恥ずかしながら『マリと子犬の物語』で大泣き！

朝、なにげなく新聞のテレビ欄を見たら、
夜９時から日本テレビで映画『マリと子犬の物語』があるというじゃないですか！
これでもう僕の１日の生活はバタンキューのノックアウト状態です。

なぜなら『マリと子犬の物語』は、過去１０年間に見た映画の中で最も大泣きした映画だからです。
だから、これを見らずにおられるかという感じなわけです。

ストーリーは、２００４年１０月２３日に起きた
新潟県中越地震の被災地・新潟県の山古志村（現在は長岡市）を舞台に、
船越栄一郎演じる長岡市の職員の家族と飼い犬の友情を描いた物語ですが、
地震、母子家庭、幼い子供、捨て犬、家族愛、兄妹愛・・・などなど、
もう泣かせるための必須要素がおせち料理のように全部揃っているので、
タオル無しでは見ることが出来ない映画なのです。

中でも、船越さんの５歳の娘を演じる女の子の演技が実に上手い！上手いなんてもんじゃない！
佐々木麻緒ちゃんという子役だそうですが、
この子が、被災後、村に取り残されたマリと子犬たちを捜しに行き、
「マリ～～～～～～～！」と心の底から声をふりしぼって叫ぶたびに、
僕は、今までに飼っては見送った愛犬たちを思い出し、
ドドド～～～ッと涙が出てしまうのでした。

麻緒ちゃんは、なんでもこの映画での演技で第１７回日本映画批評家大賞の新人賞にあたる
小森和子賞を受賞したということです。
やっぱり見てる人は見てるもんですね。

そんなわけで、本日は午後８時５０分にはおっとり刀で帰宅し、
完璧な“泣き”の態勢でテレビの前に座りました。

そして、泣きましたねぇ。泣かせてもらいましたぁ。
なにしろ、映画が始まる前の“このあとスグ！”という予告を見ただけで、
感情移入して、もう涙が出てしまったくらいですから、
うちのカミさんなぞ、「始まる前の予告の段階で泣いている人って初めて見たよ」と呆れていました。

そういえば、この映画が公開された時、
家族でお台場のシネマ・メディアージュに行き鑑賞したのですが、
この時も映画館の中であたりかまわずに嗚咽し、
カミさんから「恥ずかしいよ」と呆れられたのを思い出します。

でも、そういうカミさんも大泣きしているのですが・・・

ホントにねぇ。年を取ると涙もろくなるというけれど、母親の葬式でも涙が出なかったのに、
この映画を見るとなんでこんなに泣けるんでしょう。

涙には浄化作用があるので、こういうふうにたまには大泣きをするのも、
ひごろの垢落としというかウサ晴らしには良いともいえますが・・・

でも、映画を見終わった後、なんだかマラソンでもしたように、すっかり消耗していました（笑）


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渋谷の父 　ハリー田西　　“渋谷占い”

子供の頃長かった１日が最近はどうしてこんなに短いの？！

朝からせっせと事務所で原稿書きをしていると、
いきなり玄関のチャイムがピンポ～ン！
「おはようございま～す！」
と言って、占い教室の生徒のＫさんが現れました。

「あれ？Ｋさん、今日お勉強の日でしたっけ？」
「そうですよ」
「あれ～っ、そうだったんだ」

午前中、占いの教室が入っていたのをすっかり失念していました。
というか、てっきり来週だと思っていた僕の勘違い。
Ｋさんは先週、「たしか来週の予定の変更をお願いしたはず・・・」ということで、
いずれにしてもそれを予定表に書いておかなかった、
さらに確認を怠った僕のミスであります。

というわけで、原稿書きはそっちへ置いて、Ｋさんと勉強を始めました。
Ｋさんと一緒に勉強を始めたＳさんは、
途中に出かけた長～～い占いの修行の旅からまだ戻って来ていないので、
とうとう木曜日の教室はＫさんとマン・ツー・マンのまま、
この１年も終わろうとしています。

