながりを大切にすることだと考えればいいのです。
お互いを思いやり、お互いを理解する・・・
自分に素直になり、相手にあって自分にないものは素直に受け入れ、相手を認める・・・
こういう意識を持っていれば、
たとえ(どんな流派の解釈で)「天中殺結婚」をしたとしても仲良くやっていけるはずです。
なにしろ、うちなんて、「天中殺結婚」をした「天剋地冲」のカップルですが、
いまだに別れずになんとかやってますから・・・
だいぶ何かが欠けてるカップルですけど(笑)
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