午後は、占い師の龍億が訪ねて来てくれました。
なんでも渋谷で行われた観象学の井上象英氏（←女性です）の講演を聞きに行って来たとか・・・
その帰りに手土産を持って来てくれたので、こちらもお礼かたがた臨時の授業です。

そんなわけで、ますます原稿書きが遅れ、後回しに・・・

この後は予約鑑定が２件入っていて、
その後、時間があればＨ先生が待っているお店へ行こうかと・・・
ただし、最初から「行く」ものと決めていると、いよいよ切羽詰まってしまうので、
「行けたら」ということにしてあります。

まったくねぇ・・・明日までに書く時事コントの原稿もまだだし、
というかそのネタすら思いつかない状態なんですからねぇ。

まぁのんびり行きます、のんびりと。


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渋谷の父 　ハリー田西　　“渋谷占い”

忙中閑なし！今夜は徹夜かも・・・

本日もさまざまな方にお越しいただきまして、
只今２０時１０分・・・
次のお客様がいらっしゃるまでの間を利用して、
ちょこっとブログの更新をしております。

なにしろ、つい先程は珍しく男性の方から、（僕のところは女性客がほとんどなので）、
「今から出来ますか？」という鑑定依頼の電話が入ったのですが、
「すみませんね。このあと一人お見えになるので・・・」と丁重にお断り申し上げました。

でも、なぁ～～んか僕の予感なんですが、その男性の方は、
このあとお見えになる女性のお客様と同じ渋谷にある某社の社員の方のような気が・・・
もちろん、お互い“渋谷の父”に行くとは知らないと思いますが、
その某社では今“渋谷の父”が大ブレイクしておりまして、
こんな時間に電話して、「今から・・・」なんて言ってくるのは、
夜まで忙しいそこの会社の方かなぁ・・・と。

その他にも、今日は、わざわざ静岡からも鑑定に来て下さいましたし、
僕が芸名の名付け親になった某タレントさんもプライベートな鑑定で来てくれました。
皆々様、本当にありがとう。

これは嬉しい悲鳴なのですが・・・
実は今日は空いている時間を利用して、特番の原稿を書こうと構えていたのですが、
鑑定とその準備と雑事に追われて作業がほとんど進まず、
この分では今夜徹夜で原稿を仕上げなくてはいけないようです。

また、明日も原稿書きを含めてやらなくてはならないことが多いのです。
もちろん鑑定もですが・・・

ところが、さっきいつものＨ先生から、
「明日そっち（渋谷）に行って、○○とかと飲んでるから、終わったら顔を出してよ」
と言われてしまいまして・・・

でも、僕の心境からすると、「終わんなかったらどうすんのよ」と言いたいところなんですが・・・（笑）

とにかくこの忙しさは心地よくもあり、
のんびりやで遊び好きの僕からすると困ってしまう部分もあり・・・
なんとも痛し痒しですね。



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渋谷の父 　ハリー田西　　“渋谷占い”

やっぱり占いは当てなくちゃ、当たらなくちゃいかんですね。

皆様、俄然、予約殺到でチョー忙しくなって来ました！
なんで？やっぱり年末なんですかねぇ。
それとも父親の墓参りが効いたかな？

おまけに放送作家の仕事のほうも年末の特番やらなにやらで原稿書きに追われて大忙し、
早々店じまいをして飲みにいくことが出来ないよ～～～！
とほほ、これじゃあ真夜中に飲みに行くしかありません・・・（わざわざ行かなくてもいいちゅーに！）

さて、予約殺到の要因の一つには、
ある女性のお客様に対して行った鑑定が見事に的中したことがあります。

その彼女は、ある年上の独身男性を好きになりまして・・・

ところが、その彼には長～い間つきあっている恋人がいて、
彼の話しぶりだと、お互いの年齢のことや恋人への責任ということも考え、
そろそろ結婚・・・という雰囲気だったそうです。

でも、彼女は自分の気持ちがどうしても抑えられなくて、
僕のところに相談に来たのです。

その結果、僕は、「今年の年末までには結果が出るでしょう。
僕の鑑定によれば、その彼女には申し訳ないけど、
あなたが正直な気持ちを告白して押せばあなたの勝ち！
来年はおそらくゴールイン出来るでしょう」と言いました。

そして、その言葉が、彼女の背中を押したのかどうかわかりませんが、
彼女は僕のアドバイスに従って実行し、
まさしく僕の予言通りに、想いが叶ったというわけです。

そんなわけで、彼女はもうルンルン気分で、友人たちに
「“渋谷の父”の占いは本当にすっごく当たるよ」と話してくれたみたいです。

おかげで、その友人たちから次から次へと予約が入ってくるわ、入ってくるわ・・・

面白いのは、その友人たちは「○○さんの紹介で・・・」と言わずに
それぞれこっそり（？）予約を入れて来て、
訪ねてきた時に、それぞれ「実は、私、○○さんの友人で・・・」と話すもんですから、
こっちは「えっ、あなたも？」って感じです（笑）

まぁこういう口コミで“渋谷の父”の評判が広がるのは、正直とってもありがたいことです。

とりあえず、そのきっかけを作ってくれた○○さんに力いっぱい感謝！
同時に、彼女の幸せを祈ります！

○○さん、もしこのブログを読んでくれていたなら、また来て下さいね。
友達の話だと、今は公私ともにソートーに忙しいみたいですけど・・・



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渋谷の父 　ハリー田西　　“渋谷占い”

縁があれば復活することもあります！

「彼にふられてしまったんですけど、またつきあいが復活することはありますか？」
という相談を受けました。

縁があれば、またつきあいが始まる、というか縁の糸は切れずにつながっているので、
また縁があるカップルはいったん別れてもつきあいが復活することがあります。
その縁がより強いものであれば、尚のことです。

逆に言うと、縁がない、あるいは縁が弱ければ、
一度壊れたものが元通りになるには相当に大きな力が必要となります。

この彼女の場合は、以前にも一度別れて、
しばらくブランクがあった後でつきあいが復活し、
今回また別れたということですが、
二人の命式を見ると、かなり強い縁でつながっているので、
また再び関係が復活するということもあるはずです。

冒頭でも書きましたが、
このように、縁があれば一度別れても種々の条件が揃えば、
十分につきあいが復活することは可能なのです。

その条件の一つに“共通干支”があります。
二人の陰占の命式を比べた時、
お互いの命式に一定の関係を備えた干支が存在する場合、
それを共通干支と呼び、その二人は“縁”があると判断します。

この彼女の場合は、一方の日干と相手の月干支が、
大半会している関係でした。
これはとても強い縁です。
この縁を今後とも大切にすると同時に、
お互いの今後の人生の中に生かしていってほしいと思います。

とはいえ、お二人の天中殺やら、もろもろの条件を考えると、
微妙な問題もあるので、その点をじっくりとご注意申し上げました。

そうこうしていううちに鑑定を終えたらもう１０時半を回っています。
このブログを書いて、
どこかでオツカレサンの一杯をやって帰るとしますか・・・



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渋谷の父 　ハリー田西　　“渋谷占い”

１２月１２日は父の命日でした・・・

いやいやいや寒くなりましたね。

実は、１２月１２日は父親の命日だったもので、
朝、同じ区内にあるお墓に行きまして、線香をたむけてまいりました。

僕の父が亡くなったのは、平成１２年の１２月１２日でして、
イチニ、イチニ、イチニとまるで行進をしているような按配ですが、
おそらく父の誕生日は忘れても、
こういう日に逝った命日は一生忘れないでしょうね。
両親を、先祖をいつまでも忘れることなく供養し、敬う気持ち、
それはきっと自分の助けになります。
困ったら、迷ったら、お墓に行け・・・であります。

そうしたら、昨日たまたま鑑定にいらした女性は、
１２月１２日生まれだというじゃないですか、
「なんかつながってるね」と言いました。

また、この方と一緒にいらしたお友達は、うちのすぐそばに住んでいることがわかり、
またびっくり！
呼ぶんですねぇ、いろんなことが・・・
ここにもシンクロニシティーがありました。

夜は、Ｈ先生が、
「昨日のある忘年会ですっごいまずい料理を食べて悪酔いしたから、
美味しいやきとりと鍋が食べたいね」というので、
ふた家族で武蔵小山の「鳥ひろ」に行きました。

「やっぱり冬は鍋だね～」これは僕とＨ先生の共感の叫びでした。


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アリババから石黒ケイまで、今日も僕は忙しい・・・

ユーミンの「冷たい雨」か日野美歌の「氷雨」かというくらい
東京は冷たい雨の１日でした。

おとといいつも行く「居酒屋（店名）」のマスターが、
「あさっては１２月にしては珍しいくらいの大雨で寒いらしいですよ」と予告していたのが、
そのまま現実になるありがたくない天候でした。

ま、こんな時は例の”ぬりかべ”のようなダウンコートが効きますね。

２ヶ月に１回ある小学校の「読み聞かせ」のボランティアに行ってきました。
この「読み聞かせ」は、授業開始前の１０分に、
父兄が子供たちに朗読をしてあげるという試みです。
僕は、上のお姉ちゃんが小学生だった時からずっとこの父兄ボランティアに参加して来ました。

さて、今回の「読み聞かせ」の題材は何にするか？
前回、アンデルセン童話の『はだかの王さま』という
非常にオーソドックスな題材を選んだところが、
逆に大ウケだったので、今回の題材選びが難しいところです。

それでも数日前に、自由が丘のＢＯＯＫ－ＯＦＦに行って、
その候補として３冊ばかり児童書を買い込んで来ました。

そして、家で、カミさんと子供に、
「このうちどれを読んだらいいだろうか、選んでくれ」と、
選択を頼んであったのです。

そんな彼らが選んだのは、アラビアンナイトの『アリババと４０人の盗賊』でした。
これも『はだかの王さま』に負けないくらいに非常にオーソドックスなお話です。

朝、娘と小学校までトボトボと歩きながら、娘に、
「やっぱり最初は、アリババって知ってる？って聞いて、
アリババというのはアリのばあさんじゃないよって言って笑わそうかな」と冗談ぽく言ったら、
「勝手にすれば！」と冷たく言われてしまいました（笑）
まったく、とほほ・・・です。

それにしても、改めて『アリババと４０人の盗賊』を読むことにしたものの、
この作品はトンデモナイ内容だいうことに気づき、
とりあえず、読後に子供たちにその部分をフォローをすることにしました。

というのは・・・皆さんはこの『アリババと４０人の盗賊』という物語をご存知ですか？

物語は、ある時アリババという青年が、
盗賊たちが盗んだ財宝を保管してある洞窟を発見するところから始まります。
アリババはその財宝を横取りすることで大金持ちになり、
その財宝を取り返しに来た盗賊たちを、召使の女性の機転で返り討ちにして、
さらにはその復讐にやって来た盗賊たちのお頭まで殺し、
最後はその賢い召使の女性と結婚するというお話です。

でも、この話は教育上はあまり良い話ではありませんよね。

なぜなら、アリババは盗賊たちが盗んだ財宝を猫ババしてしまうんですから・・・
そして、悪人とはいえ、正当防衛とはいえ、盗賊たちを皆殺しにしてしまうんですから・・・
つまりアリババこそ真の泥棒、真の悪党じゃないですか！
いかに盗品とはいえ、それをさらに盗むなんて行為は、また人を殺すなんて行為は、
明らかに犯罪であって、決して良い行ないではありません。

それが気になったものだから、
読み終った後、少々弁解がましいというか、しつこいようですが、
「アリババの話はさておき、みんなは盗んだものを発見した時は、
警察に届けよう！」と話しました。

まぁホント、このへんは昔の物語って、
善悪を教える教訓話ではないので、作り方が大雑把ですね・・・
その点、こういう「読み聞かせ」の題材にふさわしくはないのかもしれません。

夜は、原宿のアストロホールで行なわれた
シンガー・ソングライターの石黒ケイさんのライヴに行きました。

石黒ケイさんは７０年代の終わりから８０年代にかけて活躍した
ニューミュージック系のシンガー・ソングライター。
女優としても活躍していた時期がありますが、
平成に入って以降はほぼ引退状態でした。

そんな彼女が、このほどカムバックし、活動再開。
今年の１０月にはニューアルバムをリリースし、
今回はそのアルバムの発売記念のライヴでしたが、
彼女からジワーッと立ち上る気だるい、なんともいえないフェロモンと、
まるでスローフードを口にしているような魅力がにじみ出たステキなライヴでした。

来年は寅卯の天中殺に突入するケイさんですが、
昨日も書いたように、
寅卯天中殺というのは天中殺の期間にドカ～ンと悪いことが出ないことがあります。

その点では、彼女の場合はあのスローフードのようなペースを貫いて生きていれば、
そんなに天中殺の影響も出ないように感じました。
ただ、「よーし」と頑張っちゃうと後でしっぺ返しが来ることも必定ですが・・・
ま、彼女に限ってそんな心配はないかな（笑）


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それでも“ぬりかべ”おぢさんは行く・・・

「ぬりかべ」といったら、『ゲゲゲの鬼太郎』に出てくる妖怪のことです。

ところが、厚手のダウンコートを着込んでいざ出かけようする僕のことを、
うちのカミさんは、言うにことかいて、
「ぬりかべみたい！」と言うんです。
これって、誉められているのか笑われているのか・・・
おそらく１００％後者でしょうが（笑）
最近メタボ度がまた一段と増した僕は、ダウンを着るとまさにぬりかべ状態、
たしかに笑いながらも反省すべき点はありますね。

そのぬりかべの僕は今日も忙しく渋谷の事務所へ・・・
季節がら朝から超忙しく、溜まった原稿書きに励みました。

さて、夜になって、例の３０人分の運命鑑定の依頼をして来た
某社の若手社員が同僚と３人でやって来ました。

３０人の来年の運勢をランク付けしろという乱暴な依頼（笑）
「テレビの星占い」は世の中の人を１２の星座ごとにグループ分けして、
誰と特定できない上でやっているから成立しているのであって、
特定の３０人の運勢に順位をつけるというのは、真剣に占えば占うほど辛いです。

でも、あえて、「これは余興であって、運気が悪い人に注意を促すということで・・・」
とかクドクド前置きをしてから、鑑定の報告をさせてもらいました。

でも、運命というのが実に不思議で面白いのは、
僕がまったく事前情報なしに、３０人の中からベストワンに選び、
「この方は来年は昇る朝日のように大出世の年です」と指摘した方は、
今もグングン出世街道を突っ走っている男性、
３人とも思わず息を飲んでいました。

さらに、不思議なというか、因縁を感じたのは、
その逆で「来年の運勢が最悪の方です」と選んだ社員・・・
なんと、それはこの企画を持ち込んできた寅卯天中殺の若手社員だったのです。

その方もさすがにショックを受けたようですが、
「僕がワーストワンのほうがシャレになってよかったです」と言ってくれたので、
僕も肩の荷が下り、
その分じっくりとその対応についてのお話をさせていただきました。
とてもナイスガイな青年でしたよ。妻帯者ですけど・・・

ちなみに寅卯天中殺というのは、
他の天中殺のようにその年に悪いことがすんなり出ないこともあります。

でも、「なぁ～んだ、平気じゃん」といい気になっていると、
その時に蒔いた悪さの種が辰巳の年になってド～～ンと降りかかってくる・・・
なんてこともあるから注意が必要です。


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月運天中殺が明けたとたんに・・・

昨日で戌亥の月運天中殺が明けたとたんに仕事が殺到（というほどでもありませんが）、
怠け者の僕をして、まぁまぁ適度に忙しくなって来ました。
もうテキメンですね

また、「月の天中殺が終われば状況も変わりますよ」と言って、
慰めてきた同じ戌亥の天中殺のお客様からも嬉しい報告が入って来ました。
皆さん、運命に逆らっちゃダメです。
でも、決して負けてもダメです。

ところで、月運の天中殺が明け予約殺到で、いいんだか悪いんだか、
ヘンな（なんて言ったら怒られちゃいますが）鑑定依頼も受けてしまいまして・・・
渋谷にある某会社のナントカ部の忘年会の余興に、
社員３０人分の来年の運勢を占って、
それをベストテン、ワーストテン風に発表し、一言ずつコメントをしてほしいとの依頼が・・・。
僕も「はいよ」と引き受けたものの、コメントは一言ずつでいいとはいえ、
結局は３０人分の運命鑑定をしなくてはいけないため作業自体は大変です。
第一、人の運勢に良い悪いのランク付けをするなんて、
しかも３０人分も、
これはけっこうデリケートな部分も孕んでいて問題が多いし、
僕としてはあまりやりたい仕事ではありません。

でも、「そこはまぁ余興ですから・・・」と説得されて、
「はいよ」とばかりに引き受けてしまったんですから、
僕も「なんだかなぁ・・・」です。

しかも、それをグロスでいくらの、
実にリーズナブルな料金で引き受けてしまったので、
なおのことトホホであります。
まったく相変わらず人がいいといえば人がいいんですが・・・

まぁ、同じ渋谷のご町内のよしみということで、
“渋谷の父”の宣伝になればよしとしましょう。

寒くなりました。
ダウンコートに身を包み、キーコーキーコと自転車のペダルを踏んで、
夜道を帰って来ました。お疲れさま、自分！


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クレームに見る「卜」の難しさ

占い師の知人から、
「同じ店に出ているタロットの占い師に対するお客様からのクレームが多くて、
フォローが大変。どうしたらいいかしら？」という相談を受けました。

なんでもカードをシャッフルして、それを並べ、
リーディングするという一連の動作はさておき、
実際の回答は１分くらいで終了してしまうらしく、
お客様がそのあまりの回答の短さに不満を漏らすのだそうです。

つまりは、そのタロットの占い鑑定についていうと、
鑑定の時間と料金とお客様の満足度の釣り合いがとれていないわけです。

要はいかに鑑定時間が短くても、その結果に対して、
お客様が「当たっている」、いや「当たっているような気がする」という満足感があれば、
それほどクレームも来ないともいえますが、
それにしても、お答え１分じゃ、いくらなんでも短くすぎますよね。

それでなくても、タロット占いというのは占う人間の能力にかなり頼むところが大きく、
誰でも手軽に出来るものの、逆に「当てる」のが非常に難しい占いだともいえます。

とりあえずは、その問題ある占い師にはちゃんとクレームがあったことと、
どうしたらよいかの話し合いをするべきでしょうと意見を述べさせてもらいましたが・・・

一口に占いといいますが、中国では占いを「命」「卜（ぼく）」「相」の３種類に大別しています。
（「命」「卜」「相」に「医」「山」を加え、「五術」ともいいます）

この「命」「卜」「相」の中で、最も占いの原点ともいえるものが「卜」です。
「卜」とは、偶然を利用して、一つのテーマの状況や展開を占うものをいいます。
たとえば、タロット占いやトランプ占い、周易、断易などのいわゆる易学、
また、手近なところでは花びら占いやおみくじなどもこの「卜」の範疇に入ります。

でも、手近ではあるものの、これらの「卜」は“当てる”という点になると、
前述したようにその占いをする人間の能力次第で大きな差が出てくるともいえます。
すなわち、よく「当たる」と評判の易者やタロット占い師は、
それだけ高い能力を持っているともいえるわけです。

僕の知り合いのあるタロットをする占い師は、ご主人が病気で倒れてからというもの、
鑑定に邪念が入る過ぎて精神集中が出来ずに
すっかり「当たらなくなってしまった」と自信喪失し、
ついには占い師を辞めてしまったくらいです。

そのくらい占いとは、なかんずく「卜」は難しいのです。

その点、算命学や四柱推命、九星気学などの「命」や手相、姓名判断などの「相」は、
その理論をより深く学び極めていくことで的中の精度を高めていくことが出来るので、
僕のような平凡な人間でも努力次第で使いこなしていくことも可能なわけです。
もちろん、プロの占い師としてメシを食べていくならば、
どんな占いをするにしても、要はより深いさらなる勉強が必要なことは言うまでもありません。

う～～ん、占いの道に極まりなし！か。


